頭高(カシラダカ)

【スズメ目ホオジロ科】
音は猛禽を思わせ、字面からは居丈高な印象さえ受けるのだが、いたって臆病な鳥。
冠羽が目立つことからの命名だと思うのだが、本種に限らずホオジロの仲間に冠羽は珍しくはない。

年によって変動があるのだが、この冬は当たり年らしく群れの規模はなかなのもの。
林縁の休耕田などで採食しているが、人が近づくと林の中に隠れてしまう。
ただし一斉にではなく、数羽程度がバラバラな様子で飛び立っていく。
少数が見通しのきく枝に残ってで様子をうかがっていたりするのだが、果たして「群れ」の意識があるのかどうかは疑問なところ。

彼らの群れにはごく稀にミヤマホオジロが紛れていることがある。
地元の里山では十年以上前に見かけたきりだが、群れをみつけると期待を胸に双眼鏡で舐めまわしてしまう。

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