2013-01-01から1年間の記事一覧

目白(メジロ)

【スズメ目メジロ科】 庭先を眺めていると生け垣の中を渡っていく小鳥がいる。 目を凝らして見ているとメジロにシジュウカラ、ときにはウグイスなど多彩な顔ぶれが通り抜けていく。 獣道(けものみち)ならぬ小鳥道のような案配だが、彼らの目当ては生け垣の…

小鷺(コサギ)黒変?

【コウノトリ目サギ科】 コサギといえば白鷺と呼ばれるなかでもっとも小型、そしてポピュラーなサギ。 羽衣が白いことは白鷺と呼ばれる以上勿論なのだが、黄色い足指が他の白鷺との明確な識別点となる。 ところが一月ほど前、黒いコサギを見たという話を聞い…

中秋の望月(月齢13.984)

帰宅後は20:13のジャスト満月に備え、ベランダにデジスコをスタンバイ。 こちらはカメラ側の時計合わせが出来ていたので、Exifでも20:13と記録されていた。 中秋の名月は旧暦八月の十五夜に昇る月のことで、実際の月の運行では満月とは限らず前後2日ほどの…

芋名月

このところ帰宅時に美しい空を眺めることが多く、カメラを持たぬことを悔やむ日が続いていた。けれども中秋の名月たる今夕は是が非でも月の出を撮りたくて、忍ばせるには大きすぎる機材を携えて、いや、背負って仕事に出向いた。とはいえ目論み通りにいかな…

台風前夜

雨音で目覚める日曜日。テレビでは大雨警報のテロップが。 日中は持ち直した空模様だが、徐々に強まる風に雨の匂いが混じっている。 夕刻、次々流れてくる雲をかき分けるように月が西へと渡っていく。 夜半からから明朝、台風本番となりそうだ。 撮影データ …

ボイジャー1号

ボイジャー1号、太陽圏離れ未到の星間空間に 米航空宇宙局(NASA)は12日、1977年9月に打ち上げた無人探査機ボイジャー1号が昨年8月25日ごろ、人工物として初めて太陽圏を離れて、「星間空間」と呼ばれる未到の領域に入ったとみられると発表…

山雀(ヤマガラ)

【スズメ目シジュウカラ科】 今夏はエゴノキの結実が順調だったので、期待を込めて熟す時季を待っていた。 そして今朝、窓外からニィニィと聞き覚えのある鳴き声が。 寝ぼけ眼で飛び出せば、まるで「お約束」とでも言いたげなヤマガラたちが実を啄んでいる。…

上弦の月(月齢6.921)

半月としてはまだ未完の様子なのも道理。上弦を迎えるのは日付が変わって午前2時過ぎなのだから。 だが、今宵を渡る月は22時過ぎに西の地平に没してしまう。 大気のコンディションを考えると案外よいタイミングなのかもしれない。 ちなみにではあるが、リサ…

東京オリンピック

メディアの伝えかたを見る限り、総じて歓迎ムードのようだ。 一方であちらこちらのブログを拝見すると、なんだか批判的な意見が多いように思える。 はて、このギャップは何だろう。 ひょっとするとオリンピックで潤うことが必定のマスメディアによる偏向報道…

尾羽鷸(オバシギ)

【チドリ目シギ科】 シベリアで繁殖し、東南アジアからインド、オーストラリアで越冬する体長28cmほどのシギ。 ゴールデンウィーク前後と8〜10月初旬の二回、渡りの途中で日本の干潟や湿地などに姿を現す。 写真の個体は8月中旬の多摩川で撮影したが、冬羽へ…

今日のタイトル

今日のタイトル「バンバン ババババ ババババ〜ン」の出典がこれ。 ザ・スパイダースの「バン・バン・バン」は1967年の楽曲。当時もムッシュかまやつが歌っていた。 五十路半ばのヒゲボウズにしても辛うじて耳に残っている楽曲なので、いささか年齢限定だけ…

鷭(バン)アルビノ幼羽

【ツル目クイナ科】 バンのアルビノを掲載したのは昨年10月。http://d.hatena.ne.jp/Tpong/20121009/p1 このときの個体は市の広報にも掲載されたらしく、ずいぶんギャラリーを集めたらしい。そして一年、同じ池ではアルビノの第二世代が誕生していた。 雌雄…

椋鳥(ムクドリ)

【スズメ目ムクドリ科】 ちょっと秋めいた日々もつかの間、台風15号が熱帯の空気を連れてきた。 野の鳥たちも暑かろうにと思っていたら、ムクドリたちが気持ちよさそうに飛沫を上げている。 各地で豪雨被害が発生しているが、南関東は雨域から外れて被害を免…

デジスコの内面反射対策

カメラや望遠鏡などの光学機器には、レンズの鏡筒内側などでの乱反射を抑えるために反射防止処理が施されている。 ところがデジスコに用いられているデジカメはデジスコ用途を考慮されているはずもなく光沢素材であることがほとんどだ。IXY210Fもその例に漏…

未明の半月(月齢21.917)

昼夜逆転の最終日は、下弦を僅かに過ぎた月に照らされながらの帰宅。 睡魔を振り払い、調整の成ったデジスコを中天に振り向ける。 おぉ、これならいけるなぁ。コペルニクス周辺の小さなクレーターも鮮明に写せたようだ。 デジカメ更新前の水準以上の描写力を…

