2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

冬鳥一番乗り

コガモ(小鴨)の換羽 例えばカルガモのように年間を通して雌雄の外見上の差異がほとんど無い*1種類もいるが、多くのカモは冬季にオスのみが繁殖羽と呼ばれる艶やかな羽衣に身を包む。その最たる例がオシドリのド派手な繁殖羽だが、本種コガモもなかなかな変…

夏の終わりの狂乱

ヤマガラ(山雀) 9月、エゴノキが実を付けるとヤマガラの狂乱が始まる。警戒心をかなぐり捨てて夢中で貪る姿を見るにつけ、ネコとマタタビの関係を想起する。エゴノキの果皮や果実には有毒なエゴサポニン*1が含まれるそうだけど、それがヤマガラにマタタビ…

古城再訪

今帰仁城(なきじんじょう)趾 14世紀の琉球は北山・中山・南山の三大勢力が覇を争った三山鼎立(ていりつ)*1の時代。今帰仁城は北山王の拠点として成立し、中山によって滅ぼされた後も1609年の薩摩軍侵攻により炎上するまで監守の居城だったとあります。 …

アゲハはアゲハを擬態する

シロオビアゲハ(白帯揚羽) 奄美諸島以南の普通種だけど、ヒゲボウズは南関東の住人なのでついつい追いかけてしまいます。地元のスタッフから見ればスズメを珍しがるようなものなのでしょうか、なま温かい視線を頂戴しました。 さて雌雄不明なれど典型的な…

沖縄の最北

辺戸岬 辺戸岬(へどみさき)は沖縄本島の最北端*1。肉眼では22km北の与論島(鹿児島県)がかすかに見えていたけれど、写真では判らないのが残念。 岬周辺で縄張りを争っていたのはイソヒヨドリ。沖縄ではそこら中で見かける普通種ですが、最近は関東の内陸…

沖縄へ

出張なのが泣けてくる 8月上旬に南西諸島に居座り続け猛威を振るった台風6号*1の災害復旧に関わる仕事で2週間ほど沖縄北部に滞在していました。災害から3週ほど経過してからの訪島でしたが、別送した機材の到着が遅れるなど、インフラだけでなく物流への影響…