尾長(オナガ)

【スズメ目カラス科】
西日本には生息しないなど分布に偏りがあるオナガだが、ここ南関東では年間を通して見られる普通種。
とはいえ大概の留鳥がそうであるように、本種もまた落葉とともに目にする機会が増えてくる。

青灰色の美しい羽衣を纏っているのだが、カラスの眷属とは意外だろうか。
いや、「ゲェー」や「ギィー」と聞こえる悪声を聞けば、さもありなんと納得だろう。
加えて黒いベレー帽にも例えられる頭部だが、捕獲調査した話を聞けば実際には濃紺なのだとか。
黒く見えていてその実メタリックな青とは、ハシブトガラスの濡羽色にも通じる話。


そうそう、なかなか撮影できずにいるのがオナガの飛翔。
長い尾羽ゆえか優美な飛行姿勢なのだが、遠望ばかりで至近距離のシャッターチャンスが巡ってこない。
この冬、なんとか撮りたいものだ。

撮影データ Canon EOS 7D + EF400mmF5.6L USM /2013年11月 横浜市青葉区
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