草木

ウメ

梅林で名高い水戸の偕楽園では開花せぬままの梅祭りが始まったそうですが、当地でもチラホラ咲き始めた程度で満開はまだまだ先の風情。二日前の撮影ですが、まだ大半は蕾のまま。 三寒四温を口にするには寒い日が勝ちすぎています。

ウメ

いよいよ膨らんできたつぼみが雪解けに輝いていました。 厳寒の中に垣間見える春です。

ユリノキの雪

プラタナス(スズカケノキ)とばかり思い込んできた街路樹ですが、いざとなると自信がありません。 それはそれとして、ガク?に積もった雪でワタの花のような造形になっていました。 なかをさんからユリノキと教えていただき一件落着。ありがとうございまし…

ヒイラギナンテン?

腰ほどの高さの灌木で、ここには写っていませんが葉の形はトゲのあるヒイラギのようです。でも小さな紫がかった小さな実がいくつも付いていたのでヒイラギナンテンかなと考えた次第です。 新芽の部分、つまり右の写真ですが、成熟した葉と異なりトゲのないや…

ウメ

気の早い話ですが、ウメの枝に小さな小さな蕾が付いていました。 写真では大きく見えるけど、まだまだほんの5mm程度。 ちなみにこの梅林、去年の開花は2月中旬でした。

コブシ

バブルの申し子のような東北出身の歌手も歌っていましたが、コブシと言えば北国の雪解けを告げる花というイメージがあります。冬本番はこれからというこの時期既にハッキリした芽を付けているので、「成るほど」と妙に納得してしまいました。

フクシア

下でも書いた富士国際花園で撮影したフクシアの花。 中南米原産のアカバナ科に属す常緑低木ですが、かなり人気の高い園芸種なんですね。

ハイビスカス

仏桑華という和名はなにやらお釈迦様に関係ありそうですが、桑に似ているからという説もあるようです。沖縄ではそこかしこに咲いていて、「あぁ南国だなぁ」と実感させてくれたものです。 ちょっと無粋かも知れないけどドアップで失礼しました。

イイギリ

確信を持てないのですが、おそらくイイギリ(飯桐)だと思います。 この木に近づいたらヒヨドリやムクドリが一斉に飛び立ちました。 かさかさという物音に目を地べたに転ずると、キジバトが我関せずに落ちた実を啄んでいました。

ツバキ

これからの季節、梅が花をつけるまではこのツバキの花こそメジロの吸蜜スポットになります。その目的もあっての植樹によるのでしょうが、東京港野鳥公園の至るところにツバキが咲いていました。

ピラカンサ

住宅街を歩いていると目にする頻度の高い樹木。 たわわに実るこの赤い実は鵯など野鳥の好物でもあります。 東京港野鳥公園ではおそらく野鳥たちの餌として意図してのことだと思いますが、ピラカンサ以外にも実を付けている木々が多く植えられていました。

アジサイ?

小雪の舞う路傍でひっそりと出来上がっていた天然ドライフラワー。 おそらく初夏に咲いたであろう花が、風雨に耐えながらここまで形を保ってきたことに感心してしまいました。

ツリバナ

雪が舞い始めた軽井沢の森の中で、ぽつんと微かに色を主張していました。 初秋に見かけた時はカサの部分も深紅だったのですが、今や種子が落ちるのを待つばかりのようです。

イチョウ

「銀杏」の字が一般的ですが「公孫樹」とも書きます。 日本ではお馴染みの樹木ですが、世界的に見れば「生きている化石」と呼んで差し支えないほどの貴重種。恐竜が闊歩した時代に繁栄を極めたイチョウは氷河期にほぼ絶滅し、中国に残ったただ一種のみが生き…

アオツヅラフジ

雑木林の外れに自生していたのでヤマブドウと決めつけていたのですが、葉の形状が違うようです。そもそもブドウかどうかも怪しいかも。 お分かりでしたらコメントをいただけると助かります。 正解はアオツヅラフジのようです。 リュウマチや神経痛などの漢方…

