分類表記

 10/27のエントリーで記したとおり撮影地については市区町村までを原則とすることにしたのだが、生物学上の分類も合わせて表記することにした。


 正直なところこれまでも必要は感じていたが、記載はあえて避けてきた。図鑑やWikipediaを参考に記述してしまえば簡単に済みそうなものだけど、いざ野鳥の分類を調べてみると属の表記や亜種の扱いなど資料によって統一を欠いているからだ。研究の過程で見直される場合もあれば、ラテン語を訳す際に生ずる混乱もあるように思われる。最近掲載した身近な野鳥だとダイサギの例があり、属名が資料によってアオサギ属とシラサギ属との混乱が見られる。混乱の原因はわからないが、それぞれ妙に納得できるところが困りものだ。


 素人なりにアレコレ考えて、目・科の日本語表記に留めることにした。比較的混乱の多い属名や亜種の表記は必要があれば本文中で言及するに留めようと考えている。極論してしまえばカワウがペリカンの仲間でルリビタキジョウビタキはその名とは異なりヒタキ科じゃなくてツグミ科だとわかれば身近な野鳥のトリビアたり得ると考えたからだ*1。学究目的ではない「趣味の野鳥サイト」としての遊び心と大目に見ていただければ幸だ。

*1:最近ではヒタキ上科ノビタキ亜科とされることが多いようだが、大半の図鑑ではツグミ科となっている