2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

うわの空

お偉いさんの訓辞中、ふと見上げるとチョウゲンボウがホバリングしながら輪を描いていました。 信号待ちの交差点、上空を横切ったダイサギを目で追っていると後続車からのクラクション。 「うわの空」って鳥バカのためにある言葉のようですね。

オオスズメバチ

里山歩きで一番厄介なのがコイツ、オオスズメバチ。尾根筋の樹木で樹液に集っていたりするので、不用意に近づくと悲惨なことになりかねません。何しろ黒い物を攻撃する習性があるので、黒系のウエアやデイパックを背負っているときなどは近くを飛ばれただけ…

ホソヒラタアブ

アブといっても人畜無害なハナアブの仲間。11mmほどの小さなアブだけど、野辺の花や花壇でよく見かけます。幼虫はアブラムシを補食し成虫はせっせと受粉に勤しむ、園芸好きにはありがたくも心強い存在です。 それにつけてもクワガタやカメムシなど「ヒラタ」…

立待月(月齢17.287)

陰暦の十七日月は、日没後に立って待つ間に程なくして昇ってくることから「立待月(たちまちづき)」と呼ばれます*1。これからは日を追って月の出が遅くなるので、月齢の様をさす言葉も「居待月(いまちづき)」「臥待月(ふしまちづき)」「更待月(ふけま…

尉鶲(ジョウビタキ)♂

自宅の周辺でも例のヒンヒンヒンという消え入るような地鳴きが聞こえ、ツグミ科の先陣を切ってジョウビタキがやって来ました。昨シーズンと概ね同じ時期の初認。本来は好奇心旺盛で人の近くにでも寄ってくる鳥ですが、渡来直後のこの時期は警戒心が強いよう…

台風一過(月齢16.398)

あっと言う間に*1関東の南方海上を駆け抜けた韋駄天台風20号。 見上げれば、先ほどまでの風雨が嘘のように残滓の雲を月が照らしています。 さてと、明日は晴れそうだな。 *1:思わず耳を疑ったけど、ピーク時の速度が95km/hだった。こんなに速い台風は記憶に…

白鶺鴒(ハクセキレイ)♀

過眼線や頬のあたりに黄色味があるので若いオスかな? この個体を撮ったのは里山の稜線近くにある小さな畑。セキレイというと一般に水辺の鳥という印象ですが、ハクセキレイに限っては意外なほど水辺を離れたところでも見かけることがあります。この行動圏の…

今宵の月(月齢12.282)

今宵は十三夜。十五夜(中秋の名月)は中国伝来の行事だそうですが、十三夜は日本古来の風習だとか。満月に僅かに至らない風情を愛でるのは日本独特の感性なのかもしれませんね。 いささか無粋な痘痕面ですが、右下の白いクレーター「ティコ」は比較的新しく…

黄昏の月(月齢10.116)

暮れなずむ空にとけ込みそうなので、ちょっとコントラストを上げてみました。

嘴細鴉(ハシボソガラス)

我が家周辺では圧倒的に多数派だったハシブトガラスがどういうわけかめっきり減り、ハシボソガラスが勢力を拡大しています。ハシブトに比べると小柄でダーティーなイメージも幾分少ない彼らですが、ガァーガァーと濁った鳴き声はいただけません。

今宵の月(月齢9.255)

日没後は刷毛で掃いたような筋雲が朧な月を演出していましたが、この時間はすっかり晴れました。 北国から冬の便りが届きはじめ、いよいよ秋も深まります。 さて、このブログでも幾度が話題になった月面の「直線壁」。 画面真ん中の引っ掻いたような線がそれ…

翡翠(カワセミ)♂

朝夕は肌寒さを覚え、漸くの秋を実感する今日この頃。といっても九月まで夏日連発だった記録的な猛暑を反映するらしく、モミジには色づく気配がまったくありません。水面に張り出したモミジの枝で翼を休める若いカワセミ。季節の移ろいは飛び込む水温で実感…

黄鶲(キビタキ)♀?

薄暗い林の中、一瞬の遭遇でした。手がかりはたった一枚だけの情け無いボケボケカット。 候補はヒタキ科の4種、サメビタキ・コサメビタキ・エゾビタキ、そしてキビタキのメス。山を降りて南への渡りの途上だと思われます。この中でサメビタキやコサメビタキ…

メスグロヒョウモン

ヒョウモンチョウの仲間にはツマグロヒョウモンとメスグロヒョウモンというなんだか耳に紛らわしい名前が存在します。*1それぞれのオスはいかにもヒョウモンチョウらしい豹柄を身に纏っているけど、メスは装いを異にします。ツマグロヒョウモンのメスは南方…

壊れる連鎖

パソコン 一年ちょっと経過したショップブランドのデスクトップPC、一旦電源を落とすと再起動してもWindowsXPの旗マークのところで止まってしまいます。一時間ほど間を空けるとあっさり起動するし、休止モードからの復帰には問題がありません。うぅむ、熱の…

磯鷸(イソシギ)

カモの渡来状況を確認すべく地元の川に。出迎えてくれたのはイソシギでした。 久しぶりのデジスコ鳥撮りでしたが、今にも泣き出しそうな空模様。シャッター速度が稼げずに半べそです。 前後の「イソシギ」エントリーを読む>

里山散歩

久々の好天休日に、近所の里山公園を散策。ツクツクボウシが鳴いていたりアブラゼミを見つけたり、一体どうなっているのでしょう。記録的な猛暑の余波なのかなぁ。 池には既にコガモが来着していましたが、ツグミやジョウビタキなど山野の冬鳥たちはまだまだ…

ミゾソバ

夏から秋にかけての畦や湿地を小さく彩るこの花は漢字だと溝蕎麦と当てます。溝の近くに生えるソバと言うほどの意味なのでしょうが、実際に食用となるそうで、かつては飢饉の際などに人々の命を繋いだ植物だったとか。