天体

望月(月齢15.675)

今宵は満月。 肉眼で愛でる月は無欠の円形に見える。 とはいえピークの12:41からすでに7時間以上を経過。 しかるべき倍率のスコープで眺めてみれば、右の輪郭から夜の帳に隠れはじめている。 関東南部は夜半から雨との予報だが、それとは信じがたいほどの夜…

満月(月齢13.995)

輝面比100%の満月を撮ろうと、ジャスト時刻に撮影を試みた。 2014年12月6日21時26分・輝面比100%、正真正銘の満月。 事前にカメラの時刻設定を調整したので、おそらく秒単位の誤差しかないはず。 さすがに全周にわたって翳りがない。 一方こちらは月の出から…

上弦の月(月齢6.918)

かなり激しく降った時間帯もあったのだが、14時頃から急速に回復。 待望の上弦月は地上からの水蒸気をものともせず煌々と輝いている。 ドンピシャは19:06だったので28分ほど過ぎての撮影だが、これなら上弦と呼んでも差し支えないだろう。 しかしまぁ鳥撮り…

皆既月食

今宵は久々の皆既月食とあって、視界の開けた仕事場屋上で観望会を試みた。 ↑午後からの曇天にヤキモキしたものの、定番の橙色満月が地平を超えた段階では安堵の一息。 月出から30分経過したこの時点ですでに半影ゾーンに入っているのだが、肉眼では全く分か…

小望月(月齢14.719)

満月ピークは明日の13時頃なので、16時間ほど早い分だけ左側の輪郭に翳りが残っている。 明夕の月の出直後ならピークから5〜6時間程度なのでいっそう丸いはず。 可能なら撮り比べて丸さの比較をしてみたいものだ。 昼過ぎまでは梅雨らしい空模様だったが、夕…

三日月(月齢3.649)

三日月とは朔(新月)を一日とする旧暦で3日目の月を指す。 今宵は旧暦だと皐月4日なので、正確を期せば四日月ということになるのだろう。 さて6月。カイツブリの抱卵も気になるし、コアジサシの飛来状況も未確認。 いろいろあって鳥見に出かけられないの…

十三夜(月齢12.214)

旧暦十三夜と聞けば満月二日前をイメージするのだが、実際の満月は四日後の5/15(旧暦17日)となる。 なるほど、十三夜月にしては細めなわけだ。 現用デジスコで撮影できる月面の限界も見えてしまい、スコープを夜空に向ける興を失ってしまった。 けれど、南…

木星とガリレオ衛星 そして裏ブルームーン

朔の闇にのみこまれる寸前の剃刀月を撮ろうと未明の寝床から這い出たのだが、生憎の雲に野望を砕かれてしまった。 それならばと、夜の帳に輝く木星とガリレオ衛星を狙ってみたのだが、昼間に雨を呼んだ風が未だ吹き止まず、大気条件はユラユラと心許ない。 …

満月満足(月齢15.005)

元日が朔だった今月は、今のところ旧暦一致している。そして今日の午後満月を迎えた。 南関東の月出は17:07。大気の揺らぎが激しい高度を超えるのを待って撮影したのは20:22。 ピークから6時間半経過した月は早くも向かって右側が欠けはじめている。 そうい…

八日月(月齢10.993)

先週のこと、突風に吹き戻された鉄製門扉に右踵上部を挟まれてしまった。 直後こそ立ち上がれないほどの激痛だったが、要は軽度の打撲と擦過傷にすぎない。 ただ痛めた箇所がくせ者で、踵に五百円硬貨大の靴擦れが出来たと思えば当たらずとも遠からず。 右踵…

大晦月・夜明けの地球照(月齢27.858)

大晦日の月出は横浜で5:06だったが、ベランダから撮影可能になるまでジリジリと待つ。 横浜といっても多摩丘陵に接する我が家付近は2〜3℃低く、カーボン三脚を握っただけで指先の感覚が薄れてしまう。 風こそ無風に近く大気の状態はすこぶる良いが、高度が…

満ちゆく月(月齢8.436)

今月17日は十三夜。先月の中秋の名月が「芋名月」なら、十三夜は「栗名月」とされている。 満月のピークは19日朝なので、実質的には満月に一日半満たない風情を愛でることとなる。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) / Canon IXY210F / …

中秋の望月(月齢13.984)

帰宅後は20:13のジャスト満月に備え、ベランダにデジスコをスタンバイ。 こちらはカメラ側の時計合わせが出来ていたので、Exifでも20:13と記録されていた。 中秋の名月は旧暦八月の十五夜に昇る月のことで、実際の月の運行では満月とは限らず前後2日ほどの…

上弦の月(月齢6.921)

半月としてはまだ未完の様子なのも道理。上弦を迎えるのは日付が変わって午前2時過ぎなのだから。 だが、今宵を渡る月は22時過ぎに西の地平に没してしまう。 大気のコンディションを考えると案外よいタイミングなのかもしれない。 ちなみにではあるが、リサ…

未明の半月(月齢21.917)

昼夜逆転の最終日は、下弦を僅かに過ぎた月に照らされながらの帰宅。 睡魔を振り払い、調整の成ったデジスコを中天に振り向ける。 おぉ、これならいけるなぁ。コペルニクス周辺の小さなクレーターも鮮明に写せたようだ。 デジカメ更新前の水準以上の描写力を…

望月未満(月齢12.596)

明後日8月21日の午前10;45が満月なので、実質的には明晩夜半過ぎ頃からが望月(満月)の範疇か。 ならば今宵は小望月と呼べなくもないが、肉眼にもまだまだ楕円の趣だ。 ノートリミングでリサイズとトーン調整を施した。 撮影焦点距離は12.8mm。35mm換算だと…

上弦の月(月齢7.496)

雷雨だったり薄曇りだったりと、このところ黄昏の空は閉ざされていた。 新月からこっち、いきなり上弦の月が現れたように思えてしまう。 寒暖計は未だに30℃を指しているが、微風に救われる。 今夜から夜間の作業が続くけど、お月様に少しばかり励まされた気…

太陽フレア

大型「太陽フレア」でGPSなどに障害も NASAが注意呼びかけ 地球からおよそ1億5,000万km離れている太陽での爆発に警戒が強まっている。 人工衛星やGPS(衛星利用測位システム)、無線に不具合をもたらすおそれがあるということで、NASA(アメリカ航空宇宙局)も注…

八日月(月齢7.420)

日中は汗ばむほどの陽気だったが、日没と共に風が冷たくなったようだ。 藍から墨黒へ移ろう南西の空を見上げれば、上弦前夜の月が冴えている。 風が強いと超望遠画像はユラユラ落ち着かないものだが、今宵は意外なほどシャープな月を撮影できた。 13日から15…

Saturn(土星)

久々の惑星だが、最大倍率50xのフィールドスコープには手強すぎる対象だった。 野鳥用としては倍率過剰の50xアイピースを使用し、デジカメ側も望遠端、計算上の35mm換算焦点距離は5700mm相当となる。 それでさえ3264x2448Pixelの有効画面上、土星の輪は105Pi…

上弦の月と下弦の月

月はおよそ29.5日かけて一巡するが、その間朔(新月)から数えて7日目頃と21日目頃の二回半月状となる。 半月の別名は弦月で、満ちていく過程の半月を上弦の月、欠けつつある半月を下弦の月という。 (↓ちょっと手直しした再掲画像だがクリックすると8000x60…

上弦の月(月齢8.044)

上弦の美しさに惹かれ、久しぶりに月を撮ってみた。 風が強いのでユラユラかと思いきや、意外なほどシャープな画像をえることが出来た。 地表のごく薄いゾーンを吹いているだけなのだろう。 さて、またぞろ夜間がメインの仕事が続く。 自律神経失調気味だっ…

望月(月齢15.457)

深夜というよりはむしろ未明と呼ぶべき時間に仕事を終え、見上げると煌々たる月が西へと下りはじめている。 急ぎ帰宅し機材をセット。満ちきるまで2時間を残しているが、睡魔に身が持ちそうにない。さっさとアップロードして寝床にもぐり込もう。 昨夜よりは…

小望月(月齢14.107)

小田和正の歌ではないけれど、大気の影響でユラユラだ。 どれほど画像が揺れるかは動画で見てもらうのが一番と、30秒ほどの動画を作成してみた。 ちなみに撮影時は風上を建物に遮られており、三脚は一切揺れていない。もっぱら上空の風が強いのだろう。 動画…

十六夜望月(月齢15.574)

暦の上では十六夜だが、満月でもある今宵の月。 ピークから4時間半ほど経過し、ほんの少し欠けはじめている。 これから仕事に出かけなければならないので、高度が上がり条件が整うまで待っていることが出来ない。 開き直って地球の大気に染められ橙黄色に輝…

十五夜小望月(月齢14.783)

満月前夜の小望月としてはかなり丸い印象だが、満月時刻は明日1/27の13:38なのでピークは地球の裏側ということになる。 明朝の月没か夕方の月出が近似値ということになるのだが、旧暦16日でもあるので明晩の月は十六夜(不知夜月)ともいえるのかな。 撮影デ…

九日月(月齢8.658)

星の瞬きが吹き荒れる偏西風を象徴しているようで、スコープ越しの月面はユラユラと止めどない。 当然ながら撮影した画像も輪郭がガタガタになっていた。 そのままでは芸がないので4枚からのコンポジットを試みた。 その上でアンシャープマスクにノイズリダ…

二十六夜(月齢25.508)

起き抜けの29:53:40(2013/01/08 05:53:40)に寝ぼけ眼で撮影。 起伏に富んだ下側に比べるとノッペリした印象の中央から上部側だが、この辺りは「嵐の大洋」と呼ばれるいわゆる月の「海」。 「海」にクレーターが少ないのは隕石の衝突が少なかったからではなく…

未明の月(月齢23.520)

夜半に昇った月を撮るとなれば、嫌でも日付が変わってしまう。 天文分野では午前1時を前日の25時と表記することがある。その通例に従うならば30時10分、つまりは今朝の午前6時10分に撮影。 35mmフィルムカメラの焦点距離に換算すると3415mm相当ということに…

十一夜(月齢10.152)

月齢も10を越え、コペルニクスとティコが見頃を迎えていた。 どちらも比較的新しいクレーターなので形成当時の姿を留めており、月面旅行が可能になれば間違いなく名所になるだろう。 特にティコは「2001年宇宙の旅」で謎の石版モノリスが発見されたとされる…