2012-01-01から1年間の記事一覧

灰鷹(ハイタカ)

【タカ目タカ科】環境省レッドリスト準絶滅危惧(NT) 猛禽識別は全く自信がないのでハイタカと分かるのが精一杯。若いメスだとは思うのだが、それ以上の識別には自信が持てない。 一般的にワシタカの仲間はメスが大きく、ハイタカも例外ではない。メスは38c…

五日月(月齢4.438)

もう少し薄い三日月から四日月あたりが好みだが、旧暦五日頃の月も夜明けのゾーンが変化に富んでいて見応えがある。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース) / CASIO EX-Z850

紅猿子(ベニマシコ)♂

【スズメ目アトリ科】 アトリ科には○○マシコが何種類かいるが、レアな鳥種がほとんどなので見られなくても当たり前。 唯一の例外がこのベニマシコだったのだが、我が家付近の里山では見かけることがなくなってしまった。 そんな経緯もあるので、見かけるとつ…

四十雀(シジュウカラ)♀

【スズメ目シジュウカラ科】 木々が葉を落とし野鳥たちを見つけやすいシーズンとなった。 夏の間は鳴き声ばかりの存在だったシジュウカラが俄然目立つ季節でもある。 なんとなくモノトーンな印象だが、背中のグラデーションなどよくよく見れば美しい色遣いだ…

翡翠(カワセミ)♂

【ブッポウソウ目カワセミ科】 深酒の報いで出遅れて、もはや朝とは言い難い頃合いを徘徊。 さすがに野鳥たちとの遭遇も疎らとなるが、居着きのカワセミだけはいつも通りに姿を見せてくれた。 里山の溜め池にも秋の気配が漂いはじめている。 カワセミの羽衣…

ヒーローと覆面

レトロな日本のヒーローは目以外を頭巾で隠す。その典型が忍者装束や鞍馬天狗だろう。 一方欧米のレトロヒーロー達は目や眉の部分だけを覆うので、鳥バカにはモズと同じ過眼線に見えてしまう。 怪傑ゾロやバットマンの相棒ロビンが典型だが、まぁそれは昨日…

有明の月(月齢25.309)

夜明け前、4時半頃にお月見と洒落込んでみた。 酔狂な時間だが、まぁいつもの夜勤明けなのだ。 夜明け前に東を昇る月は、そろそろ「有明の月」を具現している。 十六夜以降、朝にも残っている月を指す言葉らしいが、 明け染め始める東の空を逃げる月にこそふ…

百舌(モズ)♂

【スズメ目モズ科】 モズは雌雄を識別しやすい鳥。 過眼線が黒ければオス、さもなくばメスとなる。 細部の違いはまだまだあり、体色の微妙な差違や腹部の横斑有無などでも見分けることが出来る。 腹部斑は波状の横斑があればメスなのだが、 稀にオスにもそれ…

百舌(モズ)♀

【スズメ目モズ科】 「よんでる口ぶえ もずの声」は童謡「小さい秋みつけた」の一節。 モズの鳴き声は「ギジギジギジ」と聞こえる地鳴きのほか、「キィーキィーキィー」とか「チキチキチキ」という俗に高鳴きと言われるさえずりが一般的。秋から始まるさえず…

Fly Me To The Moon

↑でこのタイトル使っちゃったから、やっぱり貼らなきゃ。 YouTubeにはいろんなアーティストの奏でるFly Me To The Moonがあるけれど、あえてANAのCMをチョイス。 CMとしても傑作だと思っている。「夢見るヒコーキ」のキャッチコピーもいいし、ボーカルも抜群…

Fly Me To The Moon(フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン)

探鳥中に聞こえてきた軽めのターボプロップ音に目をこらすと、月と交差しそうな進路を飛ぶ航空機が目に入った。手持ちのまま咄嗟に振ったカメラのファインダーが捉えたのは、主翼形状が特徴的なDo(ドルニエ)228NG(機体番号JA34CA)。調布飛行場をホームベ…

田雲雀(タヒバリ)

【スズメ目セキレイ科】 こう見えてセキレイの仲間なんだけど、見比べてしまうと少々メタボなシルエットに尾羽もやや短め。だがその尾羽を上下させる動作はセキレイそのもの。 夏に高緯度地域で繁殖し、秋から晩春を日本の雪の降らない地域で過ごす典型的な…

更待月(月齢19.075)

○待月シリーズ最後の今宵は、月出から数時間雲に覆われていた。気まぐれに姿を現す雲間の月にも秋の風情が漂うものだ。 撮影データ :Canon EOS 20D + EF400mmF5.6L USM / 2012.11.03 / 横浜市 背筋に忍び込む冷気に耐えながら、撮影機会をひたすら待ち続け…

臥待月(月齢18.073)

今宵は雲が多く、雲間を窺いようやく撮影できた。 なんとか明晩の更待月まで撮影できれば「○待月シリーズ」が完結できるのだが・・・・ それにしても一昼夜経過した割に欠けの進行が遅いように見える。秤動とも関係しているのだろうが、月の自転と公転が綾な…

テレビのセッティング

逝ってしまったテレビの穴を埋めるべく注文していた液晶テレビとブルーレイレコーダーが届いた。帰宅後家族の期待を背に作業を開始。テレビとブルーレイレコーダーは同じシャープの製品ということもあって簡単にセッティングを完了。 だが、せっかくだから音…

