年の瀬のツケ払い

立待月(月齢16.544)

 日没後、立って待っているうちに東の地平を昇り始める。「立待月」など古称の由来には月と星々が夜を支配した時代の人々の思いが感じられる。  ホワイトバランスをカメラ任せにしたところ、肉眼視よりは黄色みを帯びた発色となった。これはこれで悪くないけれど、主観的には銀色じみた輝きをイメージする。  と言うことでレタッチで彩度を落とした。主観の問題ではあるけれど、こちらの方が撮り手の好みには合っている。

 二日かけて部屋の大掃除。積年の塵は凄いなぁ。サボったツケを漸く払い終わりましたとも。月を見上げる余裕が出来たのも懸案の大掃除が済んだればこそ。我ながらよほどの強迫観念だったと思われる。明日からは疲れ気味の心と体を甘やかそうかな。