高知空港でのANA機胴体着陸は大事に至らず良かったですね。テレビの前で手に汗握りつつ見入ってしまいましたが、冷静沈着で見事なランディングでした。
トラブルの続くボンバルディアDHC8-400のことや事故の詳細については私ごときに何が言えようですが、今回しみじみ思ったのはショルダーウィング(高翼)機の有用性。胴体着陸を想定した場合、胴体以外に突起物がなく胴体下面に燃料系統の配管が無いこの形式は降着装置が故障した際の安全性が極めて高いという思いを新たにしました。それだけじゃなく、ジェット機に比べると低い高度を飛行するプロペラ機では客席からの眺めも主翼に妨げられることがなく良好。観光要素の強いフライトは楽しいものになるはずです。
昨年のYS-11退役に伴う後継機の国土交通省案は低翼機ですが、今回の事故を教訓にショルダーウイングを検討していただきたいものです。
- Tpong案(2006/10/09記載)>http://d.hatena.ne.jp/Tpong/20061009/p2