青い満月(月齢13.910)

 グレゴリオ暦ではひと月に二回満月が巡ることがあるが、最近は月内二巡目の満月をブルームーンなどと小洒落れた呼び方をするようだ。今夜を逃すと次は2015年7月31日まで待たねばならないのだからそれなりに希少ではあるかもしれない。
 だがブルームーン本来の意は月が実際に青く見える現象を指している。火山の煤煙や大気のガスによる影響で青みがかって見えることがごく稀に発生するらしい。願わくば見たいものだが、火山の噴火に絡むとすれば考え物だ。

 満月のほぼピークタイムなので、全周の輪郭がくっきりしている。下端の南極付近がわずかに翳っているが、今宵の満月は太陽・地球、そして月を結ぶラインがピークでも少々ずれている証左というわけだ。
完璧な満月は限りなく月蝕となるのが理屈だもの。

 ↑はデジタルカメラのホワイトバランスをタングステン(電灯光)に設定して、「ブルームーン」を撮ったらブルーに写るというイタズラ撮影。レタッチなどの画像処理は不要だ。

撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース) / CASIO EX-Z850 / 横浜市 / 2012/08/31 22:44:32