動物

沖縄の最北

辺戸岬 辺戸岬(へどみさき)は沖縄本島の最北端*1。肉眼では22km北の与論島(鹿児島県)がかすかに見えていたけれど、写真では判らないのが残念。 岬周辺で縄張りを争っていたのはイソヒヨドリ。沖縄ではそこら中で見かける普通種ですが、最近は関東の内陸…

赤楝蛇(ヤマカガシ)

【爬虫綱有鱗目ナミヘビ科ヤマカガシ属】 正直なところヘビの類は得意じゃない。だが生物の多様性に富んだ環境は健全なのだ。健康な水田にはカエルやドジョウが棲み、そんな小動物を狙うヘビも居着くのが道理。だからこそ彼らに出逢うとビクつきながらもウエ…

ニホンカナヘビ

【爬虫綱有鱗目カナヘビ科】 夜勤あけの寝ぼけ眼で覗いたベランダでカナヘビが日向ぼっこしていた。 そういえば何年か前、我が猫額庭にはジュラ君とシックちゃんと名付けた大小2匹(トカゲの単位が分からん)が棲み着いていた。眼前の個体は彼らの末裔かも…

ウシガエル

【両生類無尾目アカガエル科】特定外来生物 北米原産だが別名食用蛙と言うだけに食肉用として移入された人為的な帰化動物。今や全国に分布しているので、水辺から野太く響く「ブォ〜、ブォ〜」という鳴き声を聞いたことのある方も多いことだろう。野放図に増…

ニホンヒキガエル(亜種アズマヒキガエル)

【両生類無尾目ヒキガエル科】 体調万全とは言い難いけれど、久々の陽射しに誘われて鳥見散歩。 が、春めいた陽気に寝床を這い出てきたのはカエルも同様らしい。池では数十匹のヒキガエルがメスを奪い合って組んずほぐれつの争奪戦。まさに芋洗いの様相だが…

化石から判ること

◆始祖鳥の翼は黒かった 初めて空へと飛び立った恐竜の一種、始祖鳥の翼には少なくとも1枚、黒い羽が生えていたことが最新の研究で確認された。 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20120125001&expand&source=gnews 一億五…

アブラコウモリ 第2夜

【哺乳類コウモリ亜目ヒナコウモリ科】 連日似たような画像で申し訳ないが、昨日の反省点を考慮の上、早速実写してみた。 ↑顔も見えているし被写体ブレも起きていない。なんとか成功したようだ。 だがこの一枚の影に百枚の没カット。泣きが入る歩留まりは相…

アブラコウモリ

【哺乳類コウモリ亜目ヒナコウモリ科】 我が家周辺で見ることが出来る野生の哺乳類となると先ずはタヌキを思い浮かべるのだが、冷静に考えてみると夕方の街灯周辺で飛び回るアブラコウモリが筆頭だろう。河川の周囲ではユスリカを補食する相当数の同種を見る…

さまよえる始祖鳥

始祖鳥:鳥ではなく恐竜の一種か 中国科学院など発表 「最古の鳥類」とされる始祖鳥(ジュラ紀後期、1億6100万〜1億4500万年前)が鳥ではなく恐竜の一種である可能性が強いとの研究成果を、中国科学院などのチームが28日の英科学誌ネイチャーに…

グリーンアノール

小笠原諸島がユネスコの世界自然遺産に登録された。だが、どうやら喜んでばかりはいられない現状のようだ。その一例が外来の爬虫類グリーンアノール。生息密度が高く昆虫食であるため、オガサワラシジミなど小笠原固有の昆虫が絶滅の憂き目に遭っている。196…

鳥のルーツが恐竜であるわけ

鳥の前脚(翼)の指は恐竜と同じ構成でできていたことが、東北大の田村宏治教授らのグループの研究でわかった。恐竜から鳥に進化したとする説を証明する決定打と言える成果だ。米科学誌サイエンス(電子版)に11日、発表する。 http://www.asahi.com/scien…

佐渡で新種のカエル!?

新潟県の佐渡島で新種とみられるカエルが見つかり、研究者が専門誌への記載に向けて確認作業を続けている。 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110209-OYT1T00030.htm 佐渡が日本海に浮かぶ孤島であること考えれば、固有種がいることに疑問はない。け…

ウナギの一生

マリアナでウナギの卵が採集された。以前からの仮説が証明され、謎に満ちたウナギの生態解明に一歩近づいたということか。さらにその先には完全養殖へと続く活路が見えてくるわけだ。クロマグロの乱獲問題も然りだが、水産資源の安定確保は未来の必然である…

甦る羽毛恐竜

◆羽毛恐竜の全身の体色が明らかに 恐竜の全身の体色が初めて解明されたとの研究論文が「Science」誌に発表された。 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20100205001&expand シックでなかなか素敵な配色だ。確かにこんな柄の…

タヌキ

残念ながら写真は無いのだが、ここ半月ほど立て続けにタヌキと遭遇している。いずれも深夜、仕事で訪れた川崎市の市街地でのこと。中でも驚いたのが溝の口駅から徒歩5分ほどのビル街で出逢った2頭のタヌキ。人を怖れる風でもなく目と鼻の先を通り過ぎていっ…

