徒然
今年もよろしくお願いいたします。 一七年目の定点撮影はまずまずのコンディションと思えたが、実際には大気の揺らぎが多い初日の出。 さて、一七年の系譜。撮影機材の違いこそあれ、撮影地点はほぼ定点。元朝時に一度も雨雪がなかっただけでも奇跡的ではな…
昨朝のこと。太陽を取り囲む巨大な輪ハロ(Halo)が出現した。日暈(ひがさ・にちうん)とも呼ばれるこの現象、発生原理はネットを検索すれば簡単に調べることが出来る。便利な世の中ではある。で、ハロは雨の前兆であるらしいのだが、なるほど翌日(つまり今…
目白(メジロ) 気が付けば地元池のオシドリは去っていた。桜前線に追われるわけでもあるまいが、例年ソメイヨシノが開花する頃彼らはいなくなる。そして裏山では梅や河津桜系統の花樹が散り、ソメイヨシノが短い我が世を誇り始める。 花蜜狂のメジロたちに…
初日の出 定点定時撮影16年目。一条の雲さえ無い地平からの初日は2018年以来。 2022初日の出 定点撮影 06:58 暁月 そのおよそ二時間前、今年最初の月が地平に現れた。 2022/01/01 06:00 暁月 明日の月出は日の出の僅か37分前。高度不足のうちに太陽のもたら…
オオガハス(大賀蓮) オオガハスの開花期も終盤。何年かぶりに梅雨らしい梅雨だったが、明けたとたんの猛暑には参ってしまう。 もともと夏耐性が高い方ではなかったが、加齢と運動不足のダブルパンチで休日は引き籠もり傾向の為体。 4PM、日盛りは過ぎたろ…
昨年の我が家は幸にして疾病とは無縁。仕事柄コロナ禍には例年より忙しない日々を強いられた感すらある。なかなか休めないけれど、世情からすれば日々の糧があるだけでもありがたいと思うこともしばしば。 未だ終息はおろか収束の目処さえ立たないコロナ禍だ…
ノビタキ♂(野鶲) 【スズメ目ヒタキ科】 2回続けてのノビタキ、今回登場のオスをバードウォッチャーは「のび太」などと親しみを込めて呼んでいる。 頭部や目の周辺が黒い鳥は撮り手泣かせだ。よほど光線状態に恵まれないと目が判らなくなってしまう。オナ…
名月は雲間を照らす 朔(新月)から数えて十五番目の夜が満月とは限らない。今宵は満月ひとつ前の小望月。より正確を期すなら明日の13:33頃が満月ピークなので、明晩の月の出あたりが最も丸い月となる。 何年かぶりで東を昇る名月を撮ろうと朝から仕事車に機…
台風15号接近 家族の送迎にクルマを出そうとしたところ、突然の日照り雨。台風前にキツネのお嬢さんは嫁に行くのかなどと馬鹿なことを考えていたら、一瞬の後にはバケツをひっくり返したような土砂降りとなった。せいぜい10分程のことだったが、台風からの風…
夏の終章 朝からまとわりつくような湿った空気。時折降る雨が鬱陶しさに拍車をかける、「残暑」を絵に描いたような一日。と思っていたのだが、西陽とともに雲がちぎれ何やら秋めいたそよ風が吹いてきた。どれだけ暑さに喘ごうが、季節は歩み続けていたらしい…
記念艦「三笠」(HIJMS MIKASA) 横須賀に「三笠」を訪ねてきた。司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」を読んで以来、いつかはと思いつつ今日になってしまった。名目上は記念艦だが氷川丸のように浮いているわけではなく、陸上に固定された状態で横須賀市三笠公園…
夕景と習い性 フロントグラスに展開した光景に気を取られ、駐車スペース探しも気ぜわしく駆け込みの一枚。数分ほどタイミングを逸した感もあるが、さすがに路駐は憚られたので致し方ない。 撮り終えてみればだからどうしたという類いの夕景。若かった自分な…
長く生きていれば多少の故障はあたりまえ。かくいうヒゲボウズもその一人。なのだが、またひとつ故障が加わった。ここしばらく利き腕の痺れに悩まされている。 重い腰を上げ受診し、症名も治療法(というかつき合い方)も判ったのだが、腕力と指先の反射神経…
タイトルに使っておきながらなにを今更だが、晩夏・晩秋はしっくりくるけど晩冬・晩春には少々違和感がある。より明るい季節に向かっていくのに「晩」はそぐわないかと。あくまでも個人の感想ですけどね。 閑話休題 ツグミ(鶫) 【スズメ目ツグミ科】 ツグミ…
モズ(百舌)♀ 【スズメ目モズ科】仕事で訪ねた住宅地では早くも梅がチラホラと。花蜜に誘われたメジロの小群を蹴散らすが如く現れたのは、花とは無縁な印象のモズ。ひょっとするとメジロを狙っていたのかもしれない。 ↑ ブログ休眠中の蔵出画像。 小さな猛…
