芋名月

名月は雲間を照らす

  朔(新月)から数えて十五番目の夜が満月とは限らない。今宵は満月ひとつ前の小望月。より正確を期すなら明日の13:33頃が満月ピークなので、明晩の月の出あたりが最も丸い月となる。

 何年かぶりで東を昇る名月を撮ろうと朝から仕事車に機材を積んで出かけたが、帰宅時間は雲に閉ざされ空振りとなってしまった。雲間越しながらお月見が可能となったのは20時頃のこと。結局はいつものように自宅ベランダからの撮影。

 なんだか面白みに欠けるけど、月と雲の妙は運次第。それに名月が名月たり得るのは地平の風景と組み合わせてこそとも思える。来月の十三夜(栗名月)で捲土重来といきたいところだ。

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 雲がある限りは遍く照らしはしないけど、未だライフラインの不自由を強いられている台風被災地域には月明かりが届いているのだろうか。ヒゲボウズの職域でも復旧に絡んだ動きが始まった。要請があるかどうかは判らないが、気持ちの準備だけはしておこう。