GITZO G1349インプレッション

デジスコを主目的に導入したカーボン製4段三脚。
GITZO(ジッツォ)の中〜大型三脚は脚部とセンターユニットを任意に組める形式が多く、この三脚もカーボン4段の脚部G1348とギア無しセンターポールG1318を組み合わせたもの。本来3段の方が軽量なので用途に向いていると考えていたのですが、センターポールを使わない全高が半端に高すぎました。ショップでデモ機を触り倒した結果、最終段を使わず3段止まりで使う4段タイプの高さが丁度良い高さだったので、重量増を承知で4段をチョイス。別売のギア式センターポールG338を組み合わせたり4段全開でセンターポールを伸ばすと全高2メートルに達するというのも別用途で助かりそうです。

デジスコ用にはビデオ用オイル制動雲台GITZO G2380を組み合わせての総重量が3.95kg。カーボンと言えど結構堪える重さです。


 さて、以下はこの一月あまり、東北旅行や八重山旅行でも使ってみたインプレッションです。

  • 重さ

今までのManfrotto製カーボン3段055MF3より550g重いのですが、数値以上に重く感じます。デジスコを取り付けた状態(総計6.4kg)で肩に担ぐのはなかなかしんどいなぁ。肩の保護対策でオプションのレッグウォーマーをクッション用に取り付ける必要を感じました。

  • 剛性感

これは文句のつけようがありません。カタログ記載の耐荷重12kgは伊達じゃなさそう。600mm級の超望遠レンズも雲台さえ換えれば問題なく使えそうです。一旦揺れた後の振動収束も素晴らしく速く、少なくとも055MF3とは比較にならないほどの剛性感です。

  • 使用感

レバー式の三脚ばかり使っているのでリング式のGITZOは伸縮作業が面倒です。足の長さ調整で手間取っている間に逃したシャッターチャンスも一度ならずありました。購入時に想定したとおり最終段を伸ばさないで使うことがほとんどなのですが、石突と最終段の締リングが接近している構造なので、締リングに砂泥や水分が浸入してしまうのも困った現象。


 まったく三脚は剛性と使い易さのせめぎ合いですね。だけどシャープに撮れてナンボの世界だし、使い勝手や重さは泣いてもこの剛性は捨てがたいというのが素直な感想です。GITZO神話は生きてました。