ヘッドホンのこと ヒゲボウズの場合、スマホの用途は7割方携帯音楽プレーヤー。 PCでiTuneを使っていることもあって、同期が楽なiPhoneに乗り換えた。 使ってみると添付イヤホンの音質がなかなか良いのだが、どうにも耳とのフィッティングがよろしくない。 …
id:mimozaaiさんのペルー旅行記 を拝読しながら思い出した。 1982年の2月、旅の途上ペルー太平洋岸の町イカの街角で、テレビニュースの画面に釘付けとなった。 滑走路端とおぼしき海中に見慣れた鶴丸マークの旅客機が半ば水没している映像が流れていたから…
自室のLANとPC環境で、かれこれ一週間ほど前からやっかいなネットワークのトラブルが生じていた。 唐突にメール送受信とブラウジングが劇遅となる現象。 ようやく原因を特定し復旧に至ったのだが、連夜の作業でほとほと疲れてしまった。
OSをWindows8.1に変えて10ヵ月。この間自分のホームページは放置していた。 理由はXPの初期に購入し使っていたWeb制作ソフトがWin8.1未対応だったこと。 ようやく最新版の制作ソフトを購入したので、更新というよりリニューアルしようかと考えている。 まず…
ジャポニカ学習帳の表紙から昆虫のクローズアップ写真が無くなるそうだ。 児童や保護者、そして教師からの「気持ち悪い」という苦情が理由だという。 野原の遊び場が消滅した時代を生きる子供たちにとって、昆虫はグロテスクでしかないのだろう。 ましてや生…
2015年カレンダー「あるいは月の物語」の印刷データを無償配布します。 写真画質をA4以上で印刷できるカラープリンターなら問題なく印刷できるはず。 データそのものはA3で作成しましたが、A4プリンターでも問題なく縮小印刷できました。 我が家の4色インクA…
前回も書いたが、来季用のテーマは「月」のある風景。 表紙のタイトルは「あるいは月の物語」としてみた。 なんだかんだと日に2〜3時間程度の作業で3週間がかりの作成工程。 Adobe Illustratorなど、ベクターイメージ編集ソフトを持っていないので、すべ…
性懲りもなくカレンダーの作成を思い立ったのだが、今季は腰痛などで鳥撮りが思うに任せていない。 いっそメジロだけででっち上げることも考えたのだが、どうも夏のメジロは緑に緑で纏まりがつかない。と、一度は頓挫しかけたのだが、目先を変えて「月」をテ…
娘は二月に二十歳を迎えたが、家族の休みがバラバラで写真を撮れずにいた。 それでも桜花の下で撮ってほしいとの希望を入れて、花片舞う中撮影を敢行。 今回は家人が仕事で都合がつかず、父娘だけでの撮影行。 メイクや着付けの乱れを直してあげることもかな…
流れる雨滴と花片の取り合わせが妙に美しいのは草臥れかけた愛車のボンネット。 三分咲きほどのソメイヨシノに影響は少なかろうけれど、ピークを過ぎかけた花樹には花散らしとなる風雨。 今日の蔵出しチョイスは数年前の時ならぬ霙にふるえた早咲き桜。 漸く…
WindowsXPのサポート期限が迫っている。 外部と遮断したスタンドアローンなら使い続けることも可能だが、、ネット環境での使用は危険なものとなっていくはずだ。 しかも2007年以来使ってきたレタッチソフトPhotoshopCS2はサポート期間を過ぎており、XPにさえ…
メインPCの修理とリストアも完了したことだし、余勢を駆って年末に買い損ねたカレンダーを自作することに。 制作するのは2007年版以来だが、今回はあくまでも自分のニーズを満たすため。 無理矢理感はあるが、朔・上弦・満月・下弦と最小限の月相を入れて…
大晦日から起動が怪しくなっていたメインPCが、元日早々逝ってしまった。 ハードウェアの組み換えやシステムのリストアなど、何やかんやと今日の午前中までかかって完全復旧。 バックアップがあったのでほとんどのデータは守ることが出来たのだが、12/31〜…
あまりにも有名な「奥の細道」序章冒頭。 この一節が妙に心を揺さぶるのは歳のせいだろうか。時の経過を眺めるでもなく逆らうでもなく、身を委ねて流れていこう。 そうすることで己もまた人生の旅人でいられそうだ。今まさに過ぐる年、拙写駄文におつきあい…
先週は普段のテリトリーを離れ、山梨県の某所に通う日々を過ごした。 無駄に長身なヒゲボウズには窮屈過ぎる軽自動車で往復6時間。しかも行程の半分は九十九折りの山道。 着いた先ではそれなりに緊張度の高い作業。これを一週間続けたら背中と股関節が悲鳴…