一軸雲台

 デジスコでの野鳥撮影にはガッチリした三脚が必須だが、ハンディなEF400mm/f5.6LとEOSデジタルの組み合わせだと一脚を使うこともしばしば。
 その一脚だが、トラック競技や球技などのスポーツ撮影では雲台を介さずに一脚とカメラまたはレンズの三脚座を直結するのがセオリー。だけど樹上を狙う機会が多い野鳥撮影では仰角を得る必要から雲台が必須となる。
 そんな事情からこれまでは小型で剛性の高い自由雲台SBH-280を使用していたのだが、縦構図や水平の矯正はレンズの三脚座で行った方が重心が保持できる。むしろシンプルな一軸雲台の方が使い易いかもと考え、以前別用途で入手し手元にあったManfrotto234(ティルトトップ)を転用テストしてみた。

manfrotto 一脚  一脚ティルトトップ 234

manfrotto 一脚 一脚ティルトトップ 234

 結果は上々。自由雲台で起こりがちな手指の挟み込みや縦振り割り込みがずれて咄嗟に仰角がとれないトラブルが起こらず良好な使用感。縦構図や水平補正を考えると回転式の三脚座付きレンズが前提だが、一脚専用雲台としては価格も含め検討の価値有りとしておこう。