アオダイショウ

数日続いた雨で勢いを増した川を泳ぎ渡る大きなアオダイショウを見つけた。

史上最長13メートルのヘビ、コロンビアで化石発見

史上最長となる推定全長13メートルのヘビの化石が、コロンビア北東部の約6000万年前の地層から発見された。 現在のヘビの最長記録は、熱帯域にすむオオアナコンダやアミメニシキヘビの9〜10メートル。ヘビの大型化は暑さと関係があるとされ、報告し…

セラードは新種の宝庫

ブラジル中西部で脚がないトカゲなど14新種一挙に発見 【ワシントン=増満浩志】ブラジル中西部に広がるサバンナ林「セラード」で新種とみられる動物14種が見つかった。 米環境保護団体コンサベーションインターナショナル(CI)とサンパウロ大(ブラ…

スッポン

カイツブリを観察していた溜池でなにやら蠢く気配。目をこらすと優に30cmを超えるスッポンでした。こんな奴が水中に潜んでいるとなると、カルガモやカイツブリのヒナなどは一呑みされちゃいそう。 ところでこのスッポンも多くの外来種が持ち込まれ、自然分布…

四国のツキノワグマ

四国のツキノワグマ、独自の進化が明らかに 絶滅寸前の危機にある四国のツキノワグマは、現在、徳島県と高知県をまたがる剣山山系一帯に、わずか十数頭から数十頭しかいないと見られています。NPO法人四国自然史科学研究センターとWWFジャパンは、四国のツキ…

「肺」がないカエル発見

「肺」がないカエル発見、完全な皮膚呼吸バンコク(AP) インドネシアのカリマンタン島(マレーシア名:ボルネオ島)で、「肺」を持たないカエルが見つかったと、シンガポール国立大学の進化生物学者が専門誌「カレント・バイオロジー」の最新号に発表した…

あるいは人類

人類、定説より50万年早く欧州へ…スペインで証拠の化石 欧州最古となる約130万年前の人類化石が、スペイン北部の遺跡で見つかった。 アフリカ大陸で誕生した人類が、従来考えられていたより少なくとも50万年も前から欧州側に移り住んでいたことを示す…

新種の爬虫類化石

新種トカゲの化石発見、植物食では世界最古…石川・白山 石川県教育委員会などは13日、同県白山市の白亜紀前期(約1億3000万年前)の地層「桑島化石壁」から、新種のトカゲ類の化石が見つかったと発表した。 歯の形から植物を食べていたとみられ、植物…

巨大カエル

体長40センチ、巨大カエルの化石 恐竜の子もペロリ?ボウリングのボールよりも大きなカエルの化石がインド洋に浮かぶマダガスカルで見つかり、英ユニバーシティー・カレッジ・ロンドンなどの研究チームが米科学アカデミー紀要(電子版)に発表した。カエル…

正体不明のカメ

カイツブリの溜池は昨日も書いたとおり外来種だらけ。特にミシシッピアカミミガメは個体数が多く、目下のカイツブリの営巣に対する脅威としても深刻です。 そんなカメの中にあって一際大きい個体がいたので撮影してみました。目視では甲羅長が25cm、頭部や尾…

かつて東京は象や海牛の楽園だった

☆ジュゴンの仲間・海牛の全身化石、新種か…東京・多摩川 ジュゴンなどの仲間の、大型海牛(かいぎゅう)類の全身骨格化石が、東京都狛江市を流れる多摩川の約120万年前の地層から発見された。 化石は、子供ながら全長5〜6メートルと推定され、約200…

ミシシッピ赤耳亀(ミシシッピアカミミガメ)要注意外来生物

巣掛けした場所とはかけ離れた水面で寄り添うカイツブリのペアに胸騒ぎを覚えながら浮巣をチェック。 ・・・・やられてました。ミシシッピアカミミガメが甲羅干しのために巣に上がり込んでいます。昨日の卵も見あたりません。 日本の淡水域を席捲するこの亀…

縞蛇(シマヘビ)

某自然公園内で見かけた体長90cm程のシマヘビ。写真を撮ろうと近づくと威嚇されてしまいました。 ※ かなりグロテスクなのでクリックは自己責任で > シマヘビの威嚇 EOS 20D・EF70-300mmF4-5.6IS USM・ISO400・1/500sec・F5.6 小一時間経って戻ってみると路…

ティタノサウルス完全骨格か?

国内最大級の草食恐竜の化石が見つかった兵庫県丹波市山南町の河原で、同じ恐竜の尾の骨などとみられる化石十数個が新たにまとまって出た。発掘調査している同県立人と自然の博物館(三田市)が28日に発表した。骨は、倒れた時のままに近い状態で並んで泥…

外来巻き貝「コモチカワツボ」、神奈川の河川で大繁殖

繁殖力が極めて強い外来種の巻き貝「コモチカワツボ」が、神奈川県内の河川で繁殖していることが、同県環境科学センターの調査で確認された。 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070206i508.htm またまたヤバイ外来種問題。 釣り人のウェーディングシ…