デジスコ構成更新中 その4

毎度のマニアックネタで恐縮だがちょっと思いついた方法があり、アイピースとデジカメの間隔を細かく調整してみた。 結果として引き出されたのは少々残念な結論で、全ズーム域を満たすことは出来ないことが確かめられた。 ワイド端を含む2ステップまでは四隅…

小鷺(コサギ)

【コウノトリ目サギ科】 いつしか猛暑も一段落し、朝夕は秋の気配さえ漂いはじめた。 時機を失した観もあるが、涼感のある画像を探したらこいつが出てきた。 コサギはいわゆる「白鷺」の中でもっとも小柄かつポピュラーだが、時折見せる姿は「白鷺」の語感に…

カメラバッグ

デジスコの構成を変更したり、デジタル一眼レフを更新したことを機会に、これまで鳥撮主体だったカメラバッグの類を野鳥撮影用途とネイチャーフォト全般用途で分けてみた。◆鳥撮機材用 これまでデジスコ一式の持ち運びに使っていた改造バッグではアイピース…

頬白(ホオジロ)♂

【スズメ目ホオジロ科】 多摩川の河川敷は賑やかだ。 遠くに鉄橋を渡る電車の音、近くの木立からセミ時雨、そしてホオジロが夏空に歌いかける。 ごった煮の騒音なのだが不快ではない不思議な音場。風向きによって加わるせせらぎの音が一層の涼感を運んでくる…

燕(ツバメ)幼鳥

【スズメ目ツバメ科】 巣立ってからさほど経っていないのだろう、視線の先には親ツバメ。 9月に旅立つことを思うと、この時季の幼鳥たちはギリギリのタイミングで巣立ったことになるのだろう。 親の突き放しぶりを見ていると、ツラツラそんなことを考えてし…

デジスコ構成更新中 その3

デジスコのセッティングが捗らない。 カメラの焦点距離は5-20mm(35mm換算で28-112mm)の4倍ズームだが、実質は無段階ズームではなく5・6・7・8・9.5・10.9・12.8・15・17.3・20の10ステップ。広角側の2ステップまでは四隅がけられるとの事前情報だったが、…

望月未満(月齢12.596)

明後日8月21日の午前10;45が満月なので、実質的には明晩夜半過ぎ頃からが望月(満月)の範疇か。 ならば今宵は小望月と呼べなくもないが、肉眼にもまだまだ楕円の趣だ。 ノートリミングでリサイズとトーン調整を施した。 撮影焦点距離は12.8mm。35mm換算だと…

雲雀鷸(ヒバリシギ)

【チドリ目シギ科】 体長はせいぜい15センチほど。 ヒバリと同じ程度の大きさにその名も由来しているだけに、肉眼で見つけるのは難しい。 遠目にはただただ小さく地味に見えるのだが、夏の装いはご覧の通りメリハリがありなかなか美しい。 同種のトウネンも…

上弦の月(月齢7.496)

雷雨だったり薄曇りだったりと、このところ黄昏の空は閉ざされていた。 新月からこっち、いきなり上弦の月が現れたように思えてしまう。 寒暖計は未だに30℃を指しているが、微風に救われる。 今夜から夜間の作業が続くけど、お月様に少しばかり励まされた気…

軽鴨(カルガモ)

【カモ目カモ科】 川面を見下ろして一瞬目を疑った。 八月も半ばにさしかかろうというこの時季に、ヒナ連れのカルガモに会うとは。 秋の旅を控えたカモならあり得ない子育てタイミングだが、渡りをしないカルガモだからこそ可能なのだろう。 周囲にばらけた…

デジスコ構成更新中 その2

デジスコに使用しているカメラをCASIO EX850ZからCanon IXY210Fに更新したことは8/6にも書いたが、今朝ようやく時間が出来たので、近所の田園地区で試写を敢行。早朝から30℃を越える猛暑に野鳥の出もふるわないが、上のスズメやハクセキレイなどを相手に何枚…

雀(スズメ)

【スズメ目スズメ科】 鳥類に限らず生物分類は一筋縄とはいかない。 スズメについても諸説あるが、すう勢はハタオリドリ科からスズメ科にシフトしつつあるようだ。 一介のバードウォッチャーに影響のある話ではないけれど、図鑑の編纂などには苦労がありそう…

デジスコ構成更新中

EOS 20Dと呼応したかのごとき状況で不調を来したロートルデジカメCASIO EX850Z。 修理するか中古を探すにしても、如何せん2006年水準の画質は悲しすぎる。 といって最新のカメラとブラケットやアダプターをまともに更新すると10万円を軽く越える出費を強いら…

画眉鳥(ガビチョウ)

【スズメ目ヒタキ科】特定外来生物 我々の耳には騒音となりかねないガビチョウの鳴き声だが、華僑は好んで飼うそうだ。 ハワイではホノルルの中華街が大火に見舞われてから、野生化したガビチョウが増え問題になっている。 国内のガビチョウは70年代のペット…

デジタル一眼レフ更新 その2

昨日入手したEOS 7Dをフィールドに持ち出した。 けれど、夏鳥の通過が絶え、メジロやカラ類など常連達が生い茂った葉陰に隠れる里山は鳥見には夏枯れなのだ。 鳥撮用途では短写程の400mmレンズにはスズメやセキレイの協力が欠かせないのだが、彼らとて真夏の…