2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

望月(月齢14.635)

一時間半ほど待てば輝面比100%の満月だが、睡魔に挫けフライング気味の撮影。 輝面比99.997%の月はほとんどまん丸だが、輪郭が少々歪なのは大気のコンディションが今ひとつだから。 いつもとは趣向を変えてホワイトバランスをデイライトの設定で撮影。 未処…

小望月夜

雲間に輝く小望月にスコープを向けてみたのだが、どうにもパッとしない。 いっそ雲を絡めてしまえと、スコープをしまい込みデジタル一眼レフをセッティング。 夜の街を飾りはじめたイルミネーションは時に度を超しているけれど、月が照らす雲模様は刻々と変…

丘葦鴨(オカヨシガモ)♂♀

【カモ目カモ科】 今年もオカヨシガモが渡ってきた。黒いクチバシがオス、オレンジ色の斑がある二羽はメス。 派手な羽衣のオスが多いカモ類にあって、本種とオナガガモのオスはシックな装いの双璧だろう。 餌を撒く人に群らがるオナガガモに比べ、オカヨシガ…

青鵐(アオジ)♀

【スズメ目ホオジロ科】 茂みの中のひそひそ話に飽きたアオジが見晴らしの良い梢に出てきた。 オスほどには黄色くないお腹や喉も、朝日を受けて鮮やかに色映えしている。 アオジは鳥好きにとってポピュラーな野鳥だが、一般には案外知られていない。 里山や…

長元坊(チョウゲンボウ)♂

【ハヤブサ目ハヤブサ科】 数ヶ月ぶりに訪れた近所の田園エリアで、チョウゲンボウと遭遇。 居合わせたバードウォッチャー氏によれば、どうやら彼の狩り場らしく日に数回は現れるらしい。 近々出直して、狩りの様子を観察してみよう。 尚、所有する図鑑では…

鳶(トビ)幼鳥

【タカ目タカ科】 凹型であるはずの尾羽が円尾なので一瞬躊躇したけれど、どう見てもトビでしかない。 ほかにトビらしからぬことがあるとするならば、むんずと掴んだ獲物が生きた川魚である点だろう。 行楽客の弁当カッパライから残飯あさり等々、ワシタカの…

赤腹(アカハラ)♂

【スズメ目ツグミ科】 ツグミやシロハラと並んで里山ではおなじみの大型ツグミだが、どうしたことか撮影機会に恵まれない。 ところが今回は唐突といった印象で眼前の梢に登場。 最悪の構図なので掲載を迷ったのだが、久々の撮影に免じて貼らせていただいた。…

尉鶲(ジョウビタキ)♀

【スズメ目ツグミ科】 この可憐さに適う言葉が見つからない。 ジョウビタキやルリビタキがやって来るというだけで冬が楽しくなってしまう。 早い話がトリ馬鹿なのだ。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) / CASIO EX-Z850 / 2012年11月 …

六日月(月齢5.096)

食べかけのスイカのようにも見える欠け具合だが、夜明けのゾーンは表情が豊かだ。 真ん中付近で臍のように見えるのがテオフィルスクレーター。 これで直径100kmと知っても、そうそう簡単には大きさの感覚は掴めない。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(5…

灰鷹(ハイタカ)

【タカ目タカ科】環境省レッドリスト準絶滅危惧(NT) 猛禽識別は全く自信がないのでハイタカと分かるのが精一杯。若いメスだとは思うのだが、それ以上の識別には自信が持てない。 一般的にワシタカの仲間はメスが大きく、ハイタカも例外ではない。メスは38c…

五日月(月齢4.438)

もう少し薄い三日月から四日月あたりが好みだが、旧暦五日頃の月も夜明けのゾーンが変化に富んでいて見応えがある。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース) / CASIO EX-Z850

紅猿子(ベニマシコ)♂

【スズメ目アトリ科】 アトリ科には○○マシコが何種類かいるが、レアな鳥種がほとんどなので見られなくても当たり前。 唯一の例外がこのベニマシコだったのだが、我が家付近の里山では見かけることがなくなってしまった。 そんな経緯もあるので、見かけるとつ…

四十雀(シジュウカラ)♀

【スズメ目シジュウカラ科】 木々が葉を落とし野鳥たちを見つけやすいシーズンとなった。 夏の間は鳴き声ばかりの存在だったシジュウカラが俄然目立つ季節でもある。 なんとなくモノトーンな印象だが、背中のグラデーションなどよくよく見れば美しい色遣いだ…

