月景色

嵐の後の満月

台風19号(Hagibis)去る 川沿いの開けた土地は幾たびの氾濫で形成されているし、大地の起伏は地殻の運動で生じている。我らの住まう大地は連綿とした天変地異の過程に存在している。そんな当たり前のことを台風や地震の度に思い知らされる。 さて、台風一過…

芋名月

名月は雲間を照らす 朔(新月)から数えて十五番目の夜が満月とは限らない。今宵は満月ひとつ前の小望月。より正確を期すなら明日の13:33頃が満月ピークなので、明晩の月の出あたりが最も丸い月となる。 何年かぶりで東を昇る名月を撮ろうと朝から仕事車に機…

月に吠える

梅雨望月(月齢14.061) 近頃世間ではストロベリームーンと言うらしいけど、アホくさいなぁ・・・・ ホワイトバランスを「晴天」に設定。確かに月出直後はこんな色に見えた。だが赤や黄色に見えるのはあくまでも地球の大気による着色現象、いやむしろ脱色現…

Fly Me To The Moon

小望月夜 木星リベンジでベランダに機材をセットしたものの、大気の揺らぎは6/11の「衝」以来最悪のコンディション。あきらめて月撮りに切り替えた。 満月前夜、ユーミン歌うところの「14番目の月」というアレである。 撤収作業に取りかかったところで月と交…

満月を過ぎても

満月+ (月齢14.540) 月齢カレンダーでは今日5/19が満月となっているが、正確を期すなら月没後の午前6:11がその時刻。つまり今宵の月は満月から半日以上経過していることになる。 雲塊が迫る中、薄雲越しを強引に撮影。なるほど、右端が欠け始めている。が…

わずかな油断で加害者に・・・・と自戒する

雲越しの地球照 昨夜のデジスコ月撮テストの際に、比較の為にAPS-Cフォーマットの一眼レフと2Xテレコン付の400mmレンズも用意していた。 ところがいざ撮影しようと三脚に載せ替えると、薄いヴェールのような雲がかかってしまい、比較撮影どころでは無くなっ…

風に吹かれて黄昏眉月

眉月 新月(朔)直前、月齢27~28辺りの未明眉月なら幾度か撮影してきたのだが、新月後は月齢2.963が自己記録。宵闇迫る中、月齢2未満の薄い月を撮ることが数年来の懸案だったのだが、ようやくその機会を得た。 刻々と移ろう西空を、地球照を抱えた眉月が降…

久しぶりの月撮影

十三夜 明日の深夜1時頃が満月なのだが、天気予報によると観望は無理のようだ。 デジスコ再調整中 野鳥撮影では一眼レフと300~800mm超望遠レンズの組み合わせが一般的だ。画質は申し分ないのだが、倍率にこだわるほど重くかつ高価となるのが泣き所。800mmレ…

我が心中の鬼払う

オシドリ(鴛鴦)♂♀ 【カモ目カモ科】柳眉の月の余勢を駆って、オシドリの池へ。 いやはや驚いた。ブッシュに潜む個体は見落としているだろうから推して知るべだが、数えた限りで77羽。5年前に同所でオシドリの越冬を初認したときは5羽ほどだったので、うれ…

花粉症の薬、はじめました

未明のグラデーション 家を出る頃、眉月が夜明けのグラデーションから逃れるかのように金星を追いかけていた。フロントガラスの氷を落とし、冷え切ったエンジンのアイドリングが落ち着く頃、明るさを増した空の色へと溶け込んでしまった。 明朝は新月直前の…

月光スペクトル

未満の月が薄雲越しにミステリアスな光を投げる。 かすかに赤い環が外周を囲んでいるが、この規模だと月暈とは言わないのだろうか。

月光回廊

今年の最も小さな満月は、東の地平を越えたところから薄雲のヴェールを纏っていた。 東南を駆け上がるに連れて雲塊に呑まれるも、時折の切れ間からは雲上を渡る姿が垣間見える。 わずかな切れ間が月光を地表に運ぶ回廊のようだ。

小望月(月齢13.445)

月齢は13.5だが旧暦では十四夜、ユーミンの歌うところの「14番目の月」。 〜 次の夜から欠ける満月よりも 〜 という理由で14番目の月を好むと歌われている。 古人も望月(満月)より一日前の小望月にこそ風情を感じていたようで、日本的感性は連綿と続いてい…

未明の地球照(月齢27.956)

日の出30分前の空。 仄かな地球照を抱いた眉月が浮かぶ。 けれど15分後には明るさを増した空に溶け込み見失ってしまった。 煌々と輝く月も美しいけれど、儚く薄い月のもたらす情感は格別だ。 ちなみに明日の21:32頃が新月。 明朝は月出時点での太陽との角度…

未明の眉月と水星

今宵の夜空は満月に向かう月齢10前後の楕円月。言うまでもなく下の画像は蔵出しだ。 撮影は二年前の12月。東の空に輝く水星と眉月(月齢27.96)。このカットは来年用のカレンダー「あるいは月の物語」の作成過程で最後まで悩んだ一枚。 冬枯れた樹木の被りな…

梅雨望月

早朝から照りつける陽光は真夏のそれだったが、午後には一転のゲリラ雷雨。 局地的な雨域を抜けてみれば、湿度を増した大気がなおさら鬱陶しい。 そして夕刻、満月は雲間を見え隠れしながら宙天を目指す。 天体写真的なクローズアップ撮影は早々に諦め、雲と…

枯月

三日月の地球照が冬木立を透かしていた。 枝先に宿る春の息吹も、遠景のシルエットでは冬枯れとしか映らない。 何枚も撮ったのだが、寒風に枝が揺れ冬らしいキレが得られない。 それでも着想は得られたので、次回は作画にこだわれそうだ。撮影データ:Canon …

暮月

陽が差したかと思えば雨が降る。 我が家周辺はその程度だったけど、かなり荒れた地域もあったようだ。 薄暮の時間、雨の気配こそ遠ざかったけど、上弦月は駆け抜ける雲を渡っていた。 それにしても台風30号(ハイエン)の直撃を受けたフィリピンの惨状が気に…

栗名月

先月の十五夜はスカッと晴れたけど、十三夜月は紗(うすぎぬ)のような雲ごしに夜を渡る。 さて栗名月。月を肴に一献と洒落込みたいところだが、悲しいかな明日もまたハードワーク。 微かに欠けた風情を愛でるに止めおこう。 撮影データ :Canon EOS 7D + EF…

芋名月

このところ帰宅時に美しい空を眺めることが多く、カメラを持たぬことを悔やむ日が続いていた。けれども中秋の名月たる今夕は是が非でも月の出を撮りたくて、忍ばせるには大きすぎる機材を携えて、いや、背負って仕事に出向いた。とはいえ目論み通りにいかな…

台風前夜

雨音で目覚める日曜日。テレビでは大雨警報のテロップが。 日中は持ち直した空模様だが、徐々に強まる風に雨の匂いが混じっている。 夕刻、次々流れてくる雲をかき分けるように月が西へと渡っていく。 夜半からから明朝、台風本番となりそうだ。 撮影データ …

十四夜

投票締め切りの直後から参院選の特番が一斉にスタート。 地表を覆うのは理念か欲得か、そんなことは我関せずとばかりに月が昇っていく。 撮影データ :Canon EOS 20D + EF400mmF5.6L USM / 2013年07月21日

凍月

ヨレヨレ帰宅の早朝、明度を増す東の空から逃げるように雲をかき分けていた。 季節の綱引きは冬の勝ち。凍てつく朝は残月までが鋭利な氷片のようだ。 撮影データ :Canon EOS 20D + EF400mmF5.6L USM / 2013年2月8日06:34:41 横浜市

未明の二十五夜月

幾層か薄絹のような雲がかかり、てんでに流れていく。 二十五夜の月は重ねた紗の織りなすモワレの中をたゆたっていた。 撮影データ :Canon EOS 20D + EF400mmF5.6L USM / 2013年2月5日05:30:51 横浜市

居待月

仕事帰りに昇ってきた雲間の月が美しかった。 久しぶりに昼モードで仕事に出たが、生欠伸が絶えない一日となってしまった。 居ながらにして時差ボケということなのだろう。 だからというわけでもないけれど、相変わらずのお月様写真。 まずいなぁ、このまま…

残月

初日の出を眺めた高台を下りて振り返ってみると、臥待月が青みを増した空に溶け込むまいと逆らっていた。 昇る太陽に沈む月。当たり前の営みが清々しい。 撮影データ :Canon EOS 5D + Canon EF400mmF5.6L USM + 2Xテレコン(Canon ExtenderEF2xII) / 2013年0…

照月

虚空に浮かぶ凜とした月が美しいことに異論はないが、雲間を泳ぐかの月もまた捨てがたい魅力がある。 甚だしく脱線するが、こんなタイトルばかり考えていると、旧海軍の駆逐艦名をリストアップした方が効率が良いかもしれない。 そう思うのも無理からぬほど…

曉の空

我が家から望む南東の空は街路樹に阻まれている。 夏の盛りを思い返せば感謝こそすれ文句を言えた義理ではない。 けれど、星々や雲の綾なす夜空を眺める時はついついボヤキも出てしまう。 屋外の好適地を探せば良いのだろうが、東の空の移ろいは早く不精者を…

小望月夜

雲間に輝く小望月にスコープを向けてみたのだが、どうにもパッとしない。 いっそ雲を絡めてしまえと、スコープをしまい込みデジタル一眼レフをセッティング。 夜の街を飾りはじめたイルミネーションは時に度を超しているけれど、月が照らす雲模様は刻々と変…

Fly Me To The Moon(フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン)

探鳥中に聞こえてきた軽めのターボプロップ音に目をこらすと、月と交差しそうな進路を飛ぶ航空機が目に入った。手持ちのまま咄嗟に振ったカメラのファインダーが捉えたのは、主翼形状が特徴的なDo(ドルニエ)228NG(機体番号JA34CA)。調布飛行場をホームベ…