2014-01-01から1年間の記事一覧
【タカ目タカ科】環境省レッドリスト準絶滅危惧(NT) 数か月前、秋の気配をよそに京浜エリア運河沿いの道路で渋滞にはまっていた。 川面は土手に阻まれて見えないものの、上空を行き交う鳥たちの姿に焦りと退屈を紛らわせていたのだった。 カワウに幾種類か…
【キツツキ目キツツキ科】 一年ぶりに遭遇したのだが、遠目には樹木の瘤かと思ったほど溶け込んでいた。 モズを捉えた視界の端にいてくれたので気が付いたけど、そうでなければ見落としていたことだろう。 アリスイの名は長い舌を使って蟻を絡め捕るさまに由…
ジャポニカ学習帳の表紙から昆虫のクローズアップ写真が無くなるそうだ。 児童や保護者、そして教師からの「気持ち悪い」という苦情が理由だという。 野原の遊び場が消滅した時代を生きる子供たちにとって、昆虫はグロテスクでしかないのだろう。 ましてや生…
輝面比100%の満月を撮ろうと、ジャスト時刻に撮影を試みた。 2014年12月6日21時26分・輝面比100%、正真正銘の満月。 事前にカメラの時刻設定を調整したので、おそらく秒単位の誤差しかないはず。 さすがに全周にわたって翳りがない。 一方こちらは月の出から…
【キツツキ目キツツキ科】 都内の公園で見かけもすれば亜高山帯に迫る山域でも普通に生息している。 ある程度の樹木があって、餌となる虫がいれば生きていけるといえばそれまでだが、 真夏の低地から冬の高原林までの幅広い温度域で活動できる適応力。 そし…
上記表題の長谷川きよしコンサートを聞いてきた。 素晴らしい、理屈抜きで。 彼の持ち歌の数々は言うに及ばず、カヴァー曲も絶品揃い。 中でもセルジオ・メンデスのカヴァー「マシュケナダ」は凄すぎる。 半端じゃないギターと美声、そしてコスマス・カピッ…
かなり激しく降った時間帯もあったのだが、14時頃から急速に回復。 待望の上弦月は地上からの水蒸気をものともせず煌々と輝いている。 ドンピシャは19:06だったので28分ほど過ぎての撮影だが、これなら上弦と呼んでも差し支えないだろう。 しかしまぁ鳥撮り…
【スズメ目シジュウカラ科】 シジュウカラは樹上性の野鳥だが、灌木や地面での採餌も厭わない。 秋が深まり落葉が進むとそうした傾向が目立ってくるような気がする。 落葉の中に餌となる昆虫類が潜んだり種子が落ちていたりするからなのだろう。 野鳥の撮影…
【カモ目カモ科】 久しぶりに自宅を起点とした徒歩徘徊。 尾根沿いから谷戸地を歩き回ってたどり着いたのが、我が家から数分と離れていない雨水調整池。 サギ類やカワセミを見つけるつもりで向けた視線の先には、オシドリが寂しげに浮かんでいる。 思い出し…
日の出30分前の空。 仄かな地球照を抱いた眉月が浮かぶ。 けれど15分後には明るさを増した空に溶け込み見失ってしまった。 煌々と輝く月も美しいけれど、儚く薄い月のもたらす情感は格別だ。 ちなみに明日の21:32頃が新月。 明朝は月出時点での太陽との角度…
【スズメ目ツグミ科】 人里に秋の深まりを教えてくれるのは、ジョウビタキの囁きとアオジのヒソヒソ話。 フロントガラスの着氷を落としながら、背にする鳴き声の気持ち良いこと。 鳥好きにとってはさしずめ水浴美人絵図といった風情なのだが、趣味を解せぬ人…
2015年カレンダー「あるいは月の物語」の印刷データを無償配布します。 写真画質をA4以上で印刷できるカラープリンターなら問題なく印刷できるはず。 データそのものはA3で作成しましたが、A4プリンターでも問題なく縮小印刷できました。 我が家の4色インクA…
【スズメ目カラス科】 西日本には生息しないなど分布に偏りがあるオナガだが、ここ南関東では年間を通して見られる普通種。 とはいえ大概の留鳥がそうであるように、本種もまた落葉とともに目にする機会が増えてくる。 青灰色の美しい羽衣を纏っているのだが…
【コウノトリ目サギ科】 カモ類の渡来状況を見に出かけたものの、コガモ以外は確認できず少々落胆モード。 気の毒に思ったわけでもなかろうが、ダイサギが秋色を背景に流し目をくれた。 台風20号が太平洋上を逸れていく。 これでまた冬への移ろいが早まるこ…
今宵の夜空は満月に向かう月齢10前後の楕円月。言うまでもなく下の画像は蔵出しだ。 撮影は二年前の12月。東の空に輝く水星と眉月(月齢27.96)。このカットは来年用のカレンダー「あるいは月の物語」の作成過程で最後まで悩んだ一枚。 冬枯れた樹木の被りな…
