鴛鴦来たらば

オシドリ(鴛鴦)

 地元の雨水調整池に今季もオシドリが飛来。うれしさを禁じ得ない。

 気が付いたのは10日ほど前の夜明け前。目視で池面の数羽を確認するも、仕事に向かうところだったので撮影ならず。さらに数日経った先週日曜日、雨の合間に出向いてみたが池面には見当たらず。ブッシュの中を小一時間ほど探査してようやく見つけたのが下の一枚。  フレーム内に3羽潜んでいるのだがお分かりだろうか。肉眼はもちろん8Xの双眼鏡でも見つけられず、フィールドスコープ(32X)でブッシュ内を丹念に覗き込みようやく見つけることが出来た。

 あれから一週間、満を持しての今朝夜明け前にようやく撮れた遊泳ショット。  背中に立つ三列風切の飾り羽が発達したオスの成熟個体。日の出前の暗い条件だったがなんとか撮影出来た。  さらにこちらのオスは換羽未成の状態。ひょっとすると若い個体なのだろうか。  日が昇るとあっという間にブッシュの中に引きこもってしまった。真冬になれば数も増え警戒心も薄れると思うのだが、今のところ10羽に満たないこの群れはとても臆病に振る舞っている。例年通りなら行政による池畔の草刈りや正月明けのどんと焼きなど騒がしい行事があるはずだけど、無事に越冬してくれるよう祈るばかりだ。