三脚座のメンテナンス

野鳥撮影の相棒は11年前に中古で入手したキヤノンEF400mmF5.6L USM。
このレンズの三脚座は内径にフェルトが貼られており、レンズの回転を滑らかに行えるようになっている。
だが、使用を重ねるうちにフェルトが潰れて回転がぎこちなく、締め付けロックも緩くなってしまう。
我が相棒レンズは気づいたときには摺動部の塗装が削れてしまっていた。

Canon リング式三脚座 A2 ホワイト

Canon リング式三脚座 A2 ホワイト

とは言えその程度のことで修理に出したり、単品で12,000円もする三脚座*1を買い換えるのも馬鹿らしい。*2
以来、1〜2年おきに植毛紙を自分で貼り替えるようにしている。

そして今日、ルリビタキと相対しているとき回転のがたつきとロックの緩みが気になった。
帰宅後2年ぶりの貼り替えを実施したところ、いやぁ貼り替えたては回転が滑らかで気分が良いね。
次回の野鳥撮影が楽しみだ。

尚、同型の三脚座はEF70-200mmF4L(新旧)と黒モデルがEF200mmF2.8LIIでもそれぞれオプションとして採用されている。
植毛紙と両面テープがあれば事足りるメンテナンスだし、粘着シート加工されている植毛紙も市販されている。

同型レンズもしくは同型三脚座を使用されているなら、まずはフェルト部のすり減り加減を点検することをお勧めする。

*1:中華製の社外品(ABS樹脂製)が約1/10の価格で発売されているけれど....

*2:製品名がいつの間にかリング式三脚座AからAIIに変更されているので劣化対策が講じられている可能性もある