野鳥雑記

だからさぁ

東京都府中市四谷のネギ畑に、国内では珍しいツキノワテリムク(スズメ目ムクドリ科)が訪れている。 美しい姿に、近所の人たちは、飛び去らないようにと、餌を置いた止まり木を畑に据え付けた。 本来はアフリカに生息する。翼の青色と腹のオレンジ色が特徴…

餌付禁止のムーブメント

都立井の頭公園(東京都武蔵野市、三鷹市)の井の頭池で、鳥や魚への餌やりをしないよう求めるキャンペーンが3月1日から始まる。餌の麩(ふ)の販売をやめ、チラシを配る。野鳥への悪影響を指摘していた市民グループ「井の頭かんさつ会」と、水質浄化運動…

絶滅危機ツル導き1900キロ 超軽量機を刷り込ませ

絶滅の危機にある北米のアメリカシロヅルを救うため、非営利組織「渡り計画(オペレーション・マイグレーション=OM)」が、越冬地への渡りを助けている。超軽量飛行機で鳥を先導する手法で、昨年末に初めて一羽残らず無事に送り届けた。その後の竜巻で大…

水辺の鳥受難

世界の水鳥の群れのうち4割以上で数が減り、既に絶滅した群れもあるなどとする生息状況調査を、国際的な環境保護団体ウエットランド・インターナショナル(本部・オランダ)が10日までにまとめた。 http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2007021001000121.htm…

集団疎開?

この冬になって我が家周辺の林を巡回するカラの混群にヒガラが混じっていることに気付きました。観察4年目にしてはじめてのことです。 例年になくカケスが多かったり、ウソやシメなどアトリ科の冬鳥の当たり年だったり、よほど山地の餌不足が深刻なのでしょ…

ハクチョウの餌付け報道

本格的な寒波が到来し、各地でハクチョウの餌付けが話題になっています。ほとんどの新聞やテレビニュースは「微笑ましい」話題として配信していますが、これって本当に「善いこと」なんでしょうか。 人間依存でないと冬を越せないハクチョウにしてしまうこと…

無駄を覚悟で

アクセスログをチェックすると明らかに野鳥の飼育を目的としたキーワードが少なからずあります。願わくば傷病鳥の保護のためであって欲しいけど、おそらく大半は非合法な野鳥の捕獲や飼育、さもなくばエゴ丸出しの餌付けのためでしょう。野にあってこその、…

野鳥の餌付け

神奈川県のとある公園池では、餌付け禁止の看板を無視して群がる水鳥に餌を投げ与える行為がまかり通っており、カルガモ・マガモなどのカモ類にバンやオオバン、果ては本来魚食性のカイツブリの幼鳥までがパン屑に群がっています。おそらくあのカイツブリは…

防鳥ネット

稲穂が重くなる頃から刈り入れが終わり天日干しまでの期間、防鳥ネットを張る稲田が増えてきました。一度でも稲穂に群がるスズメの大群を眼にすれば、農家にしてみれば無理からぬ事情も察せられます。 一方で防鳥ネットの犠牲になる野鳥も少なからず発生しま…

スズメ大量死のその後

旭川市など北海道各地で昨年末以降、計千五百羽を超すスズメが死んでいるのが見つかった問題で、麻布大(神奈川県)の宇根有美・助教授(獣医学)らが、数羽の死骸(しがい)から、サルモネラ菌の一種で人間にも食中毒を起こすネズミチフス菌を検出した。 Ch…

カモの渡来状況

昨シーズンはヨシガモが来ていた池にカモの渡来状況を見に行ってきました。 確認できたのはコガモ・ホシハジロ・マガモの3種。例年やって来るオナガガモ・ヒドリガモ、それにキンクロハジロはまだのようです。肝心のヨシガモは今期もオスが一羽だけやって来…

カイツブリ親子のその後

一時期巣作りからヒナの誕生までを追ったカイツブリ親子ですが、明るい内に訪ねてみると池は森閑とした様子。実は数日前の薄暮の時間に立ち寄ったときに、ヒナらしいシルエットが一羽見えただけだったのでちょっと気になっていたんです。通りがかった方に事…

八重山で出逢った鳥たち

まだまだ同定できていなかったり自信がなかったりする鳥もいるのですが、概ねこんなところです。太字は撮影できた種類ですが、証拠写真レベルもひっくるめてます(汗) 期待していた中ではリュウキュウヨシゴイやズグロミソゴイに出逢えなかったのが残念。き…

フンボルトペンギン悲喜交々

YOMIURI ONLINE>http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060709it02.htm 皮肉な現状だけど、培った技術は活かして欲しいものです。 それにしても、そんなに日本の気候に適合しているのなら無作為のカゴヌケなどで帰化する可能性もあるのかな。 海鳥の観察…

