小啄木鳥(コゲラ)♂

【キツツキ目キツツキ科】 10メートルほど先から見つけたコゲラに「達磨さんが転んだ」作戦で距離を詰める。 苔むした桜の幹で虫探しに夢中なコゲラは、カメラを持つ怪しい髭坊主など眼中にない様子。 この個体、はっきりしないが目の後方にオスの証である赤…

梅雨望月

早朝から照りつける陽光は真夏のそれだったが、午後には一転のゲリラ雷雨。 局地的な雨域を抜けてみれば、湿度を増した大気がなおさら鬱陶しい。 そして夕刻、満月は雲間を見え隠れしながら宙天を目指す。 天体写真的なクローズアップ撮影は早々に諦め、雲と…

小望月(月齢14.719)

満月ピークは明日の13時頃なので、16時間ほど早い分だけ左側の輪郭に翳りが残っている。 明夕の月の出直後ならピークから5〜6時間程度なのでいっそう丸いはず。 可能なら撮り比べて丸さの比較をしてみたいものだ。 昼過ぎまでは梅雨らしい空模様だったが、夕…

鳰(カイツブリ)親子

【カイツブリ目カイツブリ科】 時に自然は非情。 5個の卵から1羽が孵化したところで梅雨入り号砲の暴風雨が襲った。 浮巣とともに孵化直前の卵も流失してしまったそうだ。 生き延びた一番ヒナは、急拵えの仮巣では落着けない様子。 暴風雨の難を逃れた時と同…

三日月(月齢3.649)

三日月とは朔(新月)を一日とする旧暦で3日目の月を指す。 今宵は旧暦だと皐月4日なので、正確を期せば四日月ということになるのだろう。 さて6月。カイツブリの抱卵も気になるし、コアジサシの飛来状況も未確認。 いろいろあって鳥見に出かけられないの…

軽鴨(カルガモ)

【カモ目カモ科】 井戸端ならぬ畦端で会議中のカルガモたち。 「今年の田起こしは遅かったねぇ」などと言い合っているのだろうか。 さて、一番手前の個体にご注目。この個体だけ後頭から首の後ろ側が黒ずんでいる。 おそらく何分の一かはアオクビアヒルや合…

鳰(カイツブリ)

【カイツブリ目カイツブリ科】 里山の灌漑用溜池ではカイツブリの恒例ヤキモキ繁殖が始まっている。 5個まで生んだ卵が一夜にして消失するなど前途多難ではあるけれど、めげずに新たな営巣を再開していた。 日曜正午の段階で2個を確認していたが、別の鳥に…

十三夜(月齢12.214)

旧暦十三夜と聞けば満月二日前をイメージするのだが、実際の満月は四日後の5/15(旧暦17日)となる。 なるほど、十三夜月にしては細めなわけだ。 現用デジスコで撮影できる月面の限界も見えてしまい、スコープを夜空に向ける興を失ってしまった。 けれど、南…

カキツバタ

連休の最終日、里山の片隅で栽培されているカキツバタを400mmレンズの極薄ピントで捉えてみた。 なにしろ一眼レフで撮る写真の九割はこのレンズを使用している。 イメージセンサーサイズがAPS-Cのカメラだと対角視野が4.5度。 野鳥が相手ならこれでも広角す…

嘴太鴉(ハシブトガラス)

【スズメ目カラス科】 生憎と実質二日の連休だったのだが、地元里山での夏鳥探鳥は空振りに終わってしまった。 いくつか考えられる原因の中で最大と思われるのが、異常なほど集結していたカラスによる騒乱。 あれでは留鳥さえも寄り付くまい。 さてそのカラ…

河原鶸(カワラヒワ)♂

【スズメ目アトリ科】 驟雨というのだろうか、朝の里山は無数の雨滴が新緑に弾け、ザーーッとした背景音に包まれる。 ガビチョウやヒヨドリのけたたましい鳴き声が雨音を貫いて耳に届く。 だが肝心の夏鳥は姿はおろか鳴き声さえも聞こえない。 一時間ほど粘…

柄長(エナガ)

【スズメ目エナガ科】 久しぶりの里山で、旧知の先達にエナガの営巣を教えていただいた。 ご覧のとおり見事な巣だが、エナガの産卵数は12個前後だとか。 この巣の中には巣立ち間近なヒナがひしめいているのだろう。 今日にも巣立つのではないかとの観測を聞…

陽光に眩み 新緑に酔う

数週ほど腰痛に苛まれてしまった。 以前から爆弾(脊柱管狭窄)を抱えてはいるのだが、今回はきっかけの自覚がないまま発症。 折悪く夜間作業の日々。代ってもらえるスタッフも居ず、脂汗を滲ませ痛みに耐える日々だった。 ブログの更新はおろかネット徘徊も…

四十雀(シジュウカラ)♀

【スズメ目シジュウカラ科】 春を謳歌するシジュウカラも咲き誇る花樹と無縁ではいられない。 スズメ同様の花茎をかじり取る「盗蜜」行動も観察されるようだし、花桃の花芯を食すシーンも見かける。 花に心を揺さぶられた人の目にはシジュウカラさえも浮かれ…

二十歳

娘は二月に二十歳を迎えたが、家族の休みがバラバラで写真を撮れずにいた。 それでも桜花の下で撮ってほしいとの希望を入れて、花片舞う中撮影を敢行。 今回は家人が仕事で都合がつかず、父娘だけでの撮影行。 メイクや着付けの乱れを直してあげることもかな…

