鳰(カイツブリ)

【カイツブリ目カイツブリ科】 4/12のエントリーで営巣を記したカイツブリ、相次ぐ孵化で3羽のヒナを数えることが出来た。 残る一卵は引き続き抱卵中なのだが、殻の色ムラが気にかかる。 明日も孵化しないようだとおそらく3羽止まりだが、この池のカイツブリ…

黄鶲(キビタキ)♂

【スズメ目ヒタキ科】 抱卵カイツブリの近況観察もそこそこに尾根へと登り、耳を頼りに夏鳥を探す。 春を盛りと鳴くウグイスに、騒音すれすれのヒヨドリとガビチョウ。 そんな喧噪から辛うじて聞こえてくるのはキビタキのさえずり。 時折コジュケイの「チョ…

緑啄木鳥(アオゲラ)♂

【キツツキ目キツツキ科】 先週見つけていたコゲラの巣穴、どうやら放棄されたようだ。 一時間ほど粘ってみたが、出入りを確認するどころか周囲に木々にもコゲラの気配がない。 そんな髭坊主の落胆を見かねたか、同族のアオゲラが姿を現してくれた。 頭の赤…

鶯(ウグイス)♂

【スズメ目ウグイス科】 四月も中旬となり、春告鳥のさえずりも耳に心地よい上達ぶり。 古人には「ウー、グイス」と聞こえたという和名由来説もあるけれど、我が耳には「ホー、ホケキョ」以外の何者でもない。 その「ホー、ホケキョ」はオスの縄張り宣言。 …

小啄木鳥(コゲラ)

【キツツキ目キツツキ科】 コゲラといえば先月末に掲載したばかりだが、旬な光景に出逢えたので懲りもせずアップロード。 連続した軽やかな打撃音を辿ってみれば、見ての通りの巣穴作り。 コゲラが選ぶのは立ち枯れや枯れかけなど、木質が柔らかい木に限られ…

鳰(カイツブリ)

【カイツブリ目カイツブリ科】 里山の溜め池で、今季もカイツブリが営巣している。 この時季、界隈ではカイツブリの卵の数を伝え合うのが挨拶となる。 それだけ開けっぴろげに巣作りしているということでもあるのだけど、苦労している割に懲りない鳥だ。 例…

小鴨(コガモ)♂

【カモ目カモ科】 水陸それぞれ渡りの遅い冬鳥の代表は、コガモとツグミだろうか。 ツグミはゴールデンウィーク前半、コガモに至っては五月下旬になってさえグズグズしている個体を見かける。 冬枯れ色の蘆原で過ごしていたコガモたちも、気がつけば新緑に囲…

鶫(ツグミ)

【スズメ目ツグミ科】 ツグミは冬鳥だけどゴールデンウィーク頃までグズグズしていることがある。 初冬に渡来した個体群は早めに去り、遅くやって来た連中が居座っているのだろうと憶測している。 何しろツグミの繁殖地であるシベリアは懐が深い。 渡りの時…

事故ではなくて事件でしょ

id:mimozaaiさんのペルー旅行記 を拝読しながら思い出した。 1982年の2月、旅の途上ペルー太平洋岸の町イカの街角で、テレビニュースの画面に釘付けとなった。 滑走路端とおぼしき海中に見慣れた鶴丸マークの旅客機が半ば水没している映像が流れていたから…

小啄木鳥(コゲラ)

【キツツキ目キツツキ科】 花樹といえばメジロとヒヨドリが常連だし、盗蜜に花を毟るスズメや虫を追ってきたカラ類を見かけるのがせいぜい。 ところが、インセクトイーターだとばかり思い込んでいたコゲラがサクラの花にクチバシを入れている。 蜜に誘われた…

鴛鴦(オシドリ)♂♀

【カモ目カモ科】 昨年11月に見つけた地元雨水調整池のオシドリ、増減はあったけれど未だに居着いている。 相変わらず警戒心が強くなかなかブッシュから出てこないけれど、冬枯れていたブッシュも随分春めいてきた。 ざっと観察したところでは二組のペアと数…

パコ・デ・ルシア

フラメンコを改革したギタリスト「パコ・デ・ルシア」のことは拙ブログでも幾度か取り上げている。 昨年2月に急逝してしまったので二度と生の演奏に酔うことは叶わぬが、彼の残したCD群とは佳き日辛き日を分かち合っている。 最近そのささやかなコレクション…

目白(メジロ)

【スズメ目メジロ科】 梅は大方散ってしまったが、河津桜が満開となり、さぞかしメジロも狂奔していることだろうと足を運んでみた。 ところがどうだろう、ペアのヒヨドリがメジロを寄せつけない。 数時間粘ってようやく監視をかいくぐったメジロが眼前に現れ…

四十雀(シジュウカラ)♀

【スズメ目シジュウカラ科】 梅林といえばメジロとヒヨドリが我が物顔だが、花蜜とは縁の薄い野鳥も姿を現す。 無難なところでは公園や庭先の常連たるシジュウカラだろう。 花札の図柄で定番のウグイスなど、梅花を背景に見られようものなら垂涎どころではな…

目白(メジロ)

【スズメ目メジロ科】 例年今頃は繁忙期なのだが、この春はことのほかアタフタしている。 心身を壊してまで仕事と心中する気などさらさら無いけれど、投げ出すわけにもいかないものだ。 煮詰まった心は、やはり花樹とメジロにほぐしてもらわねば。 ファイン…

