2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

里山野鳥図鑑

いささか間抜けで面目ないが、本家サイトT's Photo Worksのコンテンツ[里山野鳥図鑑]がいつのまにやら100,000アクセスを達成していた。2007年6月の仮公開から4年2ヶ月、100,000アクセスは行間だらけのタレントブログなら軽々と一日で達成する数字だろう。だ…

夢は36光年を越えHD85512bへ

鴨川シーワールドの海獣たち

横浜ベイブリッジからアクアラインで東京湾を一跨ぎ。房総半島を横切ると陽光溢れる外房の海が現れた。八月最後の日曜日、一日ぐらいは家族の夏休みを実感したいとの声に押されて十数年ぶりの鴨川シーワールド。すっかり童心に返って過ごしてきた。 まず出迎…

隼(ハヤブサ)

【ハヤブサ目ハヤブサ科】環境省レッドリスト絶滅危惧II類(VU) 最近発表されたゲノム解析によれば、ハヤブサやチョウゲンボウなどタカ目ハヤブサ科の仲間は同目のワシ・タカよりスズメやオウムの仲間に近いそうだ。 このニュースそのものは遺伝子研究が従…

鷭(バン)

【ツル目クイナ科】 地味な体色には似合わぬ異相だが、赤いクチバシが額に伸びた部分は額板と言うのだそうだ。カモの仲間に混じって泳ぐ姿を見る限り、水掻きを持たないとは信じかねる泳ぎっぷりで、出会い頭に遭遇しても飛ばずに泳ぐか走り去る。思い返すと…

不知夜月(月齢14.734)

暦の上では満月なのだが、実際の月齢と日付のマジックとでもいうべきか、満ちていたのは夜明け前。半日以上経過した今宵の月は既に欠けはじめている。むしろ十六夜(いざよい)と呼ぶべき形状だが、旧暦ではあくまでも十五日。今宵は「不知夜月」の字面を用…

四十雀(シジュウカラ)

【スズメ目シジュウカラ科】 猛暑に水浴びとくれば涼をとっていると思いがちだが、野鳥たちは凍てつく冬にだって水を浴びる。体温調整の意味があるのかどうか分からないが、主な目的が身繕いであることは間違いないだろう。水浴びにはいろんな危険が潜んでい…

金環日食休暇

天体望遠鏡や双眼鏡のメーカーであるビクセンが来年5/12を金環日食休暇とするそうだ。 2012年5月21日「金環日食休暇」のお知らせ > http://www.vixen.co.jp/info.htm いかに光学メーカーと言えど、こうした発想の出来る会社は社員にとっても良い会社なんだ…

小望月(月齢13.776)

少しだけ雲が薄れた22:18の月。レタッチでトーンカーブをコントロールし、なんとか見られる画像に調整。 満月(望月)の払暁3:57まではおおよそ6時間。暦の上では小望月(幾望)だが、明日の夜に現れる月よりはよほど満月に近い。 撮影データ :Kowa TSN-824…

十三夜(月齢12.714)

これぐらい丸くなってくると満月と見紛う人もいることだろうけど、満ちきるのは明後日の払暁頃となる。旧暦に照らし合わせ十三夜としたけれど、小望月(幾望)といっても差し支えないかもしれない。 満月に近づき、月の照らされ具合はほとんど順光となってき…

無風の月(月齢11.718)

野鳥メインを謳う拙ブログとしてはいささか不本意なのだが、週末の外出がままならず連夜の月撮りでお茶を濁している。今週末こそは鳥撮りに出掛けたいのだが、果たしてどうなることやら。 さて、その月撮りも昨夜までと同じズーム比(f=11.8mm/2838mm相当)…

熱帯夜の月(月齢10.699)

日が暮れても爽やかさが微塵もない熱帯夜。月にスコープを向けてもユラユラと大気がうごめいているようで、輪郭が歪んでいる。 気がつけば随分肥えてきた。満月は日曜未明に迫っている。 昨夜のコペルニクスに続き、今日の最大倍率(35mm換算焦点距離は5700m…

十日夜(月齢9.669)

旧暦十日の月は十日夜と書いて「とおかんや」と読む。 この前後の月齢だと夜を脱したコペルニクスクレーターが月のヘソのように見えるのだが、南半球の盟主ティコクレーターももっとも立体感のある頃合いなので、月を代表する二大クレーターの競演といったと…

六日月(月齢5.656)

肉眼で見る19時24分の西空には仄かな残照が残り、心なしか深い藍色に見えるのだが、月の輝度に露出を合わせると背景はすっかり漆黒となってしまう。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース) / CASIO EX-Z850

霞月

残照の余韻が旧暦六日の月を包む。 沖縄付近を進む台風9号の影響もあるのだろう。日が沈んでもジットリと汗ばむ重い空気が淀んでいる。 蝉時雨の公園を通り抜け、久々に日の暮れきれぬうちに帰宅。薄雲の織りなすグラデーションと月面の表情が辛うじて両立す…

雀(スズメ)

【スズメ目ハタオリドリ科】 人や犬猫などの哺乳類と同様で、鳥類も伸びをしたり体を掻いたりなかなか忙しい。スズメのそれは可愛いで済むけれど、限りなく鳥類に近い恐竜、それも大型のティラノサウルスあたりだと迫力がありそうだ。などと、戯れるスズメを…