燕(ツバメ)幼鳥

【スズメ目ツバメ科】
巣立ってからさほど経っていないのだろう、視線の先には親ツバメ。
9月に旅立つことを思うと、この時季の幼鳥たちはギリギリのタイミングで巣立ったことになるのだろう。
親の突き放しぶりを見ていると、ツラツラそんなことを考えてしまう。

統計上、急速に減りつつあるツバメ。
原因は越冬先の東南アジアにもあるのだろうが、繁殖地であるこの国の環境変化は大きいはず。
昨今の高気密住宅やマンションは巣がけに適していないし、都会では巣材の泥もままなるまい。
糞を嫌って巣を落とすことも多いと聞くが、そんな話もこの国から余裕が失われていく過程を物語っているようだ。

撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) / Canon IXY210F / 2013年08月 多摩川
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