草木
種籾を水につけ込む頃に花が咲くことから名付けられたタネツケバナは、若い葉を茹でて食すと辛味があって美味しいのだそうです。菜の花と同じアブラナ科だけのことはありますね。 さて、昨日掲載のミチタネツケバナが外来種であるのに対しこちらは在来種。茎…
オオイヌノフグリやホトケノザの群落の中からニョキニョキと顔を出しています。花よりも高く飛び出した切れた茎のように見えるのは長角果と呼ばれる果実。草刈りで切られた茎の痕だと思ったのは誰あろう私です(x。x)゜゜ 同科のタネツケバナは在来種ですが、…
土筆(ツクシ)といった方が馴染みがあるけど、ツクシとはシダ植物のトクサ科に属すスギナの胞子茎のこと。 ツクシが枯れる頃、緑の栄養茎すなわちスギナが茂り始めます。 EOS 20D EF100mmF2.8MACRO USM ISO200 1/100sec F3.5
ホトケノザと同じシソ科に属しますが、こちらはヨーロッパ原産の帰化植物。 掲載当初はホトケノザとしていましたが、ヒメオドリコソウと訂正させていただきます。 みぃこさん、ご指摘ありがとうございました。 花の上側裏に見えるオレンジ色がおしべ。蜜に寄…
土手や空き地で普通に見かける越年草ですが、マクロレンズの世界ではユニークな形状が際だちます。 その名は花の下にある葉が仏様の蓮華座のように見えることに由来するそうです。 奥に見える赤い部分がつぼみ。同時に開花するのはせいぜい三つ程度のようで…
昆虫目線で見るオオイヌノフグリはユーモラスな形。 ヨーロッパを原産とする帰化植物ですが、東京地方では百年以上前から定着していたそうです。 そういえば在来種のイヌノフグリを見かけなくなって久しいれけど、探し方が悪いのかな。 それにしてもこの手の…
記録的な暖冬で季節感が麻痺したようで「厳しい冬が終わる」実感がありません。 せめてフキノトウで春の網膜情報を満たしておきます。 EOS 20D EF100mmF2.8MACRO USM ISO200 1/250sec F3.5 マクロリングライトMR-14EX
田畑の土手や空き地で小さく可憐な花が咲き乱れています。 そういえば日本魚類学会が差別用語を使った魚類の標準和名の改名を行ったけど、植物の和名にもそうした動きはあるのかなぁ。この花の名も差別用語とは言わないけれど、いささか口にするには憚られる…
スオウは蘇芳と書くのだそうですが、奄美大島を北限とする熱帯性の常緑高木。その特徴は何と言っても板根(ばんこん)とよばれる板状の根で、古くは船の舵に用いられていたとか。 写真の樹は西表島の仲間川を河口から船で30分ほど遡ったところにあり、樹齢推…
仕事が雨で延期となり、ぶらりと雨煙る公園へ。驚いたことに季節外れのアジサイが、幾株もの群落の中でたった一つだけ咲いていました。 梅雨の雨でこそ似合う花だけど、秋雨の中では寂寥感が漂ってきます。
「谷戸」という言葉が全国区なのかどうかは知りませんが、南関東、特に多摩・神奈川では「丘陵地にある谷間で小川の源流域となっている地形」を指しています。多くの場合水田とそれを三方から森が囲む地形となっているのは必然ですね。そして田んぼの畦には…
昨日のタマスダレに続きこれもリングライトでの習作ですが、今回はむしろ被写界深度を稼ぐ目的で使っています。 自然光とリングライトの実質的な光量比は2:1、背面LCDで結果を確認しながらリングライト側を−2補正してみました。 それにしてもEOS5DのLCD…
リングライトでの習作。タマスダレは背景が土色になりがちなので、リングライトで浮き上がらせて背景を沈めてみました。もう少し強めにあてた方が背景がもっと黒く落とせたなぁと反省中。
ツリガネは言うまでもなく花の形状が釣鐘に似ていることに由来するのでしょうけど、ニンジンはどうやら根の形状が朝鮮人参に似ていることから来ているようです。 里山の路傍では今頃から秋に向かって可憐な花を見ることが出来ます。