立て続けだが長谷川きよし。黒いオルフェ > https://www.youtube.com/watch?v=hKoknP1O1rkオリジナルの楽曲も素晴らしいけれど、スタンダードを歌っても一級品に仕上げるなぁ。 なんとか生で聞いてみたいものだ。
前回も書いたが、来季用のテーマは「月」のある風景。 表紙のタイトルは「あるいは月の物語」としてみた。 なんだかんだと日に2〜3時間程度の作業で3週間がかりの作成工程。 Adobe Illustratorなど、ベクターイメージ編集ソフトを持っていないので、すべ…
久しぶりに聞いてみたけど、やっぱり凄い! 楽器は彼のギターとカホンだけなのに。なんというか饒舌だなぁ。 カホンの女性奏者(仙道さおり)も半端じゃない。↑は手元クローズアップバージョン。 通常アングルの引いた動画>https://www.youtube.com/watch?v…
性懲りもなくカレンダーの作成を思い立ったのだが、今季は腰痛などで鳥撮りが思うに任せていない。 いっそメジロだけででっち上げることも考えたのだが、どうも夏のメジロは緑に緑で纏まりがつかない。と、一度は頓挫しかけたのだが、目先を変えて「月」をテ…
一昨日(10/21)の日没前、太陽よりやや南寄りの空に虹色の雲を見た。 クルマを駐車場に突っ込みコンパクトデジカメで撮影を試みるも、Auto設定のWBが夕日に反応し今一つの再現性。 そこでPhotoshopを用いデイライト補正すると、見た目の印象に近い色合いが浮…
今宵は久々の皆既月食とあって、視界の開けた仕事場屋上で観望会を試みた。 ↑午後からの曇天にヤキモキしたものの、定番の橙色満月が地平を超えた段階では安堵の一息。 月出から30分経過したこの時点ですでに半影ゾーンに入っているのだが、肉眼では全く分か…
【スズメ目シジュウカラ科】 三カ月ほどブログを休んでしまった。 元はといえば多忙がきっかけだったのだが、夏バテやらなんやらズルズルと今を迎えてしまった。 その間の出来事を書き連ねるなど今更の感を拭えないけれど、先月のボタンインコ昇天が堪えてい…
【キツツキ目キツツキ科】 10メートルほど先から見つけたコゲラに「達磨さんが転んだ」作戦で距離を詰める。 苔むした桜の幹で虫探しに夢中なコゲラは、カメラを持つ怪しい髭坊主など眼中にない様子。 この個体、はっきりしないが目の後方にオスの証である赤…
早朝から照りつける陽光は真夏のそれだったが、午後には一転のゲリラ雷雨。 局地的な雨域を抜けてみれば、湿度を増した大気がなおさら鬱陶しい。 そして夕刻、満月は雲間を見え隠れしながら宙天を目指す。 天体写真的なクローズアップ撮影は早々に諦め、雲と…
満月ピークは明日の13時頃なので、16時間ほど早い分だけ左側の輪郭に翳りが残っている。 明夕の月の出直後ならピークから5〜6時間程度なのでいっそう丸いはず。 可能なら撮り比べて丸さの比較をしてみたいものだ。 昼過ぎまでは梅雨らしい空模様だったが、夕…
【カイツブリ目カイツブリ科】 時に自然は非情。 5個の卵から1羽が孵化したところで梅雨入り号砲の暴風雨が襲った。 浮巣とともに孵化直前の卵も流失してしまったそうだ。 生き延びた一番ヒナは、急拵えの仮巣では落着けない様子。 暴風雨の難を逃れた時と同…
三日月とは朔(新月)を一日とする旧暦で3日目の月を指す。 今宵は旧暦だと皐月4日なので、正確を期せば四日月ということになるのだろう。 さて6月。カイツブリの抱卵も気になるし、コアジサシの飛来状況も未確認。 いろいろあって鳥見に出かけられないの…
【カモ目カモ科】 井戸端ならぬ畦端で会議中のカルガモたち。 「今年の田起こしは遅かったねぇ」などと言い合っているのだろうか。 さて、一番手前の個体にご注目。この個体だけ後頭から首の後ろ側が黒ずんでいる。 おそらく何分の一かはアオクビアヒルや合…
【カイツブリ目カイツブリ科】 里山の灌漑用溜池ではカイツブリの恒例ヤキモキ繁殖が始まっている。 5個まで生んだ卵が一夜にして消失するなど前途多難ではあるけれど、めげずに新たな営巣を再開していた。 日曜正午の段階で2個を確認していたが、別の鳥に…
旧暦十三夜と聞けば満月二日前をイメージするのだが、実際の満月は四日後の5/15(旧暦17日)となる。 なるほど、十三夜月にしては細めなわけだ。 現用デジスコで撮影できる月面の限界も見えてしまい、スコープを夜空に向ける興を失ってしまった。 けれど、南…