2011-01-01から1年間の記事一覧

小惑星2005YU55

小惑星が無事通過、地球に大接近 月よりも近く 米航空宇宙局(NASA)によると、直径約400メートルの小惑星が米東部時間の8日午後6時28分(日本時間9日午前8時28分)、地球に最接近し、月よりも近い距離を通過した。この大きさの天体が地球に…

軽鴨(カルガモ)

【カモ目カモ科】 カルガモはその名に反してカモの仲間としては重量級。どうやらこの名は万葉の昔の「軽の池」に由来するらしい。奈良県橿原市にある剣池の古名とする説があり、万葉集に残る紀皇女(きのひめみこ)*1の恋歌に池の名とそれらしき鴨が詠み込め…

丘葦鴨(オカヨシガモ)♀

【カモ目カモ科】 オカヨシガモを今季初認。ただしメス一羽のみのいささか寂しい来着。この池には多い年で30羽ほどの同種が渡ってくるので、あくまでも先陣の一羽と考え後続を期待したい。 クチバシがマガモのメスに似るけれど、大きさは一回りほど小さい。…

木星

id:mhe7200さんのドブソニアンには遠く及ばないが、対物口径82mmでも縞模様はなんとか見分けることができる。 30枚ほどコンポジットで重ねてノイズを除去。所詮は用途の異なるフィールドスコープだもの、まぁこんなもんだろうなぁ。目を凝らせてみるとカリス…

九日月(月齢8.620)

このところ勤務シフトが目まぐるしく変わるので、体内時計が狂いっぱなし。今日も夜間の仕事が明けて、何だかボォ〜と過ごしている。ふらふら頭では鳥見の気分にもなれず、秋の気配はベランダからの月見で味わうのみの体たらく。 上弦から一日経った旧暦九日…

六日月(月齢5.564)

旧暦六日の月は三日月と半月(上弦)の中間的な欠け具合。神酒の海に接したテオフィルスがクッキリ浮かびあがり、南東面のクレーター群が一際美しく映える月齢だ。 こんな月を見上げていると多少の憂さは忘れられそうな気がする。毎度のことながら、無意識に…

小鴨(コガモ)♂

【カモ目カモ科】 鋭意お着替え中のコガモ君。体の下面と頭前部はオスらしくなってきたが、後頭から背にかけてはメスと見紛う羽衣を残している。エクリプスから繁殖羽へのまさに過渡期の状態。 こうしたオスの換羽を観察するのも本種に限らずカモウォッチン…

アブラコウモリ 第2夜

【哺乳類コウモリ亜目ヒナコウモリ科】 連日似たような画像で申し訳ないが、昨日の反省点を考慮の上、早速実写してみた。 ↑顔も見えているし被写体ブレも起きていない。なんとか成功したようだ。 だがこの一枚の影に百枚の没カット。泣きが入る歩留まりは相…

アブラコウモリ

【哺乳類コウモリ亜目ヒナコウモリ科】 我が家周辺で見ることが出来る野生の哺乳類となると先ずはタヌキを思い浮かべるのだが、冷静に考えてみると夕方の街灯周辺で飛び回るアブラコウモリが筆頭だろう。河川の周囲ではユスリカを補食する相当数の同種を見る…

翡翠(カワセミ)♀

【ブッポウソウ目カワセミ科】 かの国ならさしずめインディアンサマーとでもいうのだろうか、10月とは思えぬ汗ばむ陽気。 久しぶりに鳥撮り機材を担いだまでは良かったのだが、あっという間に汗まみれとなってしまった。餌捕りダイブを繰り返すカワセミが涼…

小鷺(コサギ)

【コウノトリ目サギ科】 コサギは全くの普通種で、珍しくも何ともない。あまりにも当たり前の存在なので、カラスやスズメと同じように観察もおざなりになりがちだ。だが、さすがに「白鷺」と首肯してしまう優雅な瞬間に出くわすこともある。今回にしても張り…

満つる月

午後から重たそうな雲が天空を覆いすっかり諦めていたのだが、就寝前に見上げてみれば、薄雲越しに鈍い光を放っていた。早速400mmレンズを持ち出してダイナミックレンジの限界を探りながら撮影。いささか苦し紛れだが、月面の白トビを最小限に抑えつつ何とか…

浮島公園より羽田を望む

民間機、それも去りゆくジャンボが見たくて川崎市の浮島までプチ遠征。浮島は多摩川河口を挟み、A滑走路に南東から進入する機体を見ることが出来る撮影好適地。風向きによっては海上の新設D滑走路から飛び立ってくる機体を狙えるはずだが、この日は逆風で…

尾長鴨(オナガガモ)♂エクリプス

【カモ目カモ科】 二週間ぶりに訪ねた池にはコガモに続きオナガガモが渡来していた。コガモのオスはまだまだ換羽中でメスとの識別に手間取るが、オナガガモのオスは繁殖羽への換羽がかなり進んでいた。この状態で渡ってきたのだろう。 渡来直後だというのに…

