上弦の月(月齢6.918)

 何しろ1972年の曲だし、吉田拓郎の「旅の宿」を知っているのはせいぜいアラフィフ辺りからか。
「浴衣のきみは尾花(すすき)の簪(かんざし)」とか「上弦の月だったっけ」などといったフレーズが歌われていることから、今宵の月あたりが頃合いかと思う。別段この歌が懐かしいわけでもないのだが、道脇のススキと南西に傾く上弦の月に思わず口ずさむ秋の夜長というわけだ。
 さてさて、こんなあばた月では興醒めという意見もあろうけど、直線壁など見所が多く月面ファンには堪えられない月齢なのだ。ススキの穂先をかすめる月も素敵ではあるけれどね。

 昨夜が極大だったオリオン座流星群。今宵もオリオンが昇ってくる夜半以降に見られる可能性がありそうだ。昨夜は23時頃の30分ほどで2個の流星を視認できたが、我が家から望む東の空は横浜や川崎の臨海エリア上空となり光害が甚だしい。コンディションの良いロケーションならばもっとたくさん流れていたのだろう。

撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース) / CASIO EX-Z850 / 横浜市