月光回廊

今年の最も小さな満月は、東の地平を越えたところから薄雲のヴェールを纏っていた。 東南を駆け上がるに連れて雲塊に呑まれるも、時折の切れ間からは雲上を渡る姿が垣間見える。 わずかな切れ間が月光を地表に運ぶ回廊のようだ。

ネットワークトラブル

自室のLANとPC環境で、かれこれ一週間ほど前からやっかいなネットワークのトラブルが生じていた。 唐突にメール送受信とブラウジングが劇遅となる現象。 ようやく原因を特定し復旧に至ったのだが、連夜の作業でほとほと疲れてしまった。

鵯(ヒヨドリ)

【スズメ目ヒヨドリ科】 冬枯れの河川敷で出逢ったヒヨドリは、なぜか群れと離れて佇んでいた。 双眼鏡で仔細に眺めれば、どうやら左眼が閉じたままの様子。 怪我をした様子もないのだが、さりとて生まれつきとも思えない。 野生の世界で片目は命取りなので…

小啄木鳥(コゲラ)

【キツツキ目キツツキ科】 最近撮影したコゲラを貼ろうと思いながら同種の過去画像を見ていたら、数年前に撮ったこの絵に引っかかった。 急遽差し替えての蔵出し画像だが、コゲラの可愛さに免じていただけたら幸いだ。 冬の間はシジュウカラやエナガ、メジロ…

雀(スズメ)

【スズメ目スズメ科】 雪の織りなす魔法は、見慣れた野鳥さえも情緒的な風景の主人公にしてしまう。 トタン屋根の上の佇むスズメも例外たりえない。 明後日の予報にはまたしても雪ダルマのマーク。 野鳥には受難だが、普段とは一味違った「鳥のいる風景」に…

緑啄木鳥(アオゲラ)♂

【キツツキ目キツツキ科】 スカッと晴れ渡る冬空の下、ウソの鳴き声に右往左往。 後姿さえ捉えられぬ髭坊主を憐れんだのか、アオゲラが目の前に現れてくれた。 今季の地元里山にはアカゲラのペアも姿を見せている。 キョキョッという短音の鳴き声や樹木を叩…

頭高(カシラダカ)♂

【スズメ目ホオジロ科】 仕事が中止となり、雨混じりの雪が降りしきる里山を徘徊。 休耕地の大半は雪に覆われていたものの、わずかに露出した地面に100羽超えのカシラダカが集中していた。 手近な一羽が飛び立つところを撮ってみたのだが、地味かと見えた羽…

尉鶲(ジョウビタキ)♀

【スズメ目ツグミ科】 庭先では目を惹くジョウビタキのメスだが、冬枯れの芦原だと見事な保護色。 なのに、せっかくのカモフラージュをぶち壊してしまうのが持ち前の好奇心。 じっとしていれば気付かれないものを、そばに寄ってきてカッカッカッと鳴くものだ…

頬赤(ホオアカ)♀冬羽

【スズメ目ホオジロ科】 ようやく出会えたホオアカだけど、なんだか違和感あるなぁ。 前回(初回)夏の東北で遭遇したのは見間違えようのないほど図鑑通りのオス成鳥。 今回の個体は成鳥オスではなさそう。 胸に横帯がないからメスなのか、はたまた幼羽なの…

鵟(ノスリ)

【タカ目タカ科】 主にネズミやモグラなどを狩るノスリだが、それゆえ鷹狩には不適とされ古くは「くそとび」と呼ばれていたそうだ。 人の営みへの利害からすれば益鳥のはずなのに、酷い言われようもあったものだ。 さらに、かすめるがごとく低く飛ぶ「野擦」…

チンギス・ハーンの一族

チンギス・ハーンの一族〈1〉草原の覇者 (集英社文庫)作者: 陳舜臣出版社/メーカー: 集英社発売日: 2000/05/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (11件) を見る閉塞感漂う多感な時期に、海霧と砂塵の向こう側を覗かせてくれたのが…

青鵐(アオジ)♀

【スズメ目ホオジロ科】 アオジなどホオジロの仲間の古名「鵐」(しとど)は奈良時代にさかのぼる。 古来の日本語では緑色を青と表現することから「あおいしとど」すなわち「青鵐」となるわけだ。 ただし、青=緑と呼ぶにふさわしいのはオスに限られる。メス…

青鵐(アオジ)♂

【スズメ目ホオジロ科】 アオジは大胆なのか臆病なのか、人間との距離感が今一つつかめない不思議なところがある。 遠くから警戒し始め、さっさと逃げるかと思いきや、手を伸ばせば届きそうなほど近づいても頓着しなかったりする。 公園などで餌付けの洗礼を…

のんびりリニューアル

OSをWindows8.1に変えて10ヵ月。この間自分のホームページは放置していた。 理由はXPの初期に購入し使っていたWeb制作ソフトがWin8.1未対応だったこと。 ようやく最新版の制作ソフトを購入したので、更新というよりリニューアルしようかと考えている。 まず…

頭高(カシラダカ)

【スズメ目ホオジロ科】 音は猛禽を思わせ、字面からは居丈高な印象さえ受けるのだが、いたって臆病な鳥。 冠羽が目立つことからの命名だと思うのだが、本種に限らずホオジロの仲間に冠羽は珍しくはない。 年によって変動があるのだが、この冬は当たり年らし…