コアジサシが初夏を連れてきた

コアジサシ(小鯵刺)

 【チドリ目カモメ科】環境省レッドリスト絶滅危惧II類(VU)

 当たり前の鳥が、当たり前の時季に、当たり前の場所に戻ってきた。

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 名前は鯵刺だが多摩川中流とあっては川魚がターゲット。
何年か前に撮った6月のカットではアユとおぼしき魚を咥えていた。

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 獲物となる小魚に支障が無ければ、あとは営巣地の問題か。
この時季、川の中州などコアジサシの好む繁殖環境はアユ釣りなどの人も入り込む立地。中州への立ち入りを禁ずるなど少しは行政の対策があってもよさそうなものだけど、都県境とあっては難しいのだろうか。

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 デジスコでの望遠限界で捉えたのは堰上で憩う姿。さすがに画質が甘くなる。

 長距離飛行やダイブのために、脚は補助的な機能でしかないのだろう。
飛んでいる姿は機能美そのものだが、地べたの彼らは歩行がたどたどしい。

- 撮影データ:<上><中>Canon EOS 7D / Canon EF400mm F5.6L USM
- 撮影データ:<下>Canon PowerShot G9 X Mark II / Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32x)

タグ「飛翔」 - 撮鳥見鳥 fotolife

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