とにかく朝から打ちのめされた。
フラメンコギターの巨匠、パコ・デ・ルシア氏が死去
(CNN) スペインの伝説的なフラメンコギター奏者、パコ・デ・ルシア氏が25日、滞在先のメキシコで死去した。66歳だった。
デ・ルシア氏は伝統的なフラメンコを現代音楽の1ジャンルとして生まれ変わらせた功労者とされる。エリック・クラプトンやジョン・マクラフリン、アル・ディ・メオラといった名ギタリストたちや、ジャズピアニストのチック・コリアとのジャンルを超えたコラボレーションでも知られた。
スペイン南部、ジブラルタル海峡に近い地中海岸の町、アルヘシラスの出身。同市のミゲル・ヌニェス報道官によれば、デ・ルシア氏は公演のため家族とともに訪れていたメキシコのカンクンで急に体調を崩したという。死因は心臓発作とみられる。
アルヘシラス市は数日間喪に服すことを検討している。
http://www.cnn.co.jp/showbiz/35044540.html
ことさら思い出深いのは、ラ・マンチャを走る長距離バスの中でラジオから流れてきた「Entre dos aguas(二筋の川)」。
車窓の田園風景と曲が解け合い、目頭が熱くなったことは25年を経た今もなお鮮明だ。
さらにもう一曲「Rio Ancho(広い河)」こそ我が至上のギター。
そして人呼んでスーパーギタートリオ。生で聴きたかったなぁ。
パコを知ったのは二十代半ばの頃。以来数十年、彼の指が奏でる音に酔い続けてきた。
来日公演はもちろん、スペイン本国のコンサートももはや遠い思い出。
でもね、これから先もパコが残した珠玉のCDたちと共に生きていきますよ。
Adios 安らかに