天体

立待月(月齢15.988)

理屈が分かっていれば当然なのだが、満月の出と日没は概ね同時刻となる。 今宵は東京の月の出が17:38、日没は16:47だったので、月が昇り始めたのは日没後小一時間経ってから。 この時間差を立ったまま待てるほどという意味で立待月。さらに居待月、寝(臥)待…

十六夜(月齢15.018)

こちらもまた「いざよい」だけど、十五夜であることの多い満月と区別する意味を込めて十六夜を選択。 今朝の4:49、満月を迎えた直後に西没。今宵再び地平を超えた月は、肉眼でも僅かに分かるほどの欠け具合。 撮影時点で地球から404,386km。一日で青森-鹿児…

十五夜(月齢13.953)

栗名月は旧暦十三夜だったが、今宵は十五夜、そして明払暁4:49は満月を迎える。 だが月没時刻が5時頃とあっては満月観望もままならない。8時間ほど早すぎるが十五夜の月を撮影してみた。 それにしても月が遠い。 50xアイピースを用いての満月撮影の常用焦点…

上弦の月(月齢6.918)

何しろ1972年の曲だし、吉田拓郎の「旅の宿」を知っているのはせいぜいアラフィフ辺りからか。 「浴衣のきみは尾花(すすき)の簪(かんざし)」とか「上弦の月だったっけ」などといったフレーズが歌われていることから、今宵の月あたりが頃合いかと思う。別…

七日月(月齢5.861)

今宵はオリオン座流星群が極大を迎える。新月なら理想的なのだが、月齢6の月はそこそこ明るい。 月没の22時以後、東の空を昇るオリオンの右腕辺りを注視することにしよう。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース) / CASIO EX-Z850 / 横浜市

十六夜(月齢15.380)

旧暦十六夜は「いざよい」と読む。「ためらう」を意味する「いざよう」が語源で、前夜の満月より遅い月出を「躊躇う」と感じた古人の感性が生んだ呼称だ。 同音で不知夜月の字を当てることもあるが、こちらは夜と思えぬほど明るく照らす月といった意味なのだ…

下弦の月(月齢21.980)

日中はまだまだ暑いけど、夜は秋めいて過ごしやすくなってきた。 虫の音を聞きながらのお月見はまた格別の風情。 今宵の月は木星にエスコートされているようだ。デジタル一眼レフで撮ってみたけど今ひとつパッとしない。 高度が上がりきれない地平が写り込む…

青い満月(月齢13.910)

グレゴリオ暦ではひと月に二回満月が巡ることがあるが、最近は月内二巡目の満月をブルームーンなどと小洒落れた呼び方をするようだ。今夜を逃すと次は2015年7月31日まで待たねばならないのだからそれなりに希少ではあるかもしれない。 だがブルームーン本来…

小望月(月齢12.895)

今宵は旧暦十三夜。満月まで丸一日を残しているので、拡大した月は見かけの左側がまだ闇を脱しきっていない。 古人はわずかに欠けた十三夜の月を小望月と呼び、満月(望月)と等しく美しいと愛でたという。なかでも旧暦長月(九月)の十三夜は「栗名月」と呼…

八日月(月齢7.748)

視力の老いた目には綺麗な上弦月と映ったのだが、スコープで拡大してみると一日遅れの感がある。調べてみたら昨夜の23時頃だったようだ。残念。 ほんの数分ベランダに出ただけなのに、嫌というほど蚊に刺されてしまった。 油断大敵、まだまだ虫除けが必須の…

朝に没する不知夜月(月齢15.660)

日の出に追われるように十六夜の月が沈んでいく。昨夜の月出時点では未だ満月かと見紛うほどに丸かった輪郭も、見た目にはっきり欠けている。満月を折り返した月のダイエットが加速する。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース) / CASIO EX-Z8…

木星

今年一月に撮影した木星と比べるとかなり遠ざかっていることが実感できるけど、相変わらず夜空での存在感は王者の風格。 小口径のデジスコでも100枚以上をコンポジットすれば多少は見られる画像となるようだ。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイ…

明けの明星(金星)

8/1〜8/7は「スター・ウィーク2012」だそうで、各地でいろいろな催しが行われている。 だからということでもないが、未明の東に輝く「明けの明星」撮ってみた。 6/6の太陽面通過が記憶に新しいところだが、当時の新月状態から半月状に近いところまで満ち…

真夏の望月(月齢13.494)

より正確には本日正午過ぎに満月となるのだが、その時間に満月が照らしているのは地球の反対側となる。撮影した1時16分は11時間ほどフライングだが、概ね満月ということにしておこう。 向かって右側の輪郭は明瞭だが、左の輪郭が僅かに翳っている。輝度100%…

十九夜(月齢18.955)

高度が低いので揺らぐ大気の影響を大きく受けている。小刻みに暴れた輪郭が雄弁だ。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース) / CASIO EX-Z850 / 横浜市青葉区 / 2012/06/26

十日夜(月齢9.737・9.799)

