なんちゃってシステムで木星撮影

木星ガリレオ衛星

  木星は6月11日の「衝」に向かって日々大きさを増している。
衝(ショウ)とは、太陽・地球・対象の外惑星がほぼ直線上になった状況。

 木星土星など外惑星は、衝のときに地球から最短となる。つまり天体の位置関係としては観望の好機到来と言うことになる。6月11日の木星「衝」は生憎の梅雨でもあるので、今のうちから機会を捉えて撮影を試みようと考えている。

f:id:Tpong:20190526230816j:plain

 PCモニターだと画像をクリックして拡大しないと判別しにくいのだが、左下の輝点からガニメデ・カリスト・イオ・木星エウロパ。かのガリレオガリレイが発見した木星の4大衛星は8倍程度の双眼鏡でも見分けることが出来る。

 木星が歪なのは大気の影響。もう少し高度の高くなる時間帯を待ちたいところだが、薄雲が張り出してきたので今夜はこれまで。

 撮影データは「自作なんちゃってアダプター」を介した以下の構成だが、カメラ側でデジタルテレコンバーター2Xに設定し、ISO800のマニュアル露出で撮影している。また露出を変えて撮った2枚を重ね、木星と衛星を一枚に納めてみた。

- 撮影データ:Canon PowerShot G9 X Mark II / Kowa TSN-824M + TSE-9W(50x)(50%トリミング)