秋深まるが気温は・・・・

モズ(百舌)♀

 エアコン不要の季節となれば窓開け走行がヒゲボウズの基本スタイル。信号待ちの間は窓外からの野鳥の鳴き声にも耳を澄ます。このところ街中はともかくちょっとした田園地帯や川沿いを走行するとなかなかの頻度で「キィー キチキチキチ」と鋭い鳴き声を耳にする。冬が来る前の縄張り争いが活発なこの時季特有の鳴き声で、高鳴きと言われるモズの威嚇声。童謡「小さい秋みつけた」の一節「呼んでる口笛もずの声」というアレだ。

  獰猛なハンターにして小さな猛禽の異名を持つモズではあるけれど、日だまりでモフッと膨らんでいたりすると縫いぐるみの如き可愛さではある。そして熾烈な縄張り争いから一転、春先の繁殖シーズンが近づくと甘々な鳴き声で異性を求める。いわゆるギャップ萌えと言うのだろか、こうした辺りがモズの魅力なのだろう。

満タン1000Km

 購入以来3年半、昨冬からは仕事でも使いはじめたホンダフィット(Crosster e-HEV)。

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 高速主体の遠乗りは年に数えるほどで、もっぱら都市近郊の一般道を50-75Km/日のペースで走行している。低燃費が売りのハイブリッドとは言え猛暑の7~9月は下手をすると20km/L台を維持するのがやっとだった。昨年まで併用していたスズキのスイフト*1が純ガソリン車にもかかわらず真夏でも15~16km/Lだったことを考えると、ハイブリッドの恩恵としては物足りないと思っていた。

 そしてエアコン不要の季節。メーターパネルの平均燃費は28.0km/lをキープ。このクルマの場合は満タン方での実燃費*2と比較し7%前後の誤差があるので実燃費は26km/l辺りだろうけど、それでも真夏とは大違いな燃費をマークしている。エアコンがいかにエネルギーを浪費しているのか体感するには十分な結果だ。

  ヒゲボウズ的にはそれ以上にトリップA+航続可能距離が1000kmを超えたことが驚きだった。航続可能距離はある程度の余裕を持たせた数値で実際には+30km以上は走行可能なはず。つまり無給油1000kmを実感できる数値を達成したことになる。なにしろ一般道を流れに乗って走っている結果の数値、やるなホンダ。

 これから冬に向かってハイブリッド車の燃費は夏よりも悪化しかねない。エンジンの温度を保つための駆動時間が長くなること、そして空調の熱源として電気を消費するためだと考えられる*3。後続車にストレスを感じさせるような低燃費ノロノロ走行をするつもりは毛頭ないが、安全の為にも穏やかな運転を心がけようと思う秋。

*1:スイフト旧モデルZC72Sに仕事用と割り切って2年ほど使っていたが、基本に忠実な良いクルマだった

*2:給油毎に満タンとし、給油量÷走行距離で算出 毎回同一給油機を使うとより正確となる

*3:エンジン車だと冷却水の余熱を暖房に利用できるが、エンジンを冷やしたくないハイブリッド車では熱源として電気を消費する