絶滅鳥ドドの骨の化石発見

17世紀に絶滅したドド(またはドードー)と言えば真っ先にルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」を思い出しますが、確かハトの仲間でしたね。

鳥の先祖

少しずつ解き明かされていく鳥の進化過程。恐竜や鳥類を取り巻く進化史には心が躍ります。 リンク先の想像図からはカモというよりアビを彷彿しますが、大きさはカイツブリに近いのかな。 毎日新聞>http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20060…

セキレイの識別

混乱しがちなハクセキレイとセグロセキレイの識別。ポイントは幾つかありますが、特徴的なのは目の周辺。 目の上下が白く、黒い過眼線があるのがハクセキレイ。目の上だけ白く下が黒いのがセグロセキレイ。 早い話が頬(ホオ)の違いに注目。白ければハクセ…

保護から駆除へ

先日訪れた相模川ではカワウの駆除が行われているそうです。つい最近までは水質悪化による激減が心配されていたのに、増え始めた途端に厄介者ですからカワウもたまったものではありません。 カワウが厄介者とされているのは大きく分けて二つの理由によります…

シジュウカラのペア

しばらく前から放映している製薬会社のコマーシャル。鹿おどし(シシオドシ)で遊ぶ小鳥です。 大鵬薬品(最下段のハルンケア)>http://www.taiho.co.jp/healthcare/tvcm/index.html 二羽の小鳥はシジュウカラですが、よく見るとちゃんとオスメスを描き分け…

バードストライク

着陸直前のエア・ドゥ機(B-767)に数羽の鳥が衝突。幸い大事には至りませんでしたが修理のため17日まで欠航などの影響がが続くそうです。少数機でやり繰りしている非メジャー系の航空会社には辛いところですね。 それにしても高度600メートルとは鳥の飛行高度…

スズメ 謎の大量死

鳥好きとして気にかかるのが旭川発のこのニュース。 いわゆる鳥インフルエンザのウイルスは未検出のようですが、とにかく原因究明が急がれます。 朝日(北海道)>http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000604110004

珍鳥狂想曲

オガワコマドリ渡来>http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060228ik01.htm あらら、とうとう読売新聞の夕刊に掲載されちゃいましたねぇ。これでさらに人出が増えそう。 しばらく前から耳に入っていたのですが、100人とも200人とも聞くギャラリー…

死亡野鳥情報専用ダイヤル

2年ほど前のことですが、泣きながら帰ってきた娘の腕の中にはぐったりしたオスのキジが。友人と遊んでいる時に見つけたらしいのですが、手当を施すまでもなく昇天してしまいました。管理組合の理事長さん達とマンション敷地内の雑木林に埋葬しましたが、少…

餌付けはやめよう

ハクチョウに限らず餌付け=愛鳥だと思い込んでいるおめでたい人が多すぎますからね。 ニュースソース>http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/ibaraki/news/20060201ddlk08040104000c.html ところで豪雪を逃れて例年よりも南下したコハクチョウ達は、先住の…

緑の回廊構想

このニュースが伝えている地域はまさしく私の徘徊エリア。 そうなんですよ、行政区分が緑地や里山保全の邪魔をしているとは思っていました。 ついでに里山を切り崩して建てる階段(雛壇)型マンションの建設も、全域で規制して欲しいものです。 ニュースソー…

ヤンバルクイナ絶対防衛圏

昨年10月にここでも紹介した沖縄本島のヤンバルクイナ保護対策。マングース北上阻止の防護柵続報です。 施工に着手したとのこと、効果の程に期待しましょう。 とは言え、既に進入したマングースや野良犬猫をどう駆除するのか、まだまだ目が離せないなぁ。 沖…

県の鳥

日本の国鳥はキジ、そして私の住む神奈川県の鳥はカモメです。 ですがこのカモメ、名前がメジャーなほどには見かけません。東京湾で見かけるのは同族のユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメ、そしてオオセグロカモメがほとんどなんです。皆無というわけではな…

釣り糸カモ救出

上野の不忍池で釣り糸の絡まったカモを助けたというお話し。 参考URL>http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/tokyo.html?d=15mainichiF0116m090&cat=2 根がかりしたりポイ捨てされたテグス(釣り糸)やルアー(疑似餌)によって起きる鳥の悲劇は、…

小型の冬鳥が半減

suemeさんのところから拾わせていただいたニュース。 中国新聞>http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200601080108.html 鳥見を趣味にしてまだ3度目の冬にすぎませんが、私の徘徊する南関東のフィールドでも概ね同様の感触です。 でもルリビタキやアオジな…

なかなか逢えなかった鳥・撮れなかった鳥

日本の野鳥図鑑に載っている鳥種の大半は未だ見たこともありませんが、そこまで高望みじゃありません。