翡翠(カワセミ)♂

【ブッポウソウ目カワセミ科】 深酒の報いで出遅れて、もはや朝とは言い難い頃合いを徘徊。 さすがに野鳥たちとの遭遇も疎らとなるが、居着きのカワセミだけはいつも通りに姿を見せてくれた。 里山の溜め池にも秋の気配が漂いはじめている。 カワセミの羽衣…

ヒーローと覆面

レトロな日本のヒーローは目以外を頭巾で隠す。その典型が忍者装束や鞍馬天狗だろう。 一方欧米のレトロヒーロー達は目や眉の部分だけを覆うので、鳥バカにはモズと同じ過眼線に見えてしまう。 怪傑ゾロやバットマンの相棒ロビンが典型だが、まぁそれは昨日…

有明の月(月齢25.309)

夜明け前、4時半頃にお月見と洒落込んでみた。 酔狂な時間だが、まぁいつもの夜勤明けなのだ。 夜明け前に東を昇る月は、そろそろ「有明の月」を具現している。 十六夜以降、朝にも残っている月を指す言葉らしいが、 明け染め始める東の空を逃げる月にこそふ…

百舌(モズ)♂

【スズメ目モズ科】 モズは雌雄を識別しやすい鳥。 過眼線が黒ければオス、さもなくばメスとなる。 細部の違いはまだまだあり、体色の微妙な差違や腹部の横斑有無などでも見分けることが出来る。 腹部斑は波状の横斑があればメスなのだが、 稀にオスにもそれ…

百舌(モズ)♀

【スズメ目モズ科】 「よんでる口ぶえ もずの声」は童謡「小さい秋みつけた」の一節。 モズの鳴き声は「ギジギジギジ」と聞こえる地鳴きのほか、「キィーキィーキィー」とか「チキチキチキ」という俗に高鳴きと言われるさえずりが一般的。秋から始まるさえず…

Fly Me To The Moon

↑でこのタイトル使っちゃったから、やっぱり貼らなきゃ。 YouTubeにはいろんなアーティストの奏でるFly Me To The Moonがあるけれど、あえてANAのCMをチョイス。 CMとしても傑作だと思っている。「夢見るヒコーキ」のキャッチコピーもいいし、ボーカルも抜群…

Fly Me To The Moon(フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン)

探鳥中に聞こえてきた軽めのターボプロップ音に目をこらすと、月と交差しそうな進路を飛ぶ航空機が目に入った。手持ちのまま咄嗟に振ったカメラのファインダーが捉えたのは、主翼形状が特徴的なDo(ドルニエ)228NG(機体番号JA34CA)。調布飛行場をホームベ…

田雲雀(タヒバリ)

【スズメ目セキレイ科】 こう見えてセキレイの仲間なんだけど、見比べてしまうと少々メタボなシルエットに尾羽もやや短め。だがその尾羽を上下させる動作はセキレイそのもの。 夏に高緯度地域で繁殖し、秋から晩春を日本の雪の降らない地域で過ごす典型的な…

更待月(月齢19.075)

○待月シリーズ最後の今宵は、月出から数時間雲に覆われていた。気まぐれに姿を現す雲間の月にも秋の風情が漂うものだ。 撮影データ :Canon EOS 20D + EF400mmF5.6L USM / 2012.11.03 / 横浜市 背筋に忍び込む冷気に耐えながら、撮影機会をひたすら待ち続け…

臥待月(月齢18.073)

今宵は雲が多く、雲間を窺いようやく撮影できた。 なんとか明晩の更待月まで撮影できれば「○待月シリーズ」が完結できるのだが・・・・ それにしても一昼夜経過した割に欠けの進行が遅いように見える。秤動とも関係しているのだろうが、月の自転と公転が綾な…

テレビのセッティング

逝ってしまったテレビの穴を埋めるべく注文していた液晶テレビとブルーレイレコーダーが届いた。帰宅後家族の期待を背に作業を開始。テレビとブルーレイレコーダーは同じシャープの製品ということもあって簡単にセッティングを完了。 だが、せっかくだから音…

居待月と木星(月齢17.068)

左下に木星、右下に赤く妖しいアルデバランを従えた月は、肉眼で見た美しさと裏腹にスコープ越しのアップは耐えきれないほどユラユラと頼りない。一見すると穏やかな夜空だが、ここ数日では最悪の大気コンディション。地表は穏やかだけど、上空は偏西風が吹…