2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

分類表記

10/27のエントリーで記したとおり撮影地については市区町村までを原則とすることにしたのだが、生物学上の分類も合わせて表記することにした。 正直なところこれまでも必要は感じていたが、記載はあえて避けてきた。図鑑やWikipediaを参考に記述してしまえば…

丘葦鴨(オカヨシガモ)♂

【カモ目カモ科】 関東沖を通過した台風が降らせた雨で我が家周辺の河川は水位が増している。ならば止水の池にはカモが集中しているのではなかろうかと押っ取り刀で出掛けてみた。が、意に反してさほど多くの個体は見られない。この池では今季初見のオカヨシ…

尾長(オナガ)

【スズメ目カラス科】 昼下がり、ゲーイゲーイと騒ぎ立てる窓外の喧噪に夜勤明けの眠りを妨げられた。起き抜けの惚けた頭で「ありゃぁオナガだなぁ」と思いはするものの、どうにも寝床を抜き出す気力が湧いてこない。麗しき乙女のウェークアップコールなど望…

撮影地と日付

過去一年ほど遡って野鳥や風景など掲載写真の撮影地と日付を表示することにした。東京近郊の市街地でもあんな鳥やこんな風景が身近に存在することを知っていただきたいとの思いを込めているつもり。だが一方では野鳥の生息地を不用意に知られるのも保全上よ…

白鶺鴒(ハクセキレイ)♂

【スズメ目セキレイ科】 ハクセキレイは水辺だけでなく公園や遊歩道などでも見かける街の隣人。希少となりつつあるセグロセキレイやキセキレイに目を奪われがちだけど、改めて見るとなかなかお洒落。あまり人を怖れぬ独特の距離感が愛おしくもある。 さてこ…

長元坊(チョウゲンボウ)♀

【ハヤブサ目ハヤブサ科】 今にも泣き出しそうな空模様に出渋っていたら午後になってしまった。シャッター速度の稼げないデジスコには暗すぎるだろうとデジタル一眼レフのみを携えてご近所を徘徊。収穫のないままに諦めかけたら獲物にありついた直後のチョウ…

雲上の望月

月をアップで狙えば雲の様子もある程度は表現できるが、引き気味だと明暗差が激しすぎて周辺が潰れてしまう。肉眼では美しい織りなす雲模様も、写真にしてみると興ざめとなってしまう。いやはや「肉眼の印象」とは難しいものだ。 10/24追記: fotolifeにアッ…

五位鷺(ゴイサギ)

【コウノトリ目サギ科】 ゴイサギの英名はBlack-crowned Night Heron、直訳すれば黒冠夜鷺となろうか。昼間の活動もしばしば見かけるけれど、基本的にはその名の通り夜行性であるらしい。手持ちの図鑑には「昼間は水辺近くの茂みで集団で休む」と記されてい…

神無月の油蝉

猛暑の名残というわけではないだろうが、10月中旬にアブラゼミが鳴いている。事例を当たってみると11月の例さえあるようで特に異常なことでは無さそうだが、この時季にアブラゼミを見たのははじめてだ。 Canon EOS20D・EF400mmF5.6L USM 撮影 : 2010年10月 …

小鴨(コガモ)♀ 交雑?

【カモ目カモ科】 十数羽のコガモが飛来した遊水池で見つけた異様な個体。大きさはコガモそのものだし、僅かに見える翼鏡からもそれは確かなようだ。けれど一瞬ではあるが遠目にはヒドリガモと誤認しそうになったほど胸から腹が赤い。おそらくコガモのメスだ…

八日月(月齢8.589)

久しぶりに気持ちの良い空が夜まで続いている。上弦を過ぎ、トワイライトゾーンの直線壁が現れてきた。 アップロードしたサイズは960X1280pixel。画像クリックでfotoifeの大きな画像が開く。 スコープ:Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース) カメラ:CASIO…

大鷺(ダイサギ)

【コウノトリ目サギ科】 ダイサギは俗に言うシラサギの仲間では最大種。人の背丈ほどもあるウイングスパンで低空を舞うとさすがに迫力がある。 日本で見られるダイサギにはチュウダイサギとダイサギ(オオダイサギ)の2亜種がある。亜種チュウダイサギは夏鳥と…

木星

せっかくの大接近、出来うる限り木星を撮っておきたいものだ。そんな思いに駆られて昨夜もベランダから南天に筒先を向けてみた。まぁ後処理は面倒だけど撮るのはお手軽だしね。 動画からのコンポジットが出来れば言うことないが、残念ながらEX-Z850の動画モ…

百舌(モズ)♂

【スズメ目モズ科】 夏鳥と冬鳥の狭間に当たるこの時季、里山で一際賑やかなのがモズ。雌雄の別なく高々と縄張りを宣言している。 スコープ:Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) / カメラ:CASIO EX-Z850 撮影 : 2010年10月 東京都町田市

山雀(ヤマガラ)

【スズメ目シジュウカラ科】 まだ落葉にはほど遠く、樹上の小鳥を見つけるには少々手間取ってしまう。そんな中にあってエゴの実に目が眩んだヤマガラだけは例外のようだ。数メートル先の人の気配もお構いなし。よほど好物なのだろう。 写真は昨シーズンの在…

木星

今夜も3桁撮影してコンポジット用に使えたのは20枚程度。この程度の枚数ではノイズがかなり目立ってしまうが、縞模様はかなりはっきり出せたようだ。南半球の横縞が消えてしまったのは残念だけど、中央下の模様は大赤斑かも。 スコープ:Kowa TSN-824M + TSE…

翡翠(カワセミ)幼羽♀

【ブッポウソウ目カワセミ科】 カワセミはよほど個体数が増えているようで、僅か2時間ほどの鳥見徘徊で3個体に遭遇することが出来た。が、そのうちの2羽は幼鳥。この日に限ったことではないが、成鳥との遭遇率は意外なほど低い。つまりは最初の1年を生き延び…

違和感

輸入車に乗っているグルメ自慢な人に地産地消とエコを力説されてしまった。う〜ん(x。x)゜゜

小鷺(コサギ)

【コウノトリ目サギ科】 しばらく秋めいた涼しい日が続いたこともあり、久々の25℃は思いの外暑く感じられた。それが理由なのか定かではないけれど、唐突にコサギが半身浴を始めた。小鳥の水浴びのように翼をばたつかせるでもなく、ただただこの状態でジッと…

Gliese 581g

う〜ん、20光年ですか。まぁ近いといえば近いけど、コールドスリープでも実用化されない限りは移民先としては遠すぎるかも。 米カリフォルニア大学と米カーネギー研究所の研究チームが、地球から20光年離れたところに地球と最も似た環境を持つと考えられる…

小鴨(コガモ)♀

【カモ目カモ科】 毎年の事ながら、今季の冬鳥初認もコガモだった。繁殖地が比較的近いこともあるのだろうが、南関東の我が家周辺から姿を消すのは5月上旬から9月下旬までの実質4ヶ月少々。繁殖地より避寒地で過ごす期間の方が長いわけだ。 渡来直後のカ…

木星

中央下部の黒い部分はガリレオ衛星のひとつ、ガニメデの影。太陽系内の衛星としては最大のガニメデは直径5,262km。我らが地球の直径が12,756km、月が3,474kmであることを思えばガニメデの大きさはかなりのものだ。それを芥子粒のように対比させてしまう木星…