天体
今月17日は十三夜。先月の中秋の名月が「芋名月」なら、十三夜は「栗名月」とされている。 満月のピークは19日朝なので、実質的には満月に一日半満たない風情を愛でることとなる。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) / Canon IXY210F / …
帰宅後は20:13のジャスト満月に備え、ベランダにデジスコをスタンバイ。 こちらはカメラ側の時計合わせが出来ていたので、Exifでも20:13と記録されていた。 中秋の名月は旧暦八月の十五夜に昇る月のことで、実際の月の運行では満月とは限らず前後2日ほどの…
半月としてはまだ未完の様子なのも道理。上弦を迎えるのは日付が変わって午前2時過ぎなのだから。 だが、今宵を渡る月は22時過ぎに西の地平に没してしまう。 大気のコンディションを考えると案外よいタイミングなのかもしれない。 ちなみにではあるが、リサ…
昼夜逆転の最終日は、下弦を僅かに過ぎた月に照らされながらの帰宅。 睡魔を振り払い、調整の成ったデジスコを中天に振り向ける。 おぉ、これならいけるなぁ。コペルニクス周辺の小さなクレーターも鮮明に写せたようだ。 デジカメ更新前の水準以上の描写力を…
明後日8月21日の午前10;45が満月なので、実質的には明晩夜半過ぎ頃からが望月(満月)の範疇か。 ならば今宵は小望月と呼べなくもないが、肉眼にもまだまだ楕円の趣だ。 ノートリミングでリサイズとトーン調整を施した。 撮影焦点距離は12.8mm。35mm換算だと…
雷雨だったり薄曇りだったりと、このところ黄昏の空は閉ざされていた。 新月からこっち、いきなり上弦の月が現れたように思えてしまう。 寒暖計は未だに30℃を指しているが、微風に救われる。 今夜から夜間の作業が続くけど、お月様に少しばかり励まされた気…
大型「太陽フレア」でGPSなどに障害も NASAが注意呼びかけ 地球からおよそ1億5,000万km離れている太陽での爆発に警戒が強まっている。 人工衛星やGPS(衛星利用測位システム)、無線に不具合をもたらすおそれがあるということで、NASA(アメリカ航空宇宙局)も注…
日中は汗ばむほどの陽気だったが、日没と共に風が冷たくなったようだ。 藍から墨黒へ移ろう南西の空を見上げれば、上弦前夜の月が冴えている。 風が強いと超望遠画像はユラユラ落ち着かないものだが、今宵は意外なほどシャープな月を撮影できた。 13日から15…
久々の惑星だが、最大倍率50xのフィールドスコープには手強すぎる対象だった。 野鳥用としては倍率過剰の50xアイピースを使用し、デジカメ側も望遠端、計算上の35mm換算焦点距離は5700mm相当となる。 それでさえ3264x2448Pixelの有効画面上、土星の輪は105Pi…
月はおよそ29.5日かけて一巡するが、その間朔(新月)から数えて7日目頃と21日目頃の二回半月状となる。 半月の別名は弦月で、満ちていく過程の半月を上弦の月、欠けつつある半月を下弦の月という。 (↓ちょっと手直しした再掲画像だがクリックすると8000x60…
上弦の美しさに惹かれ、久しぶりに月を撮ってみた。 風が強いのでユラユラかと思いきや、意外なほどシャープな画像をえることが出来た。 地表のごく薄いゾーンを吹いているだけなのだろう。 さて、またぞろ夜間がメインの仕事が続く。 自律神経失調気味だっ…
深夜というよりはむしろ未明と呼ぶべき時間に仕事を終え、見上げると煌々たる月が西へと下りはじめている。 急ぎ帰宅し機材をセット。満ちきるまで2時間を残しているが、睡魔に身が持ちそうにない。さっさとアップロードして寝床にもぐり込もう。 昨夜よりは…
小田和正の歌ではないけれど、大気の影響でユラユラだ。 どれほど画像が揺れるかは動画で見てもらうのが一番と、30秒ほどの動画を作成してみた。 ちなみに撮影時は風上を建物に遮られており、三脚は一切揺れていない。もっぱら上空の風が強いのだろう。 動画…
暦の上では十六夜だが、満月でもある今宵の月。 ピークから4時間半ほど経過し、ほんの少し欠けはじめている。 これから仕事に出かけなければならないので、高度が上がり条件が整うまで待っていることが出来ない。 開き直って地球の大気に染められ橙黄色に輝…
満月前夜の小望月としてはかなり丸い印象だが、満月時刻は明日1/27の13:38なのでピークは地球の裏側ということになる。 明朝の月没か夕方の月出が近似値ということになるのだが、旧暦16日でもあるので明晩の月は十六夜(不知夜月)ともいえるのかな。 撮影デ…
星の瞬きが吹き荒れる偏西風を象徴しているようで、スコープ越しの月面はユラユラと止めどない。 当然ながら撮影した画像も輪郭がガタガタになっていた。 そのままでは芸がないので4枚からのコンポジットを試みた。 その上でアンシャープマスクにノイズリダ…
起き抜けの29:53:40(2013/01/08 05:53:40)に寝ぼけ眼で撮影。 起伏に富んだ下側に比べるとノッペリした印象の中央から上部側だが、この辺りは「嵐の大洋」と呼ばれるいわゆる月の「海」。 「海」にクレーターが少ないのは隕石の衝突が少なかったからではなく…
夜半に昇った月を撮るとなれば、嫌でも日付が変わってしまう。 天文分野では午前1時を前日の25時と表記することがある。その通例に従うならば30時10分、つまりは今朝の午前6時10分に撮影。 35mmフィルムカメラの焦点距離に換算すると3415mm相当ということに…
月齢も10を越え、コペルニクスとティコが見頃を迎えていた。 どちらも比較的新しいクレーターなので形成当時の姿を留めており、月面旅行が可能になれば間違いなく名所になるだろう。 特にティコは「2001年宇宙の旅」で謎の石版モノリスが発見されたとされる…
今宵の月を見上げて「きれいな三日月」と言った人がいた。 さすがに三日月と呼ぶのはどうかと思うが、陰暦の廃れた現代では半月より欠けた月をことごとく三日月と呼ぶ向きもある。 だが本来の「三日月」は旧暦三日の月のこと。 それに倣えば今宵は「七日月」…
昨夜は雨こそ上がったが生憎の曇天で、期待していた三日月は空振りに終わってしまった。 一夜明け、衆院選の今日は好天に終始。過剰な着ぶくれに汗ばむほどの投票日和なのに、投票率は伸びないようだ。 夕空にはぽっかりと三日月ならぬ四日月。お月様もなん…
今朝も昇る薄月に導かれて家路を辿った。 一層薄くなった月は三日月ならぬ二十九夜月だが、それぞれの薄月は眉月(まゆづき)とも称されるそうだ。 女性のそれよりもむしろ観音像の眉のようで、なんとも神々しい。 手前味噌だが、これまでに撮影した月の中で…
午前四時、徹夜明けの家路を東に急ぐ。 前を行く長距離トラックのルーフを越えて、眼前に昇る月がやけにドラマチック。 それもそのはず、肉眼でも地球照がほんのり見えるのだもの。 家に駆け込み機材をセット。 肉眼の印象には及ばないけれど、月の暗部がわ…
一時間半ほど待てば輝面比100%の満月だが、睡魔に挫けフライング気味の撮影。 輝面比99.997%の月はほとんどまん丸だが、輪郭が少々歪なのは大気のコンディションが今ひとつだから。 いつもとは趣向を変えてホワイトバランスをデイライトの設定で撮影。 未処…
食べかけのスイカのようにも見える欠け具合だが、夜明けのゾーンは表情が豊かだ。 真ん中付近で臍のように見えるのがテオフィルスクレーター。 これで直径100kmと知っても、そうそう簡単には大きさの感覚は掴めない。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(5…
もう少し薄い三日月から四日月あたりが好みだが、旧暦五日頃の月も夜明けのゾーンが変化に富んでいて見応えがある。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース) / CASIO EX-Z850
夜明け前、4時半頃にお月見と洒落込んでみた。 酔狂な時間だが、まぁいつもの夜勤明けなのだ。 夜明け前に東を昇る月は、そろそろ「有明の月」を具現している。 十六夜以降、朝にも残っている月を指す言葉らしいが、 明け染め始める東の空を逃げる月にこそふ…
○待月シリーズ最後の今宵は、月出から数時間雲に覆われていた。気まぐれに姿を現す雲間の月にも秋の風情が漂うものだ。 撮影データ :Canon EOS 20D + EF400mmF5.6L USM / 2012.11.03 / 横浜市 背筋に忍び込む冷気に耐えながら、撮影機会をひたすら待ち続け…
今宵は雲が多く、雲間を窺いようやく撮影できた。 なんとか明晩の更待月まで撮影できれば「○待月シリーズ」が完結できるのだが・・・・ それにしても一昼夜経過した割に欠けの進行が遅いように見える。秤動とも関係しているのだろうが、月の自転と公転が綾な…
左下に木星、右下に赤く妖しいアルデバランを従えた月は、肉眼で見た美しさと裏腹にスコープ越しのアップは耐えきれないほどユラユラと頼りない。一見すると穏やかな夜空だが、ここ数日では最悪の大気コンディション。地表は穏やかだけど、上空は偏西風が吹…