2024-01-01から1年間の記事一覧

賓客越冬

トモエガモ(巴鴨) この冬の日本列島はトモエガモの当たり年だったようだ。島根の宍道湖では58,000羽、千葉の印旛沼にいたっては66,000羽の飛来が確認されたとか。そんな中で近所の雨水調整池でも数十羽のオシドリに紛れて雌雄2羽づつ4羽のトモエガモが越冬…

花樹とメジロの季節 その参

メジロ(目白あるいは繍眼児) ウメの開花からソメイヨシノが散るまでの季節。メジロは花蜜に酔い、ヒゲボウズはメジロの放つ健気に酔いしれる。 今回のシリーズは全て裏山の早咲き桜とウメの花(終わっていたけど)。サクラはおそらく河津桜だろうと思われ…

花樹とメジロの季節 その弐

メジロ(目白あるいは繍眼児) 週末は珍しく鳥撮り三昧できたので、桜とメジロを連投。 因みにメジロの季語として用いられる「繍眼児」の「繍」には縫い込みや縫い取りといった意味があり、白糸で刺繍した目の小さな奴ということらしい。 メジロの目をつぶさ…

花樹とメジロの季節 その壱

メジロ(目白あるいは繍眼児) 花の終わった紅梅の枝で、久しぶりにメジロ団子を見つけた。まぁ見ているこちらが赤面するような甘々な様子。これもまた春なんだなぁ。 一方の河津桜では恒例の花蜜に酔うメジロ祭り。桜林を独占したいヒヨドリと、隙を狙うメ…

重たい雪

オシドリ(鴛鴦)冬景 水気の多い重たい雪がオシドリたちに降り注ぐ。 見るからに寒々とした光景だけど、オシドリたちはいつものペース。 野生の逞しさと言ってしまえばそれまでだけど、最近は北海道で繁殖し冬も留まるケースがあるのだとか。この辺りの冬な…

星の瞬く夜は泣けてくる

望月と立待月 卓上の月齢カレンダーによれば今宵の月は立待月。大気の状態もまぁまぁなコンディションで、撮影した月の輪郭も綺麗な円弧を描いている。2024/01/27 20:57:21 月齢15.999 輝面比97.170% 一方こちらは一昨日(1/25)の21時頃に撮った「ほぼ満月」…

午前は冷たい雨の日曜日

オシドリ(鴛鴦) サブタイトルの漢字表記では鴛鴦だけど、鴛がオスで鴦がメスだそうな。ということで今回は2枚とも鴛となる。因みにどちらも単独ではオシドリと読むが、鴛はエン、鴦はオウとの音読みがある。 観察していると意外なほど個体差が見受けられて…

寒風の鳥見にて

ノスリ(鵟) オシドリの越冬池で粘っていたのだが、今日に限ってブッシュの中からなかなか出てきてくれない。しばらくすると目の前にノスリが現れた。気付かぬはヒゲボウズばかりなり、とっくに猛禽の気配を察していたのだろう。オシドリたちも出てこない訳…

現実逃避の月面旅行

未明の月と月齢対称 東の地平はほんのりと紫の気配。黒から紺へと移ろい始めた空を未明の月が駆け昇る。 地平近くの金星が瞬いていたので嫌な予感がしていたのだが、案の定スコープ越しの月はユラユラと落ち着かない。撮った中で一番まともなカットでさえガ…

さぁ頑張ろうぜ

天災と事故の連鎖 とんでもない幕開けの2024。 今まさに災害の渦中にいる人も大勢いる中、下を向いてはいられない。表題通り前を向いて頑張るしかない。我らの今は過去の災害を乗り越えてきた結果なのだしね。 ルリビタキ(瑠璃鶲)♂ こんな時こそ出番のはず…

初春を言祝ぐ

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 2024年元日未明 恒例の初日の出定点撮影の準備中、振り返れば未明の月。 卓上の月齢カレンダーによれば「更待月」となっているが、これは今宵の月のことだろう。昨夜の月呼称なら「寝待月…