デジスコの焦点距離換算とF値の計算方法

自分用の備忘録。月面撮影などで困らないように計算式を整理しました。
デジタル一眼レフ併用時ならデジタル一眼レフをスポット露出計代わりに使って、デジスコの露出ははマニュアルって使い方も出来そうだし。


焦点距離
焦点距離は接続するデジカメの焦点距離アイピースの倍率*1を掛けることで得られるが、感覚的に掴みやすい35mm換算の場合はデジタルカメラ焦点距離を35mm換算値に置き換えて計算すればOK。

[デジカメの35mm換算焦点距離] × [アイピース倍率] = [デジスコ焦点距離(35mm換算)]

カシオEX-Z850(f=7.9〜23.7mm)の35mm換算焦点距離は38〜114mmなので、32xアイピース(TSE-14WE)の場合はf=1216〜3648mm相当、50x(TSE-9W)だと1900〜5700mmとなる。


★F値
スコープの有効口径とアイピースの倍率、デジカメの焦点距離により計算する。

アイピース倍率] × [デジカメの焦点距離] ÷ [スコープの口径] = [デジスコF値]

となると32xアイピースの場合はカメラワイド端で32×7.9÷82=F3.1、テレ端だとF9.3。
50xアイピースに至ってはF4.8-F14.4なので、ズームアップするとシャッター速度が稼げないのも道理だなぁ。
明るさ故に21xアイピース(TSE-21WE)が魅力的かも。なんといってもf=789〜2394mm F2.8-6.1*2なんて一眼レフでは考えられない明るさだし。

*1:正式には対物レンズ(スコープ本体)の焦点距離÷アイピース焦点距離

*2:計算上はF2だがカメラ側レンズのF値が上限となる