2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

千鳥足はふらつかない

コチドリ(小千鳥) 【チドリ目チドリ科】 バードウォッチングを始めた頃、干潟や河原で出逢うコチドリの姿に魅了された。特に目を惹く色の羽衣ではないのだが、橙黄色のアイリングがキュートなのだ。 「ピオ」と聞こえる鳴き声がまた可愛いし。 画像にして…

衝と合

今夏は6/11に木星が衝、7/10は土星が衝となる。天候が許す限りは観望&撮影したいと考えているのだが、その前に「衝」とはなにか、ついでに「合」についてもおさらいしておこう。 衝(ショウ) 地球視点だと、太陽と真逆に惑星などの天体がある状況。 必然的…

なんちゃってシステムで木星撮影

木星とガリレオ衛星 木星は6月11日の「衝」に向かって日々大きさを増している。衝(ショウ)とは、太陽・地球・対象の外惑星がほぼ直線上になった状況。 木星や土星など外惑星は、衝のときに地球から最短となる。つまり天体の位置関係としては観望の好機到来…

デジタルカメラと被写界深度

イメージセンサーサイズと被写界深度 たまたまだけど、手元にあるカメラは4台ともイメージセンサーのサイズが異なっている。面白そうなので、理屈では分かっている被写界深度の実写実験を行ってみた。結果が予想通りだったのは勿論だが、デジタルカメラ購入…

コアジサシが初夏を連れてきた

コアジサシ(小鯵刺) 【チドリ目カモメ科】環境省レッドリスト絶滅危惧II類(VU) 当たり前の鳥が、当たり前の時季に、当たり前の場所に戻ってきた。 名前は鯵刺だが多摩川中流とあっては川魚がターゲット。何年か前に撮った6月のカットではアユとおぼしき…

ツバメ撮影は体力維持のバロメーター

ツバメ(燕) 【スズメ目ツバメ科】 ツバメがコシアカツバメと同じ川岸で巣材を集めていた。数ではコシアカツバメを圧倒しているが、争う様子は見られない。泥土を咥えて飛び去り、数分後には舞い戻ってくる。一度に運べる泥土など僅かなものだ。巣作りとは…

満月を過ぎても

満月+ (月齢14.540) 月齢カレンダーでは今日5/19が満月となっているが、正確を期すなら月没後の午前6:11がその時刻。つまり今宵の月は満月から半日以上経過していることになる。 雲塊が迫る中、薄雲越しを強引に撮影。なるほど、右端が欠け始めている。が…

腰痛爺が腰赤燕に逢ったとさ

コシアカツバメ(腰赤燕) 【スズメ目ツバメ科】 レアな鳥種ではないけれど、ツバメほどポピュラーでもない本種。かなり地域的な偏りがあるのだそうだ。これまでも見かける機会はあったのだが、地面に降り立った姿は今回が初遭遇。 願わくば特徴ある壺型の泥…

喰えない奴だ

アオサギ(蒼鷺) 【ペリカン目サギ科】 ネイチャー系のテレビ番組を好んで見るのだが、アフリカやヨーロッパなどの映像にお馴染みの鳥が登場していることがある。アオサギはその筆頭格で、生息範囲の広さには地球規模。スコットランドの風景に写っていたと…

アポロからアルテミスへ

アルテミス計画 かの国の大統領には嫌悪すら覚えるが、この計画は実現して欲しい。その動機が集票やくだらない「大国の威信」とやらでも、もたらす結果が人類の将来を照らすことには違いない。 もはやこの惑星は飽和状態。環境破壊と大量絶滅の根源である我…

夢は月面を彷徨う

月の旅(月齢10.554) 気がつけば上弦はとっくに過ぎて、満月まで3日ほど。デジスコ及び高倍率アイピースが復活したので、月を見上げる顔がついつい綻んでしまう。自覚しているつもりではいたけれど、なんとまぁ単純な奴だ。 デジスコ用途に購入したデジタル…

これもフィールドテストなのかな?

各種のテストを行うために実物大の鳥フィギュアを探していたのだが、ネットでスズメのぬいぐるみを見つけたので入手してみた。 スズメ BH7019 出版社/メーカー: かなる 発売日: 2016/04/13 メディア: おもちゃ&ホビー この商品を含むブログを見る HANSAとい…

あの「足跡」は何処に在りや

最大倍率テスト(月齢6.482) 連日の月面画像で食傷気味とは思うのだが、これも更新したデジスコの実写テスト。DIYででっち上げたアダプターを使用して、最大倍率を試した画像となる。具体的にはフィールドスコープ(TSN-820M)用で最大倍率の50xアイピースと…

わずかな油断で加害者に・・・・と自戒する

雲越しの地球照 昨夜のデジスコ月撮テストの際に、比較の為にAPS-Cフォーマットの一眼レフと2Xテレコン付の400mmレンズも用意していた。 ところがいざ撮影しようと三脚に載せ替えると、薄いヴェールのような雲がかかってしまい、比較撮影どころでは無くなっ…

鳥撮り時々月撮り

月面撮り比べ(月齢4.476) カメラ側を新調したデジスコシステムは32xのアイピースがデフォルト。旧システムで使えていた50xアイピースは使用できない構造だったので、旧システム用のアタッチメントをベースに50x用アダプターをDIYしたことは4/28のエントリ…

ヨシキリはギョウギョウシと騒々しい

オオヨシキリ(大葭切) 【スズメ目ヨシキリ科】*1 オシドリが越冬する近所の雨水調整池。辺り憚らぬ賑々しい鳴き声には憶えがある。ブッシュ内を移動する鳴き声を目で追うこと小一時間。ようやく捉えたのは一見ウグイス風だが一回り大きい体躯。紛れもなく…

皇室とカラス

八咫烏 令和の御代となった。 皇室は三世代にわたって生物研究との関わりが深い。今上天皇の妹である黒田清子さんも内親王だった頃に山階鳥類研究所の非常勤研究員だった。とりわけカワセミの羽衣に関する研究は興味深い内容で、不肖ヒゲボウズも読ませてい…

繁殖シーズン開幕

カルガモ(軽鴨)親子 【カモ目カモ科】雷を伴う荒れ模様は午前中には収まり、正午からは小雨と晴れ間のせめぎ合いが続いていた。何時ぶり返すか分からぬ雨に怯えつつ、出来るだけクルマから遠ざからぬように増水収まらぬ川辺を徘徊する。 いくらも歩かぬう…

いつまで続く改元狂騒曲

コゲラ(小啄木鳥) 【キツツキ目キツツキ科】木々の中を彷徨えば、所々にキツツキの穿った穴がある。この辺りのキツツキはコゲラとアオゲラしかいないので、直径3~4cmならばコゲラだろう。古いのはシジュウカラなどが利用しているリフォーム物件だったりす…