海棲スズメバチ

趣向を変えて別種の猛禽。あっ、猛毒昆虫か。 なんだかF-35ライトニングIIとタイフーン(EF2000)にばかり目を奪われがちなのだけど、米海軍の現用機F/A-18E/FもF-X候補に残っていたっけ。他の候補に比べると原型機F/A-18が古株だけに色あせた印象もあるけれど…

F-Xに関する私見

F2製造終了、次期戦闘機の選定本格化 日本の空を今後20年以上、守ることになる次期戦闘機(FX)の機種選定作業が本格化した。 約10年前に登場したF2戦闘機は27日、国内製造が終了。防衛省が新しい機種を決定する11月末までの作業では、性能や…

川鵜(カワウ)

【ペリカン目ウ科】 観察した小一時間ほど太陽に背を向け翼を広げたまま佇んでいた。カワウやウミウではよく見かけるポーズだが、この日は少し汗ばむほどの陽気。黒っぽい羽衣には熱吸収の効率が良すぎて、体を温める目的にしては長すぎると思われる。おそら…

白鶺鴒(ハクセキレイ)♀

【スズメ目セキレイ科】 なんの変哲もない写真だが、性別や齢の特徴が分かりやすかったので抜粋してみた。 まず、顔の白地に黄色味が見受けられる。このことからこの春生まれた個体と知ることが出来る。 そして額部分の白地が狭く曖昧であることはメスの特徴…

副鼻腔炎

夏風邪から併発し、抗生剤で一度は押さえ込んだはずの副鼻腔炎が、数日前に唐突にぶり返してしまった。腹鼻腔の痛みは始末が悪く、困ったことに極端に集中力を削がれてしまう。やれやれ、投薬二日目で錐のような痛みはひいたけど、今度は薬を変え少々長期戦…

翡翠(カワセミ)♂

【ブッポウソウ目カワセミ科】 台風15号の暴風雨が猛威を振るったのはそう長い時間ではなかったが、野鳥たちはどのようにやり過ごしたのだろう。それだけでなく河川の増水や濁りがおさまるまではある程度の時間を要した。その間、魚食性のカワセミなどは捕食…

小鴨(コガモ)

【カモ目カモ科】 冬鳥の先陣は例年通りのコガモたち。先週末は未着だったので、南下の途中、どこかで台風15号をやり過ごしたのだろう。 一見すると3羽ともメスのようだが、黄斑の無いクチバシから推察するに、中奥の個体はオスのエクリプスではないかと考え…

月に纏わる楽曲

数多ある月に纏わる楽曲の中で、望遠鏡で月を覗いている最中に脳内に染み出してくるのがドビッシーの「月の光」。月から光がこぼれ落ちるような冒頭が印象的で、なんとも幻想的な楽曲。一方ベートーベンのピアノソナタ「月光」は、微妙な変化の中で繰り返さ…

更待月(月齢19.510)

中秋を過ぎたとは思えない蒸し暑い風に吹かれ、月の輪郭もそわそわと落ち着かない。旧暦も二十日となり、目立って痩せてきた月が中天を渡るのは夜も随分更けてから。立待月から続く○待月の古名も今宵の更待月で途絶えてしまう。これより遅い月の出を待つほど…

木星

風があり、大気のコンディションは今一つ。コンポジットの前提として出来るだけ多くの枚数を稼ぎたいのだが、流れてくる雲の影響で撮影が捗らない。結局は20枚ほどのコンポジットで妥協せざるを得なかった。 50xのアイピースを用いデジカメの望遠端で撮った…

中秋の名月(月齢14.286)

今宵をあまねく照らすのは言わずと知れた中秋の名月。撮影したのは満月時刻から約30分後だが、輝面比100%の月は正真正銘の満月といって良いだろう。 いつもと趣向を変えホワイトバランスをデイライトの設定し、意図的に黄色味を残してみた。この色に見えるの…

小望月(月齢13.372)

一見すると満月と見紛う月が雲間を渡る。仰ぎ見る周囲からは秋の虫が秘やかな鳴いていささかの風情だが、如何せん蒸し暑い。蚊に喰われながらの観望は夏の余韻を引きずっていて、まだまだススキは似合わない。 何となく普段の月撮りだけでは芸がなさそうな気…

十三夜(月齢12.458)

台風十二号の呪縛から解き放たれて以来、ほとんど毎晩月を仰いでいる。気付いてみれば随分丸くなってきたが、満ちきるのは明後日の月曜日。長月の旧暦十五日は即ち中秋の名月。杯に映る月を肴に一献といきたいところだが、残念なことに週明けは24時間の作業…

九日月(月齢8.245)

ようやく台風12号の呪縛から解きはなたれて、スッキリとはいかないまでも久しぶりの青空。そこに月が昇ってきたとあっては月撮人として座して眺めるわけにはいかない。夜の作業に出掛ける前の慌ただしい時間だが、デジスコを急ぎ組立て南に向かう月に筒先を…

里山野鳥図鑑

いささか間抜けで面目ないが、本家サイトT's Photo Worksのコンテンツ[里山野鳥図鑑]がいつのまにやら100,000アクセスを達成していた。2007年6月の仮公開から4年2ヶ月、100,000アクセスは行間だらけのタレントブログなら軽々と一日で達成する数字だろう。だ…

夢は36光年を越えHD85512bへ