初日の出

月齢28.8の極細月が初日の出より40分ほど先に昇っているはずなのだが、どう目を凝らしても見つけられなかった。
朔まで14時間だと厳しいのだろうが、大気が清浄な環境ならばなんとか見られるのだろうか。

気分を切り替え、マンション敷地内の高台から初日の出を望む。
8年連続の定点撮影となったが、雲がないと間の抜けた構図になってしまう。
ゆらゆらガタガタの太陽と、蜃気楼のように揺れる鉄塔を思い切りトリミング。

撮影データ :Canon EOS 7D + Canon EF400mmF5.6L USM + 1.4Xテレコン / 2014年01月 横浜市青葉区

定点撮影した8年分の初日の出。
元日夜明の晴天もヒゲボウズの早起きも、よくまぁ続いているものだ。

撮影機材が不定なので定点撮影の意味も半減だが、雲に阻まれなかった年は概ね同じ位置に日が昇っている。
グレゴリオ歴の精度といってしまえばそれまでだが、身をもって知ることは正しい知識の得方というべきだろう。

それにつけても多少の雲はアクセントになるのだと実感できる。快晴に文句をつけるのも贅沢な話ではあるのだが。