月の古名が俄然情緒的なのは満月を過ぎた不知夜月(十六夜)から下弦の頃にかけてではなかろうか。立待月に居待月、そして臥待月(寝待月)から更待月と続く古称は日々遅くなっていく月の出の時刻を反映しているが、光源氏もかくやと思わせる妻問婚の趣があ…

七日月(月齢6.804)

久しぶりに見た月は、かすかに青味を残す南西の空を駆け足で降りていく。 そういえば梅雨の晴れ間は大気が安定しているはずだと家路を急ぎ、慌ててセッティング。 月の満ち欠けは普遍の時間を刻むけど、凡人の観念では早かったり遅かったり。修行が足りない…

金星の太陽面通過

何ヶ月も前から宣言し、日中の仕事を断ったというのに、関東南部は太平洋上の台風3号に祟られ朝から時折雨模様の薄暗い曇天。恨めしく見上げる空は幾層もの雲がまちまちの速さで南に向かっていく。それでも諦めきれずに見上げ続けていたら正午少し前頃から…

十一日月(月齢10.560)

月を望遠鏡で眺めるなら月齢10前後が楽しい。三日月は鋭利で触れがたく、半月は造形に過ぎる。そして満月は平盤だ。おそらく欠け具合も月の立体感を最も際だたせる頃合いなのではないだろうか。さらに月を代表する二大クレーター、コペルニクスとティコの見…

七日月(月齢6.418 - 6.447)

暮れゆく月にスコープを向けてみた。そよぐと表現するには強めの風だが、案外揺らぎの少ない好条件。風に三脚を揺さぶられないよう、あまり脚を伸ばさず低めにセッティング。 最初の一枚は未だ暮れゆく青が残る空に浮かぶ18:50頃の月。カメラの水平を保って…

雲上の金環日食

我が家周辺は金環ゾーンのほとんど真ん中。が、天気は南の沿岸部から崩れはじめているらしい。地元に留まるか少しでも北上するか、天気図とにらめっこしながらギリギリまで迷う。 迷ったあげく地元の農道でセッティングを完了したのが日食が始まる15分前。こ…

AR1476 モンスター級の太陽黒点群

昨年は太陽黒点の消失が紙面に載ったが、今度はモンスター級の黒点出現が話題を呼んでいる。 「高気圧はVENUS達の交差点」と歌ったのはサザンの太陽は罪な奴。太陽磁気嵐と紫外線の交差点は困りものだけどね。 地球の10倍、太陽に黒点を観測 爆発現象が7…

夜明けの更待月(月齢19.556)

夜間の仕事が続いているのでフラストレーションが溜まり気味。そんな中、故障したデジスコ用のデジカメに換わるべく、取り寄せしていた中古のデジカメEX-Z850が入荷。早速店頭に取りに行き、仕事から帰宅した早朝の月を試写。スコープはそのままだし故障した…

太陽

来る金環日食に備え機材の調整。画面センターへの導入やデジスコで使用するアイピースの選択等は概ねOK。 太陽撮影用NDフィルターの固定方法にも目処が付いた。残る課題はピント調整だが、AFだと迷うなぁ。デジカメ側のテレ端で太陽黒点にMFしてワイド端にズ…

望月(月齢14.216)

旧暦だと十五夜だが、満月を迎えるのは撮影から15時間後の明日(5/6)12:35。つまりお昼頃なので月は地球の裏側で輝くこととなる。ほぼ同時刻、地球-月間の距離は356,955kmとなり、この瞬間が今年の最近点となる。平均的な満月よりは14%大きく見え30%近く明る…

十七夜(月齢15.950)

向かって右側から欠け始めてはいるけれど、払暁の4:19が満月ピークだったので今宵はまだ満月の範疇なのだろう。 けれど旧暦では十七夜の立待月。漠然とだが立待月は満月から十六夜を経て肉眼ではっきり分かるほど欠け始めた頃だと思い込んでいた。なんだか「…

太陽と太陽黒点

5/21の金環日食に備えて用意した太陽撮影用フィルター(marumi DHG ND-100000)は58mm径。撮影で用いる予定のフィールドスコープはフィルター径86mmなので、スコープ付属のねじ込み式レンズキャップをくり抜いてステップダウンリングを自作した。 硬質ビニール…

火星(Mars)

月、金星を撮った勢いで筒先を遠ざかりつつある火星に向けてみた。 西空と異なり大気が安定していたので、ここぞとばかりに連写。 計50枚からのコンポジットで極冠がクッキリ見えてきた。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース) / CASIO EX-Z8…

金星(Venus)

デジスコの最大倍率で金星を等倍切出。 相変わらずユラユラだったが、比較的まともな8枚をコンポジットしてみた。 これまで撮った中では一番クッキリ写せたかも。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース) / CASIO EX-Z850

六日月(月齢4.817)

旧暦だと六日月なのだが、道行く女性がは三日月だとはしゃいでいた。三日月ってのは・・・・などと野暮は言うまい。 その月を昨夕とほぼ同時刻に撮影。たった一日だが、随分見え方に変化があるものだ。 夜明けゾーンのクレーター群は迫力を増しているけれど…