そろそろ秋の気配も漂いだす時期なのですが、熱風の一日でした。 ヒマワリさえも項垂れる日盛りは、ただひたすらの蝉時雨。鳥の気配すらありません。
ピンク色なのでしばらく名前が分かりませんでした。巷でよく見かけるルドベキアの一種ではないかと思います。 ルドベキアといえばオオハンゴンソウから作られた園芸種。さらにそのオオハンゴンソウからして北米由来の帰化植物。大反魂草と書くそうですがなん…
カンゾウにも幾つか種類があるようですが、八重なのでおそらくヤブカンゾウだと思います。 その中でもオレンジ系の色や黄色っぽいものなど、色にもバリエーションがあるようですね、 Canon EOS20D / EF100mmF2.8Macro USM
元々日本各地の半島部などで自生する固有種なのだそうです。花序周縁に咲いているのは装飾花というのだそうで、品種改良により全てが装飾花に変わったものをアジサイと称するのだとか。ルーツはこちらなんですね。
梅雨入りです。鳥見野郎にはちょと泣ける季節。 カラッとした夏が来る頃には裏山のシジュウカラやエナガのチビッコ達もすっかり大人びているんだろうなぁ。
その名に違わず今頃から梅雨にかけて開花するムラサキツユクサですが、この花もまた和花ではないんですね。 ツユクサ科には違いないけど園芸種として移入された北米原産の外来種だそうです。 100mmマクロレンズのほぼ等倍でシベを思いっきりアップ。 EOS10D…
コバンソウはその形状から察する通り小判草と書きますが、別名タワラムギ(俵麦)とも呼ばれるイネ科の一年草です。 名前から在来種とばかり思い込んでいたのですが、地中海沿岸域原産の外来種だったんですね。明治時代に観賞用として移入されたのだそうです…
田んぼの畦にはタンポポやハルジオンが咲き、ベニシジミやモンシロチョウが飛びかっています。連休初日の今日は生憎の天気だったけど、明日からはまずまずの予報。休めるのは暦通りですが、じっくり里山三昧のつもりです。
鍬入れを待つ田んぼではレンゲが咲き乱れています。 レンゲなどのマメ科の植物は大気中の窒素分を取り込んで養分に出来るんだそうです。凄い能力ですね。
ふさふさだった綿帽子にはあと数本の種子が残るだけ。風にあおられ新たな種子が旅立っていきます。
娘の中学入学式は残念ながらそぼ降る雨の中。 桜はかろうじて残っていたけど、昨年に比べると一週間以上はやく盛りを終えたようです。 卒業式の帰路、学校に隣接した雑木林からはシジュウカラのさえずりが響いていました。
昨夕吹き荒れた春の嵐がサクラの盛りを終わらせたかのようです。一夜明け、風に舞い散る様子が殊更美しい朝でした。 今を盛りと咲く花よりも散る様にこそ胸に堪えるのは、己が残りの人生を意識しはじめているからかもしれません。卒業や入学だのサクラに出会…
せっかくの好天、普段の家路を迂回し公園を抜けてきました。 満開の桜の下、春休みを迎えた子供達が駆け抜けていきます。好日好日。
油菜(アブラナ)・菜種(ナタネ)・花菜(ハナナ)、全て菜の花(ナノハナ)のことです。 もともとは種子から油をとるために栽培していたのでそうで、食用よりもむしろ行灯などの灯火用の燃料として活用されていたようです。搾り滓も肥料として使ったので、…
今日、東京ではソメイヨシノの開花が発表されましたが、我が家の周囲ではまだまだウメの見頃が続いています。 メジロを求めて彷徨く合間に紅梅を撮ってみました。 こちらは八重の紅梅。品種名までは分かりません。 ところで、何故なんでしょうね。メジロが寄…
長谷寺の境内でひっそりと花をつけ始めていました。 ミツマタといえばコウゾと並んで和紙の原料と教わった記憶がありますが、観葉植物としても人気があるのですね。