アポロからアルテミスへ

アルテミス計画

 かの国の大統領には嫌悪すら覚えるが、この計画は実現して欲しい。
その動機が集票やくだらない「大国の威信」とやらでも、もたらす結果が人類の将来を照らすことには違いない。

 もはやこの惑星は飽和状態。環境破壊と大量絶滅の根源である我々人類はさっさと月や火星、軌道上のコロニーに移住して、地球そのものを保護区とでもするべきだと愚考する。


ティコの光条(月齢11.586)

 臥待月などと欠けゆく月は風情のある呼称に事欠かないのだが、上弦の月から満月へと日々肥えてゆく月にはこれといって愛でる言葉が見当たらない。

とはいえ望遠鏡で眺めると朝を迎えたゾーンは陰影にメリハリがあってドラマティックだ。

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 コントラストを強調しているが、一昨日のエントリーで記したティコをはじめとするクレーターの光条が目立ってきた。

光条といっても発光しているわけではない。その正体は隕石衝突でクレーター生成時に四散した物質の痕跡。これだけの規模だもの、月の引力圏を脱して宇宙空間に飛び出した破片も少なからずあったのだろう。

- 撮影データ:Canon PowerShot G9 X Mark II / Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32x)