2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

四十雀(シジュウカラ)♀

【スズメ目シジュウカラ科】 秋の深まりとともに落葉も進み、風通しの良くなった枝から枝をシジュウカラをメインにエナガやコゲラにメジロが通過していく。林を巡回するカラ類の混群を見かけると近づく冬を実感するね。 このカットにはお腹が写っていないけ…

柳眉の月(月齢28.052)

月もここまで薄くなると月の出から日の出直前までの小一時間しか見ることが出来ない。陽が昇ってしまえば空の色に溶け込んでしまい、およその位置が分かっていてさえ見つけ難くなってしまう。 引いた絵面ならまだしも、拡大撮影には条件も厳しい。レタッチの…

有明の薄月(月齢27.050)

昼夜通しの仕事を終え、明ける気配が漂いはじめた夜空に急かされつつ帰宅。急ぎデジスコをセットし、夜明けのグラデーションに呑み込まれそうな薄月に筒先を向ける。このあと突っ伏すように寝床にもぐり込み、陽の陰る午後に漸く起き出して画像処理。この月…

秋嵐去る

嵐が去り、空を覆っていた雲は大急ぎで千切れていく。 雨に打たれた残柿ひとつ、秋の青空を待っていた。 久々の対角魚眼。 この柿、実際にはレンズから20cmほど。もっと寄りたかったけど身長が足りないよぅ。 撮影データ :Canon EOS 5D + SIGMA 15mm F2.8 EX…

尉鶲(ジョウビタキ)♀

【スズメ目ツグミ科】 鳴き声だけだったジョウビタキに漸く逢えた。今季初遭遇はいきなりの水浴びシーン。 理屈抜きだよね、やっぱ可愛いぃぃぃっ! ジョビエット嬢には逢えたことだし、次はジョビオ君、待ってるぜ! 撮影データ :Canon EOS 20D + EF400mmF…

蒼鷺(アオサギ)

【コウノトリ目サギ科】 好天だった3日前に撮ったアオサギ。野鳥撮影のセオリーを無視してあえて逆光を狙ってみた。この時季、午後二時の陽射しは早くも夕陽を思わせ赤味がかっった色合い。刈り取り後の蘖(ひこばえ)*1を優しく秋色に染めあげていた。 ア…

いくたびの櫻

外ではカワセミをファインダーに捉え、帰宅してからは「御宿かわせみ」を読み返す。東吾とるいの物語にはふくい舞の「いくたびの櫻」が妙に填るなぁ。 津川雅彦や笛木優子が出演しているドラマVer.のPVも秀逸。季節外れだけど久々のヘヴィローテーション(笑…

翡翠(カワセミ)♂

【ブッポウソウ目カワセミ科】 ジョウビタキを探して午後の里山に繰り出したのだが、農業用水の溜池でついついカワセミに引っかかってしまった。秋の陽は釣瓶落とし、あっという間に陽は陰り、本来の目的を達することなく帰宅する羽目に。などと言いつつ、久…

未明の臥待月(月齢20.009)

夜間の作業を終えて屋外に出てみれば、思わず襟をかき合わせるような木枯らし。見上げれば煌々とした月と意外なほどの星々。風故に激しく瞬いてはいるけれど、光害の激しい我が家周辺にしては珍しいほどの星が瞬いていた。 やはりと言うべきか、午前五時の月…

立待月(月齢17.697)

月の出から1時間半ほどは色といい形といい蜜柑のような月だったが、十分高度を稼いだ21時以降は色味の飛んだクリスタルな立待月。地表は無風だし雲の流れも遅いのだが、輪郭はユラユラと頼りない。昼間に暖められた大地から熱気が上がっているのだろうか。 …

丘葦鴨(オカヨシガモ)

【カモ目カモ科】 先週1羽のみだったオカヨシガモは、20羽を超える群れとなっていた。昨年や一昨年と比べると少々遅めの渡来だったが、先ずは一安心。 ↑メスはマガモのメスにも似るが、翼鏡が白いこととサイズが一回り小さいことで容易に識別できる。最も特…

雲間の不知夜月

雲に阻まれデジスコでの月面撮影を早々に諦めた。こんな夜はむしろ雲の織りなす模様を撮りたいとテーマを変えてみるものの、なかなか雲と月面の露出バランスが難しい。30分ほどの間に100枚ほど撮ったのだが、雲のグラデーションと月面の表情を両立できたのは…

土鳩(ドバト)

【ハト目ハト科】 原種をカワラバト、改良された伝書鳩などが再野生化したものをドバトと区別しているが、我が国での彼らは人工的に移入された帰化種といわれている。とは言え記録に残る最古の移入時期は飛鳥時代に遡るので、帰化種といわれても何を今更と思…

小惑星2005YU55

小惑星が無事通過、地球に大接近 月よりも近く 米航空宇宙局(NASA)によると、直径約400メートルの小惑星が米東部時間の8日午後6時28分(日本時間9日午前8時28分)、地球に最接近し、月よりも近い距離を通過した。この大きさの天体が地球に…

軽鴨(カルガモ)

【カモ目カモ科】 カルガモはその名に反してカモの仲間としては重量級。どうやらこの名は万葉の昔の「軽の池」に由来するらしい。奈良県橿原市にある剣池の古名とする説があり、万葉集に残る紀皇女(きのひめみこ)*1の恋歌に池の名とそれらしき鴨が詠み込め…

丘葦鴨(オカヨシガモ)♀

【カモ目カモ科】 オカヨシガモを今季初認。ただしメス一羽のみのいささか寂しい来着。この池には多い年で30羽ほどの同種が渡ってくるので、あくまでも先陣の一羽と考え後続を期待したい。 クチバシがマガモのメスに似るけれど、大きさは一回りほど小さい。…

木星

id:mhe7200さんのドブソニアンには遠く及ばないが、対物口径82mmでも縞模様はなんとか見分けることができる。 30枚ほどコンポジットで重ねてノイズを除去。所詮は用途の異なるフィールドスコープだもの、まぁこんなもんだろうなぁ。目を凝らせてみるとカリス…

九日月(月齢8.620)

このところ勤務シフトが目まぐるしく変わるので、体内時計が狂いっぱなし。今日も夜間の仕事が明けて、何だかボォ〜と過ごしている。ふらふら頭では鳥見の気分にもなれず、秋の気配はベランダからの月見で味わうのみの体たらく。 上弦から一日経った旧暦九日…

六日月(月齢5.564)

旧暦六日の月は三日月と半月(上弦)の中間的な欠け具合。神酒の海に接したテオフィルスがクッキリ浮かびあがり、南東面のクレーター群が一際美しく映える月齢だ。 こんな月を見上げていると多少の憂さは忘れられそうな気がする。毎度のことながら、無意識に…