花散らし

流れる雨滴と花片の取り合わせが妙に美しいのは草臥れかけた愛車のボンネット。 三分咲きほどのソメイヨシノに影響は少なかろうけれど、ピークを過ぎかけた花樹には花散らしとなる風雨。 今日の蔵出しチョイスは数年前の時ならぬ霙にふるえた早咲き桜。 漸く…

鵯(ヒヨドリ)

【スズメ目ヒヨドリ科】 新しいPCのセッティングと移行作業で午前中はつぶれると思っていた。 だが、デスク背面や機器・ケーブル類を覆っている大量の埃にしばし呆然。 結局大掃除を兼ねることとなり、貴重な日曜日を失してしまった。 スギ花粉のピークと聞…

Windows8.1

WindowsXPのサポート期限が迫っている。 外部と遮断したスタンドアローンなら使い続けることも可能だが、、ネット環境での使用は危険なものとなっていくはずだ。 しかも2007年以来使ってきたレタッチソフトPhotoshopCS2はサポート期間を過ぎており、XPにさえ…

目白(メジロ)

【スズメ目メジロ科】 今日の関東は冷たい雨に明け暮れ、ここ数日の陽気に弛みかけた体には堪える一日だった。 近頃は「三寒四温」を耳にすることが減ったように思うのだが、一昔前に比べると寒暖差が極端なようだ。 夏の記録的な猛暑は温暖化を肯定している…

目白(メジロ)

【スズメ目メジロ科】 くどいなと思いつつ第三弾、いや三月に入って四度目のメジロエントリー。 ともあれやっと時間を作って裏山の花樹林へ。 梅の花もまだまだ盛りだが、河津桜が三分咲きとなってきた。 どうやら甘党メジロの舌に適うらしく、盛りの梅より…

目白(メジロ)

【スズメ目メジロ科】 花メジロ三昧と洒落込みたいところだが、我が身を置く業界もこの季節は繁忙期。 身辺でも仏事が重なり落ち着かない日々が流れていく。 画像は先週末なので梅の盛りだが、今週は河津桜がちらほら咲き始めている。 せめて日曜日の一時間…

目白(メジロ)

【スズメ目メジロ科】 毎年のことだが、拙ブログはウメからサクラの開花にかけてメジロブログと化す。 おそらくは花&メジロに食傷となるだうことをあらかじめお断りしておこう。 さて、毎度のことながら注目すべきはクチバシ周り。 メジロの喉は元々黄色い…

小啄木鳥(コゲラ)♂

【キツツキ目キツツキ科】 つい一月前に掲載したばかりのコゲラだが、久々にオスの証をはっきり撮ることが出来たので急遽の登板。 全くの普通種だし些細なことではあるけれど、コゲラの赤斑は鳥好きにとって嬉しい成果だったりする。 後頭部脇からわずかに見…

枯月

三日月の地球照が冬木立を透かしていた。 枝先に宿る春の息吹も、遠景のシルエットでは冬枯れとしか映らない。 何枚も撮ったのだが、寒風に枝が揺れ冬らしいキレが得られない。 それでも着想は得られたので、次回は作画にこだわれそうだ。撮影データ:Canon …

Almoraima(アルモライマ)

アルモライマアーティスト: パコ・デ・ルシア出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント発売日: 1994/11/06メディア: CD クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る訃報に接して以来ヘビーローテーションのパコ・デ・ルシア。 中…

目白(メジロ)

【スズメ目メジロ科】 拙ブログへの検索ワードを見ると、メジロの雌雄見分け方に関する単語や短文が上位に来る。 見分け方など知りもしないし書いた覚えもないのだが、検索している向こう側の意図は見えている。 少なくともバードウオッチャーではないことは…

パコ・デ・ルシア逝く

とにかく朝から打ちのめされた。 フラメンコギターの巨匠、パコ・デ・ルシア氏が死去(CNN) スペインの伝説的なフラメンコギター奏者、パコ・デ・ルシア氏が25日、滞在先のメキシコで死去した。66歳だった。デ・ルシア氏は伝統的なフラメンコを現代…

四十雀(シジュウカラ)♀

【スズメ目シジュウカラ科】 シジュウカラは本来森林性だが、都会でも見かける頻度が高く、渋谷駅から徒歩数分の公園で見かけ驚いた記憶がある。 他のカラ類と比べると分布が広大で、北緯65度以南のユーラシア大陸からアフリカ北部にかけて生息している。 国…

尉鶲(ジョウビタキ)♂

【スズメ目ツグミ科】 北側の日陰は根雪と化して残っているが、日向は今日一日でかなり融けたようだ。 雪に覆われていた数日間はさぞかし空腹だったことだろう。 畑地ではキジバトやツグミが忙しげに行き交うなか、ジョウビタキも虫探しに余念がない。 ポス…

白腹(シロハラ)♂

【スズメ目ツグミ科】 金曜日の大雪は雨に変わった段階で40cmに達し、翌朝には地元駅の屋根を押し潰した。 土曜日はひたすら雪かきに追われ、仕事グルマやマイカーの"発掘"と走路確保に時間を費やす。 その間、雪に覆われた裏山からは落雪の音に混じってキョ…