月の古名が俄然情緒的なのは満月を過ぎた不知夜月(十六夜)から下弦の頃にかけてではなかろうか。立待月に居待月、そして臥待月(寝待月)から更待月と続く古称は日々遅くなっていく月の出の時刻を反映しているが、光源氏もかくやと思わせる妻問婚の趣があ…
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