旧暦十日の月は十日夜と書いて「とおかんや」と読む。
この前後の月齢だと夜を脱したコペルニクスクレーターが月のヘソのように見えるのだが、南半球の盟主ティコクレーターももっとも立体感のある頃合いなので、月を代表する二大クレーターの競演といったところだろう。
コペルニクス周辺を我がデジスコシステムの最大倍率で撮影。50xのアイピースにデジカメのテレ端。計算上の35mm換算焦点距離は5700mm相当。倍率は114倍となる。ちなみに上の月全景は2838mm相当で57倍。
画像のやや左上方、もっとも目立つクレーターがコペルニクス。実際の直径は93kmあり、深さは3800m。クレーターの中心に立つことが出来たなら、取り囲む外輪山はさぞかし高く感じることだろう。
撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース) / CASIO EX-Z850