居待月と木星(月齢17.068)

左下に木星、右下に赤く妖しいアルデバランを従えた月は、肉眼で見た美しさと裏腹にスコープ越しのアップは耐えきれないほどユラユラと頼りない。一見すると穏やかな夜空だが、ここ数日では最悪の大気コンディション。地表は穏やかだけど、上空は偏西風が吹…

石川さゆり

演歌を聴く習慣は持たないが、たまたま点けたTVにこの人が出ていると、ついつい聴き入ってしまう。 YouTubeで偶然見つけた動画だが、これ、持ち歌じゃないんだよね。やっぱり凄いよ。 「天城越え」なんか、もう情念そのものだもんなぁ。ツタヤでCD借りてこ…

立待月(月齢15.988)

理屈が分かっていれば当然なのだが、満月の出と日没は概ね同時刻となる。 今宵は東京の月の出が17:38、日没は16:47だったので、月が昇り始めたのは日没後小一時間経ってから。 この時間差を立ったまま待てるほどという意味で立待月。さらに居待月、寝(臥)待…

十六夜(月齢15.018)

こちらもまた「いざよい」だけど、十五夜であることの多い満月と区別する意味を込めて十六夜を選択。 今朝の4:49、満月を迎えた直後に西没。今宵再び地平を超えた月は、肉眼でも僅かに分かるほどの欠け具合。 撮影時点で地球から404,386km。一日で青森-鹿児…

不知夜月

十六夜と不知夜月、どちらも「いざよい」と読む。 それぞれ好きな字面だが、夜空を遍く照らす月には不知夜の字を充てたい気分。 撮影データ :Canon EOS 5D + 70-300mmF5.6IS USM / 2012年10月30日 横浜市

Adele21

最近のヘヴィーローテーションはアデル(Adele)のアルバム「21」。 グラミー賞は伊達じゃない。 彼女の日本版公式サイトでは「007スカイフォール」の主題歌をフルコーラス視聴できる。 http://adele21.hostess.co.jp/ さすが007と思わせるアレンジも見事だが…

十五夜(月齢13.953)

栗名月は旧暦十三夜だったが、今宵は十五夜、そして明払暁4:49は満月を迎える。 だが月没時刻が5時頃とあっては満月観望もままならない。8時間ほど早すぎるが十五夜の月を撮影してみた。 それにしても月が遠い。 50xアイピースを用いての満月撮影の常用焦点…

液晶テレビ昇天

リビングの液晶テレビが故障。電源SWを入れパワーLEDが点灯して・・・・ 何も映らん。 メーカーサポートで修理見積もりが3.5〜7万と聞き、即買い換えを決定。 ブルーレイレコーダーを検討していた折も折、ほぼ同サイズの型落ち40インチ+ブルーレイレコーダ…

黄鶺鴒(キセキレイ)

【スズメ目セキレイ科】 見慣れたセキレイ三種の中で、もっとも多数派なのはハクセキレイ。四季を通じ、水辺を離れた公園や舗装された駐車場でも見かける適応力抜群のセキレイだ。 次いで多いのがセグロセキレイ。近年はハクセキレイに押され気味の日本固有…

十三夜(栗名月)

今宵、旧暦9月13日の月は十三夜とよばれ、格別な月とされてきた。 満月未満の風情を趣と感じた古人の気分を味わいたくカメラを持ち出すも、次々流れゆく雲に翻弄される。 ならばこそ、雲間の月を愛でるまでのこと。 さて、栗名月を堪能したところで今夜は徹…

磯鴫(イソシギ)

【チドリ目シギ科】 先月のことだが、ポピュラーミュージックの大御所アンディ・ウイリアムスが亡くなった。オヤジとよばれる歳ではあるけれど、享年84歳ではいささか世代に隔たりがある。せいぜい子供の頃に親父がアンディ・ウイリアムス・ショウを聴視して…

尉鶲(ジョウビタキ)♂

【スズメ目ツグミ科】 一昨日の早朝、仕事に出かけようとクルマのドアに手をかけたところで懐かしい鳴き声に気がついた。 お帰りなさい、ジョウビタキ君。昨シーズンこの辺りを縄張りにしていたのもオスだったけど、果たして君は同じ個体なのかい? 仕事続き…

上弦の月(月齢6.918)

何しろ1972年の曲だし、吉田拓郎の「旅の宿」を知っているのはせいぜいアラフィフ辺りからか。 「浴衣のきみは尾花(すすき)の簪(かんざし)」とか「上弦の月だったっけ」などといったフレーズが歌われていることから、今宵の月あたりが頃合いかと思う。別…

七日月(月齢5.861)

今宵はオリオン座流星群が極大を迎える。新月なら理想的なのだが、月齢6の月はそこそこ明るい。 月没の22時以後、東の空を昇るオリオンの右腕辺りを注視することにしよう。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース) / CASIO EX-Z850 / 横浜市

緑啄木鳥(アオゲラ)♀

【キツツキ目キツツキ科】 早朝、久しぶりに地元の里山を徘徊。 一時間ほど歩いたが、特定外来生物ガビチョウの鳴き声ばかりが何処までもついて廻る。この数年不調続きの我が里山では、本来居るべき鳥たちの喧噪が懐かしいとさえ思える始末。 キビタキの気配…