久しぶりの月撮影

十三夜

明日の深夜1時頃が満月なのだが、天気予報によると観望は無理のようだ。

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デジスコ再調整中

 野鳥撮影では一眼レフと300~800mm超望遠レンズの組み合わせが一般的だ。画質は申し分ないのだが、倍率にこだわるほど重くかつ高価となるのが泣き所。800mmレンズとカメラボディを組み合わせれば5kgを超え、価格も200万以上を覚悟しなくてはならない。
だがデジスコという飛び道具も存在する。
デジスコデジタルカメラとスコープの造語だが、20~40倍ほどのフィールドスコープにコンパクトなデジカメをドッキングさせたシステムのこと。

仮に30倍のスコープにズーム比4倍のデジカメを組み合わせた場合、35mm-換算で3000mmを超える焦点距離を得ることができる。費用も1/4程度で済むとあって、10年ほど前はちょっとしたデジスコブームだった。

そのデジスコだが、ヒゲボウズのそれは故障&不調をきっかけにここ数年出番がないままだった。最近ようやく復活したので、調整をかねて一眼レフとの撮り比べを試みた。

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↑ フルサイズ一眼レフ(EOS 6D mark2)+ 400mm

400mmなんて所詮はこの程度の倍率。この組み合わせは野鳥には厳しいけど航空機撮影に最適だったりする。

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↑ APS-Cセンサー一眼レフ(EOS 7D)+ 400mm (640mm相当)

ヒゲボウズが多用する組み合わせだが、月を撮るには厳しい。

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↑ APS-Cセンサー一眼レフ(EOS 7D)+ 400mm x2テレコン (1280mm相当)

野鳥撮影ではほどよい焦点距離だが、我が廉価システムではマニュアルフォーカス。

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↑ デジスコ:TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) / Canon IXY210F(f=12.8m)

デジスコは35mm換算で2294mm相当の焦点距離。このカメラの望遠端なら3584mm相当までいける。

等々、デジスコの利点ばかりが目立つようだが、所詮は無理矢理コラボの付け焼き刃。速写性や画質など一眼レフには到底及ばない。要は使い分けだよね。

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