あの「足跡」は何処に在りや

最大倍率テスト(月齢6.482)

 連日の月面画像で食傷気味とは思うのだが、これも更新したデジスコの実写テスト。DIYででっち上げたアダプターを使用して、最大倍率を試した画像となる。具体的にはフィールドスコープ(TSN-820M)用で最大倍率の50xアイピースとデジカメ望遠端の組み合わせで4200mm相当の画角となっている。

画像チェックの結果は、中央付近の画質には納得できるが周辺は甘いという印象。旧システムで使用していたデジカメ(CASIO Z850EX)でも同じ傾向だったので、アイピース(TSE-9W)に起因した現象なのだろう。

けれど、もっぱらセンター付近の画質に頼る木星土星など惑星撮影に使える目処は立ったと思う。

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さて、撮影したのは晴れの海・静かの海界隈。

やや右上のホタテ貝のような黒ずんだ地形が「晴れの海」、その下に連なるのが「静かの海」となる。特に後者はアポロ11号の月着陸船が降り立ったので、あの時代を生きた世代なら耳に憶えがあるのではなかろうか。

着陸船の下降モジュールや星条旗はもちろん、ニール・アームストロングの「足跡」も当時のまま残っているはずだ。

今世紀中には月面観光の人気スポットになっているかも知れない。

- 撮影データ:Canon PowerShot G9 X Mark II / Kowa TSN-824M + TSE-9w(50x)