カキ

その実同様柿色に色づいた禅寺丸柿の紅葉です。 川崎市の麻生区に王禅寺という真言宗の古刹がありますが、その境内に何代目かの禅寺丸柿原木が残っています。最寄りとなる小田急線の駅名「柿生」もまた、この禅寺丸柿に由来しているのだそうです。 平行する…

カゼクサ

だいぶ光が差し込むようになってきた林床で穂を風にそよがせていました。 イネ科のカゼクサは道ばたや空き地などどこでも見かけるタフな雑草ですが、線香花火のような穂には可憐な美しさを覚えます。

ハナノキ

カエデの仲間で別名ハナカエデとも。日本の固有種で中部地方にだけ自生しているのだそうです。これを撮ったのは宮ヶ瀬の湖畔公園なので、植樹されたものですが、自生のハナノキは天然記念物指定に留まらずRDB絶滅危惧II類。貴重なんですね。

モミジ

いよいよ紅葉シーズン到来で、紅葉スポットの公園には本格的な撮影機材を携えた中高年フォトグラファーがひしめいています。デジカメの普及も手伝ってか空前の風景写真ブームなのだそうですが、それ故に悲しい光景を目撃する頻度も増えています。写真が老後…

ケヤキ

取りたてて紅葉が美しいというわけでもないのですが、葉脈が面白かったのでアップにしてみました。 ありふれた樹木ですが夏は木陰、冬は日溜まりの木というイメージがあります。

ナンキンハゼ

その名の示す通り中国が原産の落葉高木。 乾燥に強い、剪定に耐える、紅葉が美しいといった理由で庭木や街路樹として人気のある樹木ですが、なるほど三角形の葉は赤から黄色の美しいグラデーションを色なしながら萌えていきます。 街路樹としてはハナミズキ…

モミジ

街路樹の紅葉はピークを過ぎたようですが、里山ではこれからが本格的に萌え始める時期です。 10℃以下の最低気温が10日程度で見頃になるという話を聞いたような気がするのですが、この記憶はちょっとあやふやです。

ニシキギ

9月頃から十分色付いていたのですが、ここに来て真っ赤になっていました。 枝にはこの木の特徴であるコルク質の「翼」が付いているのが見えます。

名称不明 ハナミズキ

近所の遊歩道にある街路樹です。赤い実と紅葉のコントラストが印象的でした。 さんざん調べたけどギブアップ。名前をご存じでしたらご教示下さいm(._.)m 追記 tsunさん、なかをさん、お二人のご教示でハナミズキと判明しました。 ありがとうございました。

ナンテン

この名を聞くと「のど飴」を連想します。物の本によると知覚神経や運動神経の末梢をマヒさせる作用があり、それを用いてぜんそくなどの咳止めとして重宝されてきたのだそうです。 元々は中国原産で、国内で自生しているナンテンも古い時代に大陸から伝わった…

ススキ

花もなく、かといって紅葉には至らず、ちょっと寂しい里山です。

クリ

三内丸山遺跡からもクルミやトチの実と共に発掘され、縄文の昔から重要な食料源だったことが分かっています。また建材用の木材としても古代から使われていたようで、日本人には食と住に係わるとても馴染みの深い樹木です。

ガマズミ

そこかしこでガマズミやピラカンサが赤い実を付けています。ガマズミの実はピラカンサに比べるとピュアな赤ですが、ヒヨドリやメジロなど野鳥の人気ではピラカンサに軍配が上がるようです。

オミナエシ

秋の野辺を彩る黄色い花と言えば秋の七草でもあるオミナエシ。 でも昨今はやたらとセイタカアワダチソウばかりが目立つようになってしまいました。

イロハモミジ

モミジやイチョウを始め、木々が色づいてきました。 一概にモミジといっても多種多様で、同定に当たってはモミジとカエデ専門のサイトを利用させていただいてます。