黄鶺鴒(キセキレイ)

【スズメ目セキレイ科】
 見慣れたセキレイ三種の中で、もっとも多数派なのはハクセキレイ。四季を通じ、水辺を離れた公園や舗装された駐車場でも見かける適応力抜群のセキレイだ。
 次いで多いのがセグロセキレイ。近年はハクセキレイに押され気味の日本固有種。それでも都市近郊の田園では比較的見つけ易い。
 そして本日掲載のキセキレイ。地元でも多摩川相模川まで出かければ通年見ることが出来るけど、夏の小河川や田園ではほとんど遭遇できない。

 ところが一転、川を遡ると遭遇頻度は逆順となり、標高の高い渓流だとキセキレイの独壇場となる。
推察するにキセキレイは水質を選ぶようだ。水温が下がり水質が良くなる季節になると我が家周辺に姿を現すように思えてくる。
 
 未だ漠たる思いだが、夏でもキセキレイに逢える処にこそ「終の棲家」を編みたいものだ。

撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) / CASIO EX-Z850 / 2012年10月 東京都多摩市
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