磯鵯(イソヒヨドリ)♂

【スズメ目ツグミ科】
 猛禽の情報をいただいて多摩川までプチ遠征したものの、生憎の雨また雨にお目通りもかなわず撤退を余儀なくされた。
帰り支度をして背後を振り向くと、ちょっと意外な奴がいる。
雨の中、デジスコを組み立て直して咄嗟撮影。
猛禽想定の50xアイピースだったが、何とか撮影することが出来た。
イソヒヨドリは本来海浜の鳥。
河口から十キロ以上の中流域にいてもおかしくはないけれど、想定できる遭遇ではなかった。
 
 そのイソヒヨドリだが、海浜で見る♂の羽衣はもっと濃いブルーだったような気がする。
が、カワセミオオルリなど鳥類の青い羽衣は色素に依存しておらず、羽衣の微細な構造がプリズムの役割を果たし「青」と認識されるのだそうだ。
つまり、日差しの元では美しいブルーでも、光量が少なければくすんでしまうのが道理。
雨粒こそ写っていないけど、少々強めの雨中撮影。色味が鈍くても致し方なかった訳だ。

撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース) / CASIO EX-Z850 / 2012年09月 川崎市多摩区
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