風に吹かれて黄昏眉月

眉月

 新月(朔)直前、月齢27~28辺りの未明眉月なら幾度か撮影してきたのだが、新月後は月齢2.963が自己記録。宵闇迫る中、月齢2未満の薄い月を撮ることが数年来の懸案だったのだが、ようやくその機会を得た。

刻々と移ろう西空を、地球照を抱えた眉月が降下する。旧暦では朔を一と数えるので、さしずめ今夕は二日月。

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▲ 町田市街から丹沢・道志方面。

普段は出番の少ない組み合わせ、EOS 6D mark2 + EF70-300mm F4-5.6 IS USM。
特にEOS 6D mark2は昨秋新調したばかり。もっと使わねばと思いつつ、鳥見お月見は視野狭窄な世界。なかなかフルサイズ機のメリットを生かせない。

それにしても日暮からの風が冷たいことよ。小一時間の撮影中、仕事着の軽装をひたすら悔やんだ。

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▲ 2019/03/08 18:15:32(月齢1.715)
-Canon EOS 7D・EF400mmF5.6L USM + ExtenderEF2XII(合成値800mmF11)
-F11・1/10sec・MF・ISO800・トリミング(30%)・リサイズ

その冷風に起因する大気の揺らぎが激しく、ファインダーを通した月はピント合わせすら困難なほど揺れっぱなし。シャープな画像など到底得られないコンディション。

月も太陽も出入前後の高度が低い時は殊更大気の影響を受けやすく、くっきりした画像はなかなか難しい。まぁ撮れただけでも良しとしようか。

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