カメラバッグ

デジスコの構成を変更したり、デジタル一眼レフを更新したことを機会に、これまで鳥撮主体だったカメラバッグの類を野鳥撮影用途とネイチャーフォト全般用途で分けてみた。

◆鳥撮機材用
これまでデジスコ一式の持ち運びに使っていた改造バッグではアイピースを付け5cm伸びたスコープが入らない。
さりとて45cm長のレンズが入るカメラバッグ(ザック)を新調すれば3〜5万円の出費となる。
試しに格安のバッグにウレタンフォームラバーの内装を施し使ってみたが、どうも衝撃吸収が心許ないし使い勝手も宜しくない。

【国内正規品】Lowepro カメラバッグ コマーシャル AW ブラックそこで思い出したのが、ロープロ製大型カメラバッグのコマーシャルAW(廃版)。
なにしろ外寸485x320x279mm;自重3.1kgという大型バッグで、グリップ付一眼レフ2台に交換レンズが6〜8本収容という本格派。満載すると持ち上げるのが苦痛なほどのデカブツバッグ。
写真の仕事を辞めてからは出番が無くタンスの片隅で埃にまみれていたのだが、試してみるとアイピース付きのスコープがすっぽり収まる。さらにブラケットに組み付けたデジカメを収納してもまだまだ余裕がある。もしやと思い鳥撮行のフルセットを入れてみたところ、400mm付きのデジタル一眼レフ、100mmマクロと広角ズーム、さらに双眼鏡まで収容できることが判明。ここまで詰めて尚隙間だらけなのだから、畏るべしコマーシャルAW。

数年前まではデジタル一眼レフ2台とレンズ5本前後をカメラザックで背負い、三脚同架のデジスコを担ぐスタイルだったが、これだと三脚込みの総重量が15kgに達してしまう。体力限界を悟った最近の鳥見では三脚に同架したデジスコを右肩に担ぎ、左肩に400mm+デジタル一眼レフ、首から双眼鏡というスタイル。加えて100mmマクロと予備電池をウェストポーチに入れて里山を歩いている。つまり鳥撮機材の収納は自宅から駐車場、そして車載移動が目的と言うことになる。これまでデジスコデジタル一眼レフ系の二つに分けていた荷物が一纏めになり願ったり叶ったりというわけだ。廃機材の再活用にもなったことだしなんだか巧く事が運んだ気分。
 
◆ネイチャーフォト用
鳥撮機材を一括収納出来たことで、これまでデジスコ以外の機材を詰め込んでいたカメラザック(ロープロ製ミニトレッカー)がお役ご免となった。
そこで野鳥以外のネイチャーフォト目的の機材構成をカメラザックに収納してみたら、これまで普段の持ち出しを諦めていた50mmマクロに85mmや対角魚眼がすっぽり収まる。

撮影現場で「あのレンズがあればなぁ」と思うことはしばしばある。所有していない撮影機材に関してはあきらめがつくのだが、持っているのに置いてきたとなると話が別だ。広角系の単焦点レンズなど持ち出しきれない機材もあるが、まぁこれだけあれば過不足無く、現場での後悔もなくなるだろう。

    さてと、あとは